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バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

ハイバックスマッシュの技術練習【動画と解説】

3月9日・10日鳥取市バドミントン協会主催の鳥取県東部地区小・中学生対象の講習会
を開催しました。その中でハイバックスマッシュの練習を行い、多くの選手が打てる
ようになりましたので動画を公開すると共に解説します。

ハイバックは試合中必ず使用するショットであり、小・中学生の段階でマスターすべ
き技術です。ハイバックには、クリア、スマッシュ、スライスショット、ワイパーシ
ョットがあります。今回はハイバックスマッシュの技術です。

ハイバックは、バックハンドで高い打点で打つショットという意味で、その名称がつ
いたと考えます。しかし、シングルスやダブルスの試合でバック奥に追い込まれて、
回り込んで打てないときにハイバックを打ちます。そうすると、高い打点では打てな
いことの方が圧倒的に多いことが分かります。従ってハイバックという名称は、実際
の場面ではミドルバックという言い方の方が正しいのだと考えます。
また、ハイバックのクリアやスマッシュ、カットをより高い打点で打とうとすると腕
をスウィングするための主働筋が引き伸ばされることからラケットを最速でスウィン
グすることができません。結果、ショットのスピード(飛距離)が出ないことが実感
できます。
そういった背景から、講習会ではより高い打点でハイバックを打ちなさいという指導
は行ないません。


◆ハイバックスマッシュの技術練習(小学生4選手)


★4名の選手共、大変上手ですね!
★小学生の段階では、ハイバックスマッシュのスピードは要求しないようにしましょう


<ハイバックスマッシュの打ち方>~右利き選手をモデルとして解説
グリップ親指の位置
バックハンドグリップでハンドルを持ちますが、親指を下図右の図の位置にしてみま
しょう。肘を後方に引いた後、インパクトまでスウィングしながら前腕回外運動をし
ますが、ラケット面の回転角度が大きくなるのでスウィングスピードを増すことがで
きます。打ちづらいようでしたら親指の位置を左図に変更しましょう。

バックハンドグリップ 

右肘を後方に最大限引く
右肘を相手コートとは反対方向に最大限引きストロークを大きくします。右肘は下に
下げておき、その状態のまま後方に引きますが、利き腕の肘は腹部に沿って引きます。
脇を上げて肘を引かないようにしましょう!

右肘を後方に引き、前方へ肘を押し出す
右肘を後方に引き、そこで一旦肘を止める選手が多くいます。肘を一旦止めるとスウ
ィング動作が一旦止まるので、ラケットを自身の最速でスウィングすることが出来な
くなります。ゆっくりでも肘を連続して動かしましょう!
右肘を後方に引き、前方へ肘を押し出す時点で打つ選手から見て手の甲が見える位置
に腕を置きます。前腕回内位の位置です。そこからか前腕回外運動が始まります。
★前腕回内位:回内し終わった位置

前腕回外・回内 

ラケットを立てて打つ
インパクトでは、利き腕の肘を曲げ、リストを立てて打ちます(手関節の外転を保持
して打つ)。ラケットは必ず垂直に立てて打つ必要はありません。45度~90度位にな
るようにしましょう。
リストを立てて打つと、前腕回外運動が強まります。さらに、慣性モーメントが小さ
くなりスウィングスピードが増します。
打点は状況にもよりますが、頭の少し上もしくは顔の横で打ちましょう!
今回はスマッシュですのでインパクト時は、ラケット面がやや下に向くように打ちま
す。しかし、小学生などまだ身長が低い選手は、ネットに引っ掛けないようにするた
めラケット面は直角に近い角度で打たざるを得なくなります。そのため放たれたシャ
トルの軌道は角度がつきません。

インパクト前後はラケットの並進運動を心掛ける
スウィングで前腕回外動作を意識し過ぎるとインパクトでシャトルがラケット面に当
たる角度にバラツキがでる可能性が高くなります。インパクト前後はラケットの並進
運動を心掛け、その後は自然に前腕回外し回外位まで振り切りましょう。その際、握
っていた親指でハンドルを押す・捻る動作を行います。
★前腕回外位:回外し終わった位置
また、右足に体重を乗せて打ちましょう!

