バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

テイクバックを考える【コメントに対する回答】

You Tubeにスマッシュを打っている動画を何点か挙げていますが、その動画を見て幾
つかコメントがありました。
女性で利き腕の肘を下げてスウィングしているのでよくない。
肘を下げてストロークを開始して打っているので、そのまま飛びつてスマッシュを打
 つと振り遅れてしまう。などです。

いろいろな意見があることは悪いことではないのですが、誤解したまま考え方が引き継
がれることは決してよくないと考えます。
そこで、スマッシュの打ち方を再度説明しますが、今回はスウィングの開始からラケッ
トがシャトルに当たるインパクトまでを説明します。このストロークの区間をテイクバ
ックといいますが、ラケット(打球面)を加速するための重要な区間です。
このテイクバックの区間が短いとラケットを十分に加速することができないため、自身
の最速のスマッシュや速いクリア、カットを打つことができません。

下の右図は、利き腕の肘を下げ、そこからダッシュするのと同じ腕の振りで肘を後方に
引いてストロークを開始しています。インパクトまでラケットが動く軌道を長くとり、
ラケットを十分に加速することができます。シャトルが落ちてくるまで十分な時間があ
り、自身の最速のスマッシュを打ちたい場合は、右図のようなテイクバックを取る必要
があります。肘を後方に引いた後、引いた肘を前方に出し、スウィングと共に折りたた
んでいた肘を伸ばします。肘を伸ばす際、前腕回外もしくは前腕回内運動で捻りの運動
を加えスウィングスピードを増します。最後にラケット面(打球面)が遅れて出てきて
シャトルを捉えます。

下の左図は、利き腕の肘をやや上方向へ上げてスウィングを開始することで、インパク
トまでの区間をコンパクトにしています。シャトルが落ちてくるまで余り時間がない場
合、例えば相手の低いクリアやロビングに対して飛びついてスマッシュやカットなどを
打つ場合は、左図のようにテイクバックをコンパクトにする必要があります。当然右図
に比べショットのスピードは遅くなります。

◆テイクバック動作の違い
スライド6 

もう一つ、ネット前のチャンス球をスマッシュで決める場合は、どうでしょうか?
肘を肩関節付近まで上げてから肘を少し後ろに引いて、テイクバック動作を非常にコン
パクトにしてスウィングします。上記の2パターンの比べショットのスピードは、遅く
なります。
このようにいろいろな状況によってテイクバック動作が変化することを理解しましょう!
ストロークは、決して画一的なものではありません。

ところで初心者は、どういった順番でマスターすればいいのでしょうか?
初心者は、まずシャトルに当てることを最優先するため、テイクバック動作をコンパク
トにしてスウィングしましょう! シャトルに当たったらそれで完成ではなく、最終的
には、右図のようなテイクバック動作で打てるようにしましょう! これが出来ればテ
イクバック動作をコンパクトにすることは容易です。

さて、女子選手は? ということですが、バドミントンの技術で、男性用、女性用、子
供向け、大人向けという区別はありません。

問題は女子選手でモデルになるであろう選手です。リオオリンピック女子シングルスで
優勝したマリン選手は、どうでしょうか? コート内移動スピード、スタミナ、パワー、
気迫があって素晴らしい選手です。しかし、残念ながら高い身体能力に比べスマッシュ、
カットなどのショットのスピードが見劣りします。ラケットを垂直に立てた状態から肘
を後方に引いてテイクバック動作を行っています。まるでネット前のチャンス球をスマ
ッシュするようなストロークです。ラケットが主に頭部から上でスウィングしているた
めラケットが動く軌道が短く、自身の最速のスマッシュ、クリア、カットを打つことが
できません。対戦相手が脅威に思うショットが半減していると言ってもいいでしょう! 
ああいう打ち方だからオリンピックチャンピオンになったのだ。と考えるのか? 
ストロークを改善して速いショットを打てればもっと楽に勝てるようになる。と考える
のか?! 
私は後者だと考えます。

