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バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

丸投げでアドバイスを求める選手

近年、試合や練習内容を撮影した動画のURLを示して、見て欲しい、アドバイスが欲
しいと求める選手が増えてきています。

依頼された側は(Aとします)、フットワーク、各ストローク、戦法の意図、移動ス
ピード有無、得意なショット、打てないショットなどを観察しなければならないため、
大きな労力を必要とします。

一方、依頼する側は(Bとします)、すべて丸投げでアドバイスを求めてきます
AからBに、いろいろな改善点を指摘しても、Bは何も考えていないことが多いため改
善点の主旨、背景を十分理解できません。従って右から左に聞き流すのではないので
しょうか?
Aの労力が無駄になる可能性があります。
Bから、ここが問題だ! こうしたらいいと思う。という案があればいいのですが・・・。

レベルの高い選手及び指導者は、多面的に考える、調べる、専門知識を得ようとしま
す。その積み重ねの差は、埋めようがありません。

選手は、自ら課題を発見し解決する方法を広く深く考える必要があります。
それが間違っていたとしても仮説を立て、実際にやってみることが重要です。
トライ&エラーの繰り返しで正解が見つかることが多くあります。

もしかするとBは、課題を見極める糸口が見えないのかもしれません。
選手と指導者もしくは、第三者とキャッチボールできるツールがあれば糸口を発見で
き、課題を克服する方向性が見えるかもしれません。


以下の表は、以前このブログで公開した試合分析表です。選手が対戦して負けた相手
の特徴、次回対戦するときの対策、それまで自身をどう強化すれば勝てるのかを記載
する分析表です。あるレベルの選手には有効なツールとなり、課題解決の糸口になる
のではないかと考え作成したものです。


◆シングルス試合分析表


◆ダブルス試合分析表


課題を解決する方法を考えることは、実は楽しいものです。
それを自ら放棄せず考える、調べる、専門知識を得ようと努力する。その上で指導者、
他選手などと会話する、意見を聞くことが大きな成長につながるのではないでしょう
か?


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  1. 2019/11/18(月) 07:00:00|
  2. 方針
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試合の終盤スマッシュを打ち続けられない【質問と回答】

Q:男子高校2年生のYです。シングルスの試合で競っている中、3ゲーム目に入ると
スマッシュを打つことができなくなります。それでも断続的にスマッシュを打ってい
くとバテてしまい、動きが止まってしまいます。練習中のランニングでは、常にチー
ムトップを走っているのでスタミナには自信があります。どうして試合中にバテてし
まうのでしょうか?

A:まず、ランニングについてお話します。ランニングは一方方向に同じ動作を繰り
返す有酸素運動です。バドミントンは、ホームポジシンなどで一旦止まってから急激
に動き始めたり、打った後の方向転換も頻繁に行います。ジャンプ、サイド跳びつき
なども行うため一方方向に動くランニングとは運動動作が全く異なります。
そして、何よりもシャトルを打つ動作があるということです。特に最速で打つスマッ
シュを断続的に繰り返すとスタミナが大きく消耗します。
また、予測とは逆方向に打たれた際、踏ん張って両足に力を入れて逆方向に動くとき
にもスタミナが消耗します。
このようなことから、競ってラリーが続いた時のバドミントンの試合では、ランニン
グと比べると運動強度が非常に高くなります。選手の競技レベルや対戦相手、年齢に
よって異なりますが、Y選手ですと最大心拍数の80%~90%近くになっていると推測
します。

◆シングルスの試合中の心拍数モデル(トップレベル選手)
シングルス試合中の運動強度モデル  

Q:
ランニングが速いからバドミントンのスタミナがあるということではないのです
ね?

A:そのとおりです。運動動作と運動強度が異なるため、ランニングを毎日実施した
としてもバドミントンのスタミナ向上には、直接的に寄与するわけではありません。
バドミントン特有の動き始めの速さ・方向転換のスピード、ジャンプ、サイド跳びつ
き、デセプションに対する対応などは、個々のトレーニングもしくはスピードノック
練習やスタミナノック練習もしくはフットワーク練習で順化して行くことができます。
そして、スマッシュを打ち続けることでスタミナが大きくロスする課題は、以下の方
法で解決していきましょう。

1. スマッシュを打つ練習を行う
・週1回~2回ノックで少し動きを入れてスマッシュを打つ。1セット当たり10球~20
球を2名~3名1組でオールアウトまで実施する。(A選手⇒B選手⇒C選手とローテー
ションし、もうこれ以上できなくなるまで実施)