左腕はリラックス
ストローク開始時から終了まで利き腕の逆の左腕は、リラックスして下に下げておき
ます。左腕をインパクト前後に意図的に動かすと力みが生じ、その力みが体全体に伝
わります。力みはショットのコントロールに大きく影響を及ぼします。

インパクト前後は上半身を動かさない(固定して打つ)
以下の動作を行うとラケットスウィングが遅くなります。
伸び上がって打たない
上半身の捻転動作を行わない
後ろに反って打たない
相手コート方向に移動しながら打たない

ストロークに必要な動作以外は行わない
動画の3番目の選手は、ストローク開始時に左手で右手グリップ部分を触る癖があり
ます。追い込まれた状態でハイバックを打とうとするとスピーディーにテイクバック
する必要がありますが、一旦左手で右手グルップ部分を触る癖があるとインパクト
のタイミングが遅れることがあります。適切なタイミングで打てるようにストロー
クと関係ない動作は避けないといけません。
選手には、上記の内容を伝えているので修正されています。

動きを入れてハイバックスマッシュを打つ
動画のように、その場でハイバックスマッシュが打てたら、次は試合のラリーを想定
して動きを入れてハイバックスマッシュを打つ練習を行いましょう!

ハイバックは、注意する点が多くあります。上記を完璧に遂行できるように練習を行
いましょう。

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  1. 2019/03/18(月) 07:00:00|
  2. 技術
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ハイバッククリアの技術練習【動画と解説】

今回は、宮崎市小・中学生の講習会で実施したハイバッククリアの技術練習の動画を
公開すると共に解説します。
ハイバックは試合中必ず使用するショットであり、小・中学生の段階でマスターすべ
き技術です。ハイバックには、クリア、スマッシュ、スライスショット、ワイパーシ
ョットがあります。今回はハイバッククリアの技術です。

◆ハイバッククリアのローテーション技術練習(中学生選手)


<ハイバッククリアの打ち方>~右利き選手をモデルとし解説
インパクト直前に右足かかとを着地してスウィングスピードを向上させる
ホームポジション付近からバック奥へ移動することで、スウィングするための動力源
(運動エネルギー)が発生します。インパクト直前に右足かかとを着くことで、発生
した運動エネルギーをスウィングする腕に伝達します。
ホームポジション付近からバック奥へ移動するフットワークは、サイドステップから
右足を左足の前を通って(クロスステップして)右足かかとを着地します。

右肘を後方に最大限引く
右肘を相手コートとは反対方向に最大限引きストロークを大きくします。右肘は下に
下げておき、その状態のまま後方に引く。
右肘で小さな山を作りながら後方へ引く選手がいますが、意味がないので止めましょう!

右肘を後方に引き、前方へ肘を押し出す
右肘を後方に引き、そこで一旦肘を止める選手が多くいます。肘を一旦止めるとスウ
ィング動作が一旦止まるので、ラケットを自身の最速でスウィングすることが出来な
くなります。ゆっくりでも肘を連続して動かしましょう!

グリップ親指の位置
バックハンドグリップでハンドルを持ちますが、親指を下図右の図の位置にしてみま
しょう。肘を後方に引いた後、インパクトまでスウィングしながら前腕回外運動をし
ますが、回外運動の角度が大きくなるのでスウィングスピードを増すことができます。
打ちづらいようでしたら親指の位置を左図に変更しましょう。
バックハンドグリップ 

リストを立てて打つ(ラケットを立てて打つ)
クリアは高い放物線で相手コート後方まで飛ばすことが要求されます。ラケットを寝
かせて打つと高い放物線を描けないのでクリアを打つことができません。必ずリスト
を立てて打ちましょう。ラケットは必ず垂直に立てて打つ必要はありません。45度~
90度位になるようにしましょう。
リストを立てて打つと、前腕回外運動が強まります。さらに、慣性モーメントが小さ
くなりスウィングスピードが増します。

インパクト前後はラケットの並進運動を心掛ける
スウィングで前腕回外動作を意識し過ぎるとインパクトでシャトルがラケット面に当
たる角度にバラツキがでる可能性が高くなります。インパクト前後はラケットの並進
運動を心掛け、その後は自然に前腕回外し回外位まで振り切りましょう。その際、握
っていた親指でハンドルを押す・捻る動作を行います。

インパクト前後は上半身を動かさない(固定して打つ)
以下の動作を行うとラケットスウィングが遅くなります。
・伸び上がって打たない
・捻転動作を行わない
・後ろに反って打たない
・相手コート方向に移動しながら打たない

ハイバッククリアは、注意する点が多くあります。上記を完璧に遂行できるように練
習を行いましょう。
動画の選手は、上手く打てていましたか?