次に選手自身の立場から考えてみましょう!
・自分はコントロール主体の選手だから、速いショットを打つよりコンパクトにスウィ
ングすることを心掛けている;;;。と理解し納得していればいいのかもしれません。

・テイクバック動作を考えたことがない。指導もされたこともない。
と言うかもしれません。残念です。

・最近指摘されたが、何年もこの打ち方で行っているため自動化されている。今更改善
は不可能だ。
初級段階でマスターしておけばよかったですね! しかし、諦めるのは早いのでは・・・。

<コメントに対する回答>
女性で利き腕の肘を下げてからスウィングしているのでよくない。
 ⇒逆です。goodです!

肘を下げてストロークを開始して打っているので、そのまま飛びつてスマッシュを打
 つと振り遅れてしまう。などです。
 ⇒状況によってテイクバック動作を変えて打ちましょう!

さて、ここでまだ疑問を持っておられる方は、ボール投げで上記3つのテイクバック動作
で投げ比べてみてください。
一番遠くに投げることができる投げ方は、どれでしょうか?

<飯野コメント>
自身の最速のスマッシュを打つためには、ストロークの完成だけでは達成できません。
運動連鎖をスムーズに行う。(下肢⇒体幹⇒上肢⇒ラケットへと運動エネルギーを増大
  し伝達するシステム)

運動連鎖の各部位の筋パワーを向上し、運動エネルギーの発生を増大する。
    が必要です。

★運動エネルギー=ラケットをスウィングするための動力源

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<サマーキャンプ参加者募集中>
開催日:8月18日(金)午後から19日(土)・20日(日)
会場:千葉工業大学 新習志野キャンパス
申込締日:8月10日 定員になり次第締め切ります。
★内容詳細は、6月6日公開のブログ記事をご覧ください。
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  1. 2017/07/03(月) 07:11:44|
  2. 技術
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ダブルス中盤&前衛バックハンドの技術練習【動画と解説】

レベルの高いダブルスの試合では、ラリーのテンポが非常に速くなってきています。
日々の練習でテンポの速いラリーに慣れておかないと試合でアッという間に終わって
しまいます。
そこでダブルスでテンポの速いショットがバック側に打たれたことを想定し、バック
ハンドで打ち分ける技術練習を動画で公開します。
特にバック側の頭部の高さ付近にきた球に対して、フォアハンドで打つと浮いた球に
なったり、ネットに引っ掛ける可能性が高くなります。その場合、バックハンドで返
球する必要があることは言うまでもありません。
選手は、動画の前半はコート中盤で打っており、後半はネット前(前衛の位置)で打
っています。コート中盤では、ドライブやハーフ、ネット前に打ち分ける。前衛では、
速いプッシュやネット前に打ち分ける技術練習です。

◆ダブルス中盤と前衛バックハンドの技術練習


◆プッシュはトルクを活用
前衛プッシュでは、腕は肘を曲げた状態から、肘を伸ばしてスウィングします。さらに
バックハンドグリップでハンドルに親指を立ててハンドルを強く押しながら捻る動作が
重要です。

バックハンドトルク 


問題は、球出しです。日々練習・練習・練習・練習です。

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<サマーキャンプ参加者募集中>
開催日:8月18日(金)午後から19日(土)・20日(日)の3日間
会場:千葉工業大学 新習志野キャンパス
★内容詳細は、6月6日公開のブログ記事をご覧ください。

<初心者を上手く指導するためのセミナー募集中>
開催日:7月15日(土)9時30分~オリエンテーション 18時00分終了予定
会場:千葉工業大学 新習志野キャンパス
★内容詳細は、5月28日公開のブログ記事をご覧ください。

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  1. 2017/06/12(月) 07:00:39|
  2. 技術
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フォア奥スライスドロップの技術【動画と解説】