・ノックの代わりに、少し動きを入れたスマッシュの素振りを最速で行う。条件は上
記と同じです。

実施する時間帯は、オールアウトまで実施するため練習の終盤がいいでしょう!
実施する対象選手は、中学生・高校生以上の年齢で中級レベル以上の選手

Q:スマッシュを集中的に打つ練習は、全く行っていませんでした。チーム練習では、
自分だけ特別に実施することができないので、空いている時間にコート外で素振りの
スマッシュを実施します。

2. スマッシュを打つために必要な筋肉を強化する
スマッシュを打つ練習・素振りの練習だけでは十分ではありません。スマッシュを打
ち続けるために必要な筋肉を強化しましょう。実施することで障害予防にもつながり
ます。
ターゲットの筋肉は以下のとおりです。
大腿四頭筋、ハムストリングス、下腿三頭筋、腹筋(腹直筋・腹斜筋)、背筋、大胸筋、
上腕三頭筋、上腕二頭筋、広背筋、三角筋、円回内筋、回外筋などです。
スマッシュは全身運動ですので、ほぼ全身の主要な筋肉が対象です。

実施する対象選手は、中学生・高校生以上の年齢で中級レベル以上の選手
中学生は、筋持久力トレーニングを実施。高校生以上は、最大筋力向上のトレーニン
グを実施。同じ部位のトレーニングを週2回を目途に実施しましょう!

Q:自分のチームでは、筋力トレーニングを実施する器具はありません。

A:自分の体重を負荷(自重)にして実施する。さらに鉄アレを持って実施すること
で補うことができます。自重で行う筋力トレーニングの本は、本屋さんで購入できる
ので参考にしてください。やろうと思えば、自宅でもできるはずです。

A:バドミントンのスタミナを構成する因子は、コート内で速く動き少しの休みを挟
んで動き続ける能力とスマッシュやカット、クリアなどを打ち続ける能力を合わせた
ものだと言えます。
特にダブルスは、スマッシュを打ち続ける能力は必須です。

Q:回答ありがとうございます。頑張って実施してみます。


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  1. 2019/10/30(水) 07:00:38|
  2. 理論
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バックハンドワイパープッシュの技術練習【動画と解説】

9月21日(土)~22日(日)大牟田市で開催したレベルアップキャンプ@九州での練
習の一部を動画と解説で公開します。

シングルス及びダブルスで対戦相手が打ったヘアピンやスピンネットをプッシュする
ときは、ワイパープッシュで行います。ラケット面がネットにタッチせずフォルトに
なる可能性が非常に低くなります。
グリップは、下記の図左のグリップで行ったほうが打ちやすいでしょう!

◆バックハンドグリップ
バックハンドグリップ 

◆バックハンドワイパープッシュの技術練習



相手のヘアピンがネットの白線ギリギリに返球されたら、テイクバック動作を極力
   短くする、もしくはテイクバック動作を無くして打ちます。

ネット前から跳びついてワイパープッシュを打つ場合は、右足で床を蹴って右足か
   ら着地して打ちます。(右利き選手の場合)

ネット前のワイパープッシュをマスターしたら、今度は応用技術練習を行いましょう!
ダブルスで後衛に位置していてスマッシュをドライブ返球されて、その球をネット前
に返球する際、ワイパーを使います。
また、ハイバックでは、テイクバック動作を加えてワイパーのドロップを打ちます。
基本になるのが、ネット前のワイパープッシュの技術ですので、しっかりとマスター
しましょう!


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  1. 2019/10/23(水) 07:00:00|
  2. 技術
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バックハンドトルクプッシュの技術練習【動画と解説】

9月21日(土)~22日(日)大牟田市で開催したレベルアップキャンプ@九州での練
習の一部を動画と解説で公開します。

今回は、ダブルスの前衛で、対戦相手がドライブレシーブしてきた球をバックハンド
でプッシュする技術です。顔の横もしくは顔より少し上に返球された球をラウンドの
フォアハンドでプッシュしようとすると、しゃがんでプッシュしてしまいます。そう
するとネットに引っ掛けたり、コート後方にアウトにしてしまうことが多くあります。
顔の横もしくは顔より少し上に返球された球は、バックハンドでプッシュしなければ
いけません。
その際、相手からドライブで返球されるので、返球スピードは速く、大
きなテイクバック動作を作ることは時間的にできません。しかし、速いプッシュを打
ちたいものです
。そのためには、トルクを利用してバックハンドプッシュを行いまし
ょう!
トルクとは回転力を意味します。ラケットの回転力とスウィングを組み合わせてプッ
シュします


◆バックハンドトルクプッシュの技術練習


<バックハンドトルクプッシュのストローク>

・ラケットを持っている腕の肘を曲げ⇒伸ばすことでスウィングが発生します。

・グリップは、下図の右側のグリップで行いましょう! そうすると、ラケット面の
 フレーム部分が対戦相手に向くためラケットを90度近く回転することができます。

 親指を中心にハンドルを押す、捻る動作を行いす。

上記の二つを組み合わせてバックハンドのトルクプッシュを打ちます。


バックハンドグリップ

 

<プッシュする方向>

相手が返球してきたコースや高さなどにもよりますが、プッシュする選手から見て、
ストレート方向、右方向、左方向を打ち分けられるようにしましょう!