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<小・中学生のためのスプリングキャンプ参加者募集中>
開催日:2019年3月21日(木)~24日(日)
会場:千葉工業大学
参加申込締日:2月末 定員になり次第締め切ります。
内容詳細は、2018年12月18日ブログ公開記事をご覧ください。

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  1. 2019/01/31(木) 07:00:00|
  2. 技術
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  4. | コメント:0

天童市講習会終了

9月15日(土)・16日(日)と山形県天童市で講習会を開催しました。
参加された選手・指導者の皆さまお疲れ様でした。

◆参加された選手達
選手の皆さん 

◆指導者の皆さま
指導者の皆さん 

<飯野コメント>
ジュニアからバドミントンを始めた選手の多くがネット前の入り方に問題を抱えてい
ます。
フォアハンドで言うと、下の写真のように肘関節を曲げ、手首の関節も伸展
(背屈)した状態で入りますお金頂戴」のスタイルです。
バックハンドも同様です。特定の地域に限らず全国的な傾向です。
ネット際で打点を高くするために指導しているようです。

◆肘関節と手関節を曲げてネット前に入る
お金頂戴 

なぜいけないかと言うと
この状態からクロスネット、ロビングを打とうとするとラケットの操作性が悪くな
 るため、打ちづらくなります。
従って、非常に高い確率でストレートのネット前しか
 返球できないため、読まれてしまいます。

ジュニア時代に習得した動作は、自動化されてしまいます。大人になっても、この
 入り方では変ですね!

自動化された動作は、改善するのに長時間を要します。
  中学生、高校生になっても改善できずにいる選手が多くいます。

「肘関節と手関節と伸ばすことで、腕とラケットを真っすぐにしてネット前に入りましょ
う!」

打点が低くなる?
やや低い打点でスピンネットやクロスネット、ロビングを打てる技術を習得できます。
クロスネットやロビングが打ちやすくなり、ネット前からのショットを多様化すること
ができます。何よりも体が大きくなっても改善を必要としません。
プラス効果の方が大きいですね!


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  1. 2018/09/25(火) 07:00:00|
  2. 技術
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  4. | コメント:0

見よ!小4のスピンネット【動画と解説】

コーチングセミナー常連の群馬県須藤夏希選手(小学4年生女子)のスピンネットを
動画で紹介します。小学3年生の時、スピンネットを練習しているのを見てうまいと
思いましたが、動画を撮るチャンスを逃しました。しかし、ようやくサマーキャンプ
で撮影することができました。
体の正面に返球された球をフォアハンドとバックハンドで順番にスピンネットを打つ
練習です。

<正面フォアハンドのスピンネットの打ち方>
グリップは下記左図のバックハンドグリップの握り方でラケット面が床と平行に
   位置になるよう構える。(イースタングリップで握って打つとラケット面が床と平
   行にならないため)

◆バックハンドグリップ
バックハンドグリップ

肩関節を始点にして腕とラケットを右から左へゆっくりスウィングする。

その際、テイクバック動作を無くし、インパクトからフォロースルーでシャトル
   を相手コートネット際へ落下させる。(テイクバック動作無し、と言っても実際に
   は多少テイクバック動作はあります。しかし、選手はテイクバック動作を行わない
   という意識が必要です)

インパクト後のシャトルの軌道は左方向へ落下させるとスピンがよくかかる。

<正面バックハンドのスピンネット打ち方>
グリップは上記右図のバックハンドグリップの握り方でラケット面が床と平行に
   位置になるよう構える。

肩関節を始点にして腕とラケットを左から右へゆっくりスウィングする。

その際。テイクバック動作を無くし、インパクトからフォロースルーでシャトル
   を相手コートネット際へ落下させる。(テイクバック動作無し、と言っても実際に
   は多少テイクバック動作はあります。しかし、選手はテイクバック動作を行わない
   という意識が必要です)

インパクト後のシャトルの軌道は右方向へ落下させるとスピンがよくかかる。

◆見よ!小学4年生のスピンネット


サイドライン(体の左右サイド)に返球された球をスピンネットする場合は、ラケッ
トの軌道が異なるので注意しましょう!