今回も滋賀県仰木の里ジュニアチームの講習会で行った技術練習を動画で解説します。
フォア奥のスライスドロップの技術です。

◆フォア奥スライスドロップの技術


<解 説>
フォア奥で対戦相手が高いロビングやロングハイサービスを打ってきた際に、速いショ
ットを打ちたい場合は、ジャンプして打ったり、両足を空中で入れ替えて打ちます。
また、低めのロビングなどに対して攻撃的なショットを打ちたいと思ったら飛びついて
打ちます。
今回は、フォア奥へ追い込まれて上記の2つのフットワークが出来ない時に打つショッ
トのうちの1つです。フットワークは、継足(シャセ)もしくは、クロスステップで移
動します。
5月8日にハイバックスライスドロップの技術を動画と解説で公開しましたが、そのフォ
ア版になります。

・右足の着地は、右足踵から着地しましょう。着地と同時にインパクトしてはいけませ
   ん。土台である下半身を安定させてから打ちます。着地後にインパクトすると、移動
   して発生させた運動エネルギー(スウィングするための動力源)と、右足踵から着地
   して得た床の反力を利用してスウィングできるので、クリアやドライブを打つ時にス
   ウィングスピードが増します。これは、ハイバッククリア・スマッシュ、バックハン
   ドドライブなどを打つ時にも言えることです。

・利き腕の右肘を曲げて後方に引きストロークを大きくします。これは、相手にクリア
   やドライブなどを打つと見せかける効果もあります。

・引いた肘を前方に出して、インパクト直前に曲げていた肘を伸ばしながらラケット面
   をスライスしてスウィングします。

・スライスによるラケットの軌道は、ストロークの長い距離の中で三日月形になるよう
   にしましょう。

・リストを立てることでラケットを立ててスウィングしましょう。ラケットを立てて打
   つことで①クリア ②ドロップ ③カット ④速いドライブを打つことができます。

Q12-1.jpg  

・打ち終わってからのフォロースルーを十分にとることで飛距離を出し、シャトルのコ
   ントロールを向上させます。

・相手コートネット際にシャトルを落下させたい場合は、スウィングスピードを落とし、
   シャトルの軌道はネットの手前で小さな山を作るようにしましょう! この時もスウィ
 ングの途中でラケットを止めず、ゆっくりスウィングしながらフォロースルーを十分に
 とります。

・グリップと親指の位置は、下の写真のとおりです。意外と思う方もいるかと思いますが、
   バックハンドグリップです。フォアハンドグリップで打つとラケット面(打球面)の角
 度が相手コートのサイドラインより少し外側に向くため、そのままで打つとサイドアウ
 トになる可能性が高くなります。

バックハンドグリップ (2)  

・右利きの選手は、右足に体重を乗せて打ちます。

・利き腕以外の左の腕と体全体は動かさないようにします。

・クロス方向に打つ場合は、インパクト時にラケット面をクロス方向に向けて打ちます。
   その際、打ちながらクロス方向を見ると両肩が動くためシャトルのコントロールが不安
   定になります。シャトルの行方を見たい場合は、フォロースルー後に見るようにしまし
   ょう。

モデルの選手は中学2年生です。素晴らしいですね!
この技術は、特にシングルスで頻繁に使います。皆さんもマスターしましょう!

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<You Yube 視聴回数100万回超え>
ブログとリンクしている私のYou Tube動画がお蔭様で視聴回数100万回を超えました。
チャンネル登録者数1,476人 掲載動画数94本というものです。
当初はここまで行くとは思っていませんでした。今後も皆さまの役に立つ動画を掲載して
行きたいと思います。
ご要望などございましたら、ご連絡を御願いします。⇒iino@quartz.ocn.ne.jp
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  1. 2017/05/22(月) 07:00:10|
  2. 技術
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ハイバックスライスドロップの技術【動画と解説】

5月3日・4日と滋賀県仰木の里ジュニアチームの講習会が開催され講師として参加し
ました。当日は、技術練習をたくさん行いましたが、その中のハイバックスライス
ドロップの技術を動画で解説します。