 

<応用>

・ダブルスのラリー中、ドライブの打ち合いに応用することができます。

・ダブルスで相手フォア側からストレートのショートサービスを打たれ、相手フォア
 奥にやや浮いたプッシュを打つ
際に応用できます。

 

皆さんも是非この技術をマスターしましょう! 試合で自身を助けてくれる武器になります。

 

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  1. 2019/10/09(水) 20:45:19|
  2. 技術
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ダブルスドライブレシーブ練習~手投げ【動画と解説】

9月21日(土)~22日(日)大牟田市で開催したレベルアップキャンプ@九州での練
習の一部を動画と解説で公開します。

ダブルスのラリーは、攻撃だけで終始するわけではありません。必ずレシーブの場面
があります。そのレシーブの場面で、エラーが発生すると気になってしまいラリーに
集中できなくなることが多くあります。ダブルスで勝利するためには、レシーブ力の
向上は不可欠です。
レシーブの方法は、①相手コート後方に高く返球する ②ドライブで返球する ③
ネット前に返球する があります。今回動画で紹介するのは、ドライブで返球する練
習方法です。今までこのブログでは、ラケットで球出しをしてレシーブする動画と解
説を公開しましたが、今回は手投げでレシーブする練習です。

◆ダブルスドライブレシーブ~手投げ


<ドライブレシーブのポイント>
・対戦相手のスマッシュコースの予測がつかない場合は、バックハンドで構え、バッ
 クハンドでレシーブすべきです。バックハンドでレシーブすると利き腕の肘が右方
 向にも解放されるため、守備範囲が広くなります。

・速いドライブでレシーブするためには、利き腕の肘とラケットを手前に引く反動動
 作を行う必要があります。また、ラケットヘッドを対戦相手に真っ直ぐに向けて構
 えるとラケットを引く動作が遅くなるため、少し寝かせて構えたほうがいいでしょ
 う。

・ドライブでレシーブすると対戦相手の前衛にプッシュされる可能性があります。そ
 こで、レシーブした後ラケットを振り切り、フォロースルーの延長線上でラケット
 を手元に引き戻す必要があります。そのことによって相手の前衛にプッシュされて
 も再度レシーブすることが可能になります。
 従って、動画のようにテンポの速い球出しが必要です。

・下の図を見てください。
 左側の図が、反動動作がないレシーブです。真ん中の図が反動動作を行ってレシー
 ブする方法です。左側の図より、速いショットを打つことができます。右側の図は、
 反動動作を行い、インパクトの後、フォロースルーの延長線上でラケットを引き戻
 した図です。ドライブレシーブの完成型です。ドライブレシーブする場合は、右側
 の図をイメージして練習を行いましょう!

反動動作+ラケット戻す 

・グリップはバックハンドグリップで行いましょう。

・右足を少し前に出し、右足に体重をかけます。

・バックハンドで速い返球を行う場合は、リストを立てて行います。手関節の外転を保
 持した状態です。リストを立ててレシーブすると前腕回外動作が強まり、慣性モーメ
 ントが小さくなります。結果、スウィングスピードが増し、速いショットでレシーブ
 することができます。

リストを立てる   

・スマッシュレシーブで顔面などに打たれると「しゃがむ」「避ける」「目をつぶる」
 の動作を行う選手がいます。石を投げられると避ける行為で、自己保存反応といいま
 す。しかし、バドミントンのスマッシュレシーブでは、急激に目線がズレるためエラ
 ーが発生しやすくなるため、やってはいけない行為です。
自己保存反応 

<フィーダーの注意点>

・レシーブする選手の真ん前から手投げするとフィーダーの目にシャトルが当たる可
 能性があるため実施してはいけません。

・レシーブする選手の真横から手投げするとシャトルが見ずらいため避けるべきです。

・フィーダーの位置は、レシーブする選手の斜め前から行い、できる限る距離を置い
 て手投げしましょう!

この練習は、選手同士でもできるため、練習に取り入れてみてください。

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  1. 2019/10/01(火) 14:20:57|
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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年の計8回
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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