さて、動画はスピンネットが打ちやすいエリヤや打点で行っています。上手く打てる
ようになったら、打点を少し下げた地点からでもスピンネットが打てるようになりま
しょう! さらに少しだけネットから離れた地点からでもスピンネットを打てるよう
に練習しましょう!

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  1. 2018/09/04(火) 09:35:23|
  2. 技術
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  4. | コメント:0

フォア奥クロスドロップ&カットの技術【動画と解説】

今回は、フォア奥からのクロスカットとドロップを動画を交え解説します。
ラリー中にフォア奥にきた低いロビングやクリアに対して両足を入れ替えて打つと、
シャトルのコントロールが損なわれます。それでは、どうすればいいのでしょうか?

ホームポジション付近からフォア奥へのフットワークは、大きく2種類あります。
タイミングが合って跳びつける場合は、2歩タッピングして跳びついて打つ。両足
     を空中で入れ替えない。

フォア奥へ追い込まれた場合は、継足(シャセ)もしくはクロスステップを使いイ
     ンパクト時は右足(右利き選手)を出して打つ。

今回は、上記ののフットワークを使ってフォア奥からクロスカットとドロップを打
つ技術です。

<カットの打ち方>
a.グリップは、バックハンドグリップで、ラケット面の延長戦上のハンドル面に親指を
   つける。シャトルを切り過ぎる場合は、フォアハンドグリップへ変更

b.インパクト時のラケット面の角度は鋭角で、スウィングスピードは速い

c.インパクト前後に上半身の捻転動作を行わない。両肩を一直線にした状態をキープし
   て打つ


d.インパクト直前の跳びつきは右足で蹴って打ち、右足から着地してから左足を着くの
   がベスト。両足着地でも可(右利き選手)

<ドロップの打ち方>
カットとの違いは、上記b.でインパクト時に打点を少し落とすことでラケット面の角度
をやや上向きにし、スウィングスピードを遅くする。身長にもよるが、自陣のネット前
で少し山を作ることをイメージして打つ。

◆カットとドロップのシャトルの軌道とインパクト時のラケット面の角度
プレゼンテーション1  

◆フォア奥からクロスドロップとカット(小・中学生2選手)


モデルは、鳥取市の小・中学生男子2選手です。非常にうまいですね!
皆さんも是非練習しましょう!

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  1. 2018/04/16(月) 07:00:26|
  2. 技術
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クロスネットの技術【動画と解説】

今回は、スプリングキャンプで練習したクロスネットを動画と併せて解説します。
ネット前のクロスネットは、大きく分けて2つあります。
a.スマッシュやカットを打ち、長めに返球された球をラケットを立ててクロスネット
   を打つ。

b.相手が打ったヘアピンやドロップ等がネット際に返球されてきてラケットを寝かせ
   てクロスネットを打つ。(ラケット立てて打つことができない)
今回は「b」を紹介します。

相手が打ったヘアピンなどをクロスネットで返球するためには、インパクト前に反動
動作を行う必要があります。テイクバック動作を無くし、インパクト⇒フォロースル
ーだけで打つと、放たれたシャトルのスピードが遅くなってしまいます。反面、大き
なテイクバック動作で打つとシャトルを弾くためシャトルをコントロールすることが
難しくなります。
そこで、打つ方向とは逆方向(違う方向)に数センチラケット面(ラケットヘッド)
を動かし反動動作を行いクロスネットを打ちます。下の図を見てください。バックハ
ンドで右方向へクロスネットを打つためにラケット面の軌道を描いた平面での略図で
す。

1.ネットを越えてきたシャトルに対しラケットを数センチ出し反動動作を行います
    (の赤い矢印)

2.反動動作のスピードを生かしながら、インパクト直前に握っていたハンドル(グ
      リップ部)を手の中で親指を中心に右方向へ捻ります。併せて少しの角度だけ前
      腕回外運動を行います。それにより少しの角度だけラケット面が右回りに回転し 
   ます。

3.右肘(右利き選手)を右方向へ動かすことによりフォロースルーを行い飛距離を
      調整します。(の赤い矢印)