◆ハイバックスライスドロップの技術(小学生)


<解説>
バック奥でハイバックで取らざるを得ない状況でストレートにドロップを打つ技術で
す。
・利き腕の右肘を曲げて後方に引きストロークを大きくします。右肘を一旦上に大き
   く上げてから下げる選手がいますが、肘は下げた状態で体に沿って後方に引きまし
   ょう。

・引いた肘を前方に出して、インパクト直前に曲げていた肘を伸ばしながらラケット
   面をスライスしてスウィングします。

・スライスによるラケットの軌道は、ストロークの長い距離の中で三日月形になるよ
   うにしましょう。

・リストを立てることでラケットを立ててスウィングしましょう。

 スライスドロップ

・打ち終わってからのフォロースルーを十分にとることで飛距離を出し、シャトルの
   コントロールを向上させます。フォロースルーを実行するためには、右肘を振り下
   ろすことを強く意識しましょう。

・グリップと親指の位置は、下の右側の図です。

バックハンドグルップ  

・右利きの選手は、右足に体重を乗せて打ちます。

・インパクト前後では、利き腕以外の左の腕や体全体は動かさないようにします。

・クロス方向に打つ場合は、インパクト時にラケット面をクロス方向に向けて打ちま
   す。その際、打ちながらクロス方向を見ると両肩が動くためシャトルのコントロー
   ルが不安定になります。シャトルの行方を見たい場合は、フォロースルー後に見る
   ようにしましょう。

2名の小学生選手の技術は、素晴らしいですね!
この技術は、特にシングルスで頻繁に使います。皆さんもマスターしましょう!


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  1. 2017/05/08(月) 07:01:07|
  2. 技術
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ボディー周辺のレシーブ技術【動画と解説】

今年度第5回目の「野の花クラブ・ハート」主催講習会が3月5日(日)開催され無事
終了しました。今回はダブルスの技術練習とノック練習、スピード練習、プライオメ
トリクストレーニングとして縄跳び(二重跳び)を行いました。
年間を通じて選手のレベルアップを直に感じとることができました。選手&指導者の
皆さまお疲れ様でした。

今回は練習の1つとしては、ダブルスでサイドバイサイドの守備の陣形から、相手が
打ったスマッシュをネット前に返球してトップアンドバックに素早く移行し攻撃する
練習を行いました。
そのためにボディー周辺にきたスマッシュをネット前に返球する技術練習を行いまし
たので動画と解説でおおくりします。

◆ボディー周辺にきたスマッシュをネット前に返球


<ストロークと注意点>
ボディー周辺にきたスマッシュのレシーブは、バックハンドで返球します。
    フォアハンドでレシーブすると利き腕の肘が体側(からだの側面)に当たりラケッ
    トを操作できなくなります。

グリップはバックハンドグリップです。27 ハンドルに付ける親指の位置は、
    下の右側の図の方が打ちやすいでしょう。

リストを立てて構えましょう。

テイクバック動作は行いません。
  インパクト直前に曲げていた肘を伸ばしてスウィングします。

ラケットの軌道は、ネットに向かって三日月形の半円を描くように押し出します。
    そうすることで、相手が打ったスマッシュのスピードを減速させネット前に返球す
    ることができます。
    フォロースルーを十分とりましょう。またスウィングスピードの調整も必要です。

インパクト時のラケット面の角度によって減速しすぎて高く上がったり、低すぎて
    ネットに引っ掛けたりします。練習を重ねて、打点や相手のスマッシュスピードの
    変化に対して最適なラケット面の角度とスウィングスピードを感覚で覚えて行きま
    しょう!

この技術は、シングルスで相手のスマッシュがボディー周辺にきたときも使うこと
    ができます。

<飯野コメント>
動画の2名の選手の技術は如何でしたか? うまく返球していましたね!
この技術は、動作が単純なためすぐにできる技術と思っていましたが、選手にとって
結構難しい技術のようです。すぐにできない理由は、練習していなかったからです。
半面で2名の選手がスマッシュ交互の練習を行うときに、レシーブでこの技術を使って
ください。すぐに習得できるようになるでしょう!


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  1. 2017/03/13(月) 09:57:04|
  2. 技術
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ドロップをネット際に返球する技術【動画と解説】

1月7日(土)神奈川県川崎市にある野の花クラブ・ハート主催講習会の第4回目が終
了しました。皆さん非常に熱心に受講していただきました。
今回は、サイドのスピンネット、クロスネット、高いロビング、低く速いロビング、
ドロップのレシーブなどネットにからむ技術練習を中心に行い、スピード練習、ノッ
ク練習も加えて行いました。
スピンネットやクロスネット、ロビングは、止まってその場で練習すると上手くなっ
て行くのですが、動きを入れて打つとショットのコントロールが非常に不安定になり
ます。ネット前で右足の着地(右利きの選手)と同時にインパクトするからです。講
習会の短時間では、全員改善することはできませんでしたので、クラブの練習時に繰
り返し練習し改善して欲しいものです。
それと最も改善を必要とするのが、相手にドロップを打たれて、ネット際に返球する
技術です。ほとんどの選手がコントロールよく返球することができません。試合でド
ロップを打ってネット際に返球できない選手と対戦すると、ドロップを打って上がっ
てくるのを待つ戦法をとることができます。ネット際に返球できない、エラーが多い
わけですから試合では、不安になり使うことができないことが心理として働くからで
す。
当講習会に限らず全国的に最も苦手な技術の1つと言ってもいいかもしれません。

そこで、今回は、ドロップをネット際に返球するショットを動画を交えて解説したい
と思います。


<解説>
相手が打ったドロップを弾いて返球するとコントロールが不安定になります。うまく
コントロールできない選手は、テイクバック動作や反動動作を使うからです。
「テイクバック動作:シャトルとラケットが当たる瞬間をインパクトと言います。ラ
ケットのスウィング開始からインパクトまでの間をテイクバックといいます。ラケッ
トを加速し飛距離を出す、スピードのあるショットを打つ際に十分なテイクバック動
作が必要です。
反動動作:人が大きくジャンプするとき、ジャンプする方向とは逆方向に沈み込む反
動を使ってジャンプします。また、ボクシングでは、パンチを打つ方向とは逆方向に
腕を引き、その反動で強いパンチを打ちます。スポーツの場面で多く見ることができ
ます。パワーを発揮する方向とは逆方向に反動をつけることを反動動作といいます。
反動動作は、テイクバック動作と同じくラケットを加速するという目的ですが、より
リアルで分かりやすいため講習会では、技術内容により反動動作という言葉を使いま
す。」

相手が打ったドロップをネット際へ返球する技術は、
ラケット面(打球面)をインパクトするであろう地点に素早く置く。

スウィング開始では、ラケット面(打球面)が床とほぼ平行となっていること

グリップは、ハンドルに親指を立てたバックハンドグリップの方が打ちやすいの
     で、試してみてください。

テイクバック動作と反動動作は行わない。右足を着地後、インパクトすること。

インパクトからフォロースルーにかけて、肩関節を始点にし、腕とラケットを押
     し上げる。その際の選手自身の意識としては、肘を押し上げる意識を持つこと。

同時に前腕を長い距離の中で回内する(右利き選手のフォアサイドの返球時、バ
     ックサイドは前腕回外を行う)
     インパクト後に肘関節や手関節を曲げて飛距離を出そうとしてはいけない。飛距
  離を出すには、利き腕の肘を押し上げる、体を前方に押し出すことで得ることが
    できます。前腕回内や回外運動は、肘関節の運動であって、手関節の運動ではあ
     りませんので「手首を使う」という表現は、この技術では適切ではありません。