◆クロスネットを打つためのラケット面の軌道平面略図
(グリーンはネット)
反動動作を使ったクロスネット 

フォアハンドのクロスネットは、バックハンドの逆ですが、バックハンドの説明2.で
の違いは、インパクト直前に握っていたハンドル(グリップ部)を親指と人差し指
中心に左方向へ捻ります。併せて少しの角度だけ前腕回内運動を行います。

クロスネットを打つ際の反動動作の方法は、他に2つあります。
ラケットを引いて反動動作を行う。

相手と握手するように手を出し(前腕回外位と前腕回内位の中間位置)、回内運動
  することで反動動作を作り、素早く切り返して回外運動を行う。(バックハンドの
    場合、フォアハンドは逆)

◆反動動作を使ったクロスネット(フォア&バックで男女小学生5名の実技)


5名の選手共、非常にうまいですね! 

止まって出来るようにあったら、動きを入れて練習します。確実に狙ったエリアに落下
するようにしましょう。反動動作の開始前には、右足踵を着地してください。
そして、打点を変化して打てるようにしましょう。ネットから少し離れてクロスネット
をコントロールよく打てる。膝付近の打点でもコントロールできようにしましょう!


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  1. 2018/04/09(月) 07:00:00|
  2. 技術
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ネット前反動動作によるデセプションの打ち分け技術練習【動画と解説】

ドロップやネット前につなぎ、次に返球される低めのロビングを狙うことは、シング
ルスで特に意識が必要な戦法です。低めのロビングは相手コートネット前から上がっ
てくるので見逃す手はありません。ロビングと読んだら、フォア奥かバック奥かは2
分の1の確率です。

一方ロビングを打つ選手は、相手がカウンターを狙っていることを十分意識して打た
なければなりません。いつも高い打点で右足(右利き選手)の着地と同時にロビング
]を打つと放たれるタイミングが一緒なので狙われるのは当然です。高い打点で打てる、
高い打点で打てるがわざと遅らせてロビングを打つ、それと同じ初動動作からストレ
ートネット、クロスネットと打ち分けることができることは、非常に重要な技術です。
身に着けると試合で自分を助けてくれます。

今回は、打点を遅らせラケットの反動動作を利用して低めのロビングを打つ。同じ初
動動作からストレートネット、クロスネットと打ち分ける技術練習の風景を動画で紹
介します。
ネット前バックサイドとフォアサイドからに打ち分ける技術をご覧ください。

◆ネット前デセプションを意識して打ち分ける技術練習



モデルは、鳥取県中学1年生の選手です。非常に上手いですね!
皆さんも是非練習してください!!

全英オープンバドミントン女子シングルス決勝の感想
応援していた山口選手が負けてしまいました。残念です。山口選手のプレーの特徴は
脚力(筋力)がある、コート内移動スピードが速い、スタミナがある、オーバーヘッ
ドストロークのスマッシュ・カットなどを打つ際、肘を落とした状態からストローク
を大きくして打つので威力のあるショットが打てる。など多くの長所があることです。
しかし、ネット前で右足の着地と同時にインパクトしてロビングを打ったり、ネット
に返球します。そうすると対戦相手の足が瞬間止まりません。いつも一定のタイミン
グでシャトルが放たれているからです。対戦相手は非常にやりやすいと思います。

一方対戦した台湾のTAI選手は、要所でネット前で右足を着地してから打点を遅らせて
(インパクトを遅らせる。間をとる)ロビング、ネット、クロスネットなどを織り交ぜ
て打っています。山口選手の足が瞬間止まり、反応時間が遅れて動き出します。
打点を遅らせる、打点をわざと下げて打つと対戦相手は、どのショットを打つのか注
意して見ます。注意して見ると足が瞬間止まってしまいます。足が止まると、そこか
ら動き始めるのに時間がかかります。
自転車で信号待ちした後、動き始めに時間が掛かり、大きなエネルギーを必要としま
す。エレベーターで一旦止まると動き出しに時間がかかり、大きなエネルギーを必要
とします。これと同じ考えです。

注意するのは、同じようなフォーム(初動動作)からいろいろなショットを打つこと
です。打点を遅らせて打っても、いつも同じショットを打っていては効果がありませ
ん。速いタイミングで打つ、打点を遅らせていろいろなショットを打つ。これを織り
交ぜながら攻撃することが重要です。
打つショットの選択肢を増やし、相手の反応時
間を遅らせるのです。
このことが達成できるようになるためには、コート内移動スピ
ードがあり、少し余裕を持ってシャトルを捉えられることが条件です。
「ネットは高い打点で打て!」このことだけを強調し過ぎるとセンスのある選手が
生まれません。
対戦相手の足を瞬間止める。バドミントンのプレーでは、大変重要な考え方です。