上手くできない選手のほとんどは、インパクト前にラケットを少し引く動作(テイク
バック動作、反動動作)を行います。シャトルを弾くためシャトルをコントロールす
ることが非常に難しくなります。

◆相手が打ったドロップをネット際へ返球



動画の内容はどうでしたか?
非常にうまいですね! 皆さんも是非練習してみてください。

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<小・中学生のためのスプリングキャンプ参加者募集中>
詳しくは、2016年12月28日公開ブログ記事をご覧ください。
大人気の講習会のため、申込は早めにお願いします。
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  1. 2017/01/09(月) 08:00:48|
  2. 技術
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エラーには理由がある!

前回は、千葉工大で開催した指導者レベルアップ講習会の内容をお伝えしました。今
回は、講習会最後に私から受講者に伝えた内容の一部をご紹介します。

リオオリンピック女子ダブルス決勝の3ゲーム目の追い上げての勝利は見事でした、
受講者の皆さんも感動的だったという意見で一杯でした。その場面を見て精神力が強
いから逆転に成功したとみる人も多くいると思います。しかし、精神力といっても実
体が見えず捉えどころがありません。共通語として使うのは簡単ですが、よく考える
とあやふやです。

そこで今回は、その3ゲーム目の19対19の場面を取り上げて解説しましょう!
高橋選手が長いラリーの末にバック奥から、相手右利き選手のフォアハンド側へ速い
クロススマッシュ
を打ちました。レシーブする選手は、タカマツペアのコートフォア
奥(右利き選手から見てフォア奥)へドライブで返球しようとしましたが、当たり損
なったようなエラーをしました。このエラーの原因を探ります。

下図の右側の図を見てください。デンマークペアの右利き選手は、フォアハンドでク
ロス方向へ打つため、ラケット面(打球面)に対して斜めに入ってきているシャトル
を打っています。そうするとシャトルがラケット面にまともに当たりづらくなります。
さらに、シャトルはラケット面に対し斜めに入ってきているため、シャトルが滑って
しまい狙ったコースへ打てなくなる可能性が高くなります。
エラーしたシャトルがコートの外に出たことから、恐らくシャトルは、ラケットのフ
レーム部分に当たったと推測します。
下図の左側の図を見てください。スマッシュを打ってきた方向へ打ち返した場合、エ
ラーする確率が低くなることが理解できると思います。

◆シャトルがラケット面に斜めに当たると・・・。
IMG_20161106_0007.jpg

この場面は、伏線があって16対16の場面で松友選手がバック奥から、少し当たり損ね
の遅いクロススマッシュをデンマークペア右利き選手に打ちました。デンマーク選手
は、タカマツペアのフォア奥へドライブで打ち込んで決めています。スマッシュを打
った選手は違っても、この状況をデンマークペアは再現しました。打たれたシャトル
のスピードが遅い場合は、クロス方向へ打ってもエラーする確率が低いのですが、ス
ピードが高まるにつれてエラーする確率が高まります。

他の例を見てみましょう!
ダブルスで相手の左利き選手がフォア側(左利き選手からみて)から速いクロスドラ
イブを打ち、右利き選手がストレート方向(右利き選手からみてフォア奥へ返球)へ
返球した場合、シャトルが滑ってエラーする可能性が高くなります。ドライブを打っ
た左利き選手の方向へ返球すればエラーの確率が低くなります。
シングルスで試合している選手同士が右利きだとします。フォア奥から速いクロスカ
ットを打ち、レシーバーは低いロビングでストレートへ返球しました(相手バック奥
へ返球)。ラケット面を真っすぐ出した場合は、サイドラインを割ってシャトルを出
してしまいます。インパクトからフォロースルーにかけて前腕を回内して、シャトル
をサイドラインの内側に入れましょう。
試合では、このような場面を多く見ることができます。

エラーには理由があります。もう一度考えてみましょう!
そして、なぜエラーしたのかを考える習慣を身につけましょう!(試合中は避けまし
ょう)
技術レベルが低いため当たり損なったのか?
 シャトルのコントロールが不安定なのでエラーしたのか?

シャトルが滑ってエラーしたのか?(上記例)

ネット前でスピンネット、ヘアピン、クロスネット、ロビングを打つ際、インパク
 トと同時に右足(右利き選手)を着地した場合、エラー発生の確率が高くなる。

相手が打ったスマッシュ、ドライブを返球する際、しゃがみながら打った場合は、
 エラーの確率が高くなる。たまたま返球できても甘い球になったり、次の移動が
 遅くなる。

ダブルスで速いテンポで打ち込まれたため予測が出来なくエラーしたのか?

無理な体勢から強引に打ってエラーしたのか? 

力んで打ったのか?

エラーした原因を理解すると、失敗を繰り返さないように思考が働きます。


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  1. 2016/11/14(月) 08:00:01|
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ハイバックワイパークロスドロップの技術【動画と解説】

10月15日第3回目の野の花クラブ・ハート主催講習会が終了しました。参加された選
手&指導者の方々は、非常に熱心に取り組んで頂き十分な成果があったと思います。
お疲れさまでした。

今回行った主な技術練習は、ワイパーショットです。何れもフォアハンドとバックハ
ンドの両方行いました。以下が練習した順番です。
ネット際で相手が打ったヘアピンをワイパープッシュする技術練習

ダブルスの前衛で自陣後衛が打ったスマッシュを対戦相手がドライブレシーブし
     た球を前衛がワイパーショットでネット前に返球する技術練習

ダブルスで後衛がスマッシュを打って、相手にドライブでスマッシュを打った選
     手に返球されました。その球をワイパーショットでネット際へ返球する技術練習

フォアハンドのワイパードロップ(リバースドロップ)の技術練習後。ハイバッ
     クのワイパークロスドロップの技術練習

ネット際からコート中盤にかけて、テイクバック動作をほとんど行わないワイパー
ショットを練習し、コート後方では、テイクバックを入れてオーバーヘッドのワイパ
ーショットの技術練習を行うメニューです。単純な技術練習から複雑な技術練習に移
行します。
今回は、ハイバックワイパークロスドロップの技術練習時の動画を公開します。
モデルは、小学5年生と小学2年生そして、中学1年生の計3名です。動画途中にスロー
モーションを入れています。


<技術の主なポイント>
グリップはバックハンドグリップ

利き腕の肘を後方に引くテイクバック動作を入れてストロークを大きくし、ラケッ
  トを加速させます。

インパクト時のラケット面は、クロス方向へ向きます。ドロップを打つ場合は、併
  せてラケット面を少し上方向に向かせスウィングスピードを遅くします。

ネット際のワイパープッシュと異なる点は、シャトルを押し出す動作を十分に行う
  ことです。

フォロースルーを十分に行いシャトルのコントロールを正確にすると共に、コース
  を予測しづらくさせます。右ひじを右方向に動かしながらフォロースルーを行いま
  しょう!

インパクト前後は、上半身を打つ方向へ捻りながら打たないようにしましょう! 
  そのようにするとシャトルのコントロールにバラツキが出ます。

ハイバックを打つ時は、打点を高くしようとして上半身や両膝を無理に伸ばして打
  ってはいけません。最大スピードでラケットをスウィングすることが出来なくなり
  ます。

このショットは、打点が体の近くになり、ラケットを立てて打つことが出来る場合
  に、打つことができます。

◆ハイバックワイパークロスドロップ


3選手共、非常にうまいですね!
皆さんも是非参考にして練習してみましょう!!

さて、話は変わりますが、講習会でシャトルの筒で作ったノック出し器が現れました。
シャトルの出口2か所は、内側に向かって出てくるためシャトル2個を同時に取りやす
くしています。
次は、どんな自作が出てくるのか楽しみです!

DSC02535.jpg 

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  1. 2016/10/24(月) 08:00:01|
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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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