もう一つ山口選手には課題があります。ラリー中フォア奥からクロスへドロップ、カ
ットなどが打てないことです。フォア奥へ打たれたら両足を入れ替えようとする少し
の動作があるため体のバランスが崩れシャトルのコントロールが不安定になります。

ショットの正確性がないので重要な局面では自信がないため打てなくなります。
相手が打ったロングハイサービスや高いロビングに対しては両足を入れ替える時間が
ありますが、ラリー中の低いロビングやクリアに対して両足を入れ替える時間はあり
ません。少しでも両足を入れ替える動作があるとバランスを崩してしまいます。
もう一つ考えられるのは、グリップです。ウエスタングリップ(フライパングリップ)
に近い握りのためクロス方向へ打てないかもしれません。
ラリーで競ってきたら山口選手のフォア奥へ配球されます。そしてコートを大きく回
される展開になります。

これらのことを解決できれば山口選手の世界No1は見えてきますし、安定して勝ち進む
ことができるでしょう!
是非改善して欲しいものです。

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  1. 2018/03/26(月) 07:00:00|
  2. 技術
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ネット前デセプションネットの技術【動画と解説】

3月10日・11日と鳥取県東部地区小・中学生強化練習会が開催され講師として指導しま
した。今回の強化練習会の主催者側要望は、①講習会で実施する技術の説明をもっと
詳しくしてほしい。②デセプションの技術を選手に習得させたい。というものでした。
そこで、世界男女トップレベルの選手の試合中の場面をプロジェクターで映し出し、選
手のフットワーク、ストローク、フォーム、打つタイミング、試合場面の説明などを行
ってから技術練習を行いました。

デセプションの技術は、というと
デセプションとは、「あざむく、惑わす」という意味です。同じような意味でフェイン
トと言う言葉があります。フェイントとは、「特定動作をするふりをする」という意味
で、どちらの言葉もバドミントンでは使います。デセプションやフェイントのショット
を試合の最初に打つと対戦選手は、ノータッチしたり、一瞬遅れてやっと打ち返したり
します。しかし、対戦相手のレベルが高くなると、そのショットだけを繰り返しても効
かなくなります。同じようなフォームや動作から他の幾つかのショットがあるからこそ、
そのショットが有効打になることを理解する必要があります。
そこで、デセプションやフェイントの言葉の意味を実際のバドミントンプレーに当ては
めると「同じような初動動作からいろいろなショットを打つことにより相手の足を一瞬
止める、動き始めを遅くする」
と定義することができると思います。
デセプションショットで代表的なのが、ネット前からいろいろなショットを打つことで
す。

今回紹介するショットは、リン・ダン選手(林丹 Lin Dan)の得意なショットの1つです。
ネット前から低いロビングを打つと見せかけてネット前に返球するショットです。しかし、
このショットの名称を聞いたことがありません。そこで、ここでは「ネット前デセプショ
ンネット」と呼びましょう。低いロビングを打つ場合は、ラケットを後方に引き反動動作
を行い、その反動を利用して前方にラケットを床と平行の状態から押し出しながら回転さ
せ加速します。ネット前デセプションネットは、低いロビングを打つと見せかけ反動動作
を行いますが、ラケットを床とほぼ平行のままシャトルを当ててネット前に返球します。
シャトルをスライスして打つのでスピンが掛かったり、180度回転したりします。
選手の意識は、「反動動作を行って低いロビングを打つと見せかけてネット前に返球する」
です。

◆ネット前デセプションネットの技術


モデルは、鳥取県の小学5年生と中学1年生の選手です。非常に上手いですね!
これができるようになれば、次に低いロビングを練習し、低いロビングとネット前デ
セプションネットを交互に打つ練習を行いましょう!
しかし、このネット前デセプションネットが打てる条件は、低いロビングを打てるよ
うな相手からの返球があることです。

さあ、皆さんも練習しましょう!


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  1. 2018/03/19(月) 07:00:00|
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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年の計8回
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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