バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

スマッシュ・ハイバック打点を高く?【質問と回答】

 <質問>
中学生の指導者K氏から以下の質問がありましたので、回答します。
「前回のブログで、インパクト時に上半身を左側に傾斜して打つことで、腕・ラケッ
トを最大スピードでスウィングすることが出来ます。と記載されてありましたが、背
景を教えて下さい」

<回答>
下の図を見てください。生理学者A・ハックスレーが1966年に発表した「筋の長さと
張力発揮
」です。この内容は現在も支持されています。図の縦軸は筋肉の張力発揮の
大きさを表しています。張力とは物体を引っ張る力ですが、ここでは力の発揮と言っ
た方が分かりやすいと思います。横軸の左側は筋肉が短くなっている状態での力の発
揮の大きさ、右側は筋肉が伸びている状態での力の発揮の大きさを示しています。
筋肉は、短すぎても、長すぎても力の発揮が小さいことがわかります。その中間的な
長さの時に、大きな力を発揮します。

アクチンとミオシンは筋肉の最小単位で、正式にはアクチンフィラメントとミオシン
フィラメントと言います。

◆筋の長さと張力発揮
筋の長さと張力発揮 

横軸の右側寄りの状態が、スマッシュで利き腕を耳に近づけて振っている時の、腕を
スウィングする筋肉の力の発揮の大きさだと考えてください。腕・ラケットをスウィ
ングするための主働筋である大胸筋と広背筋が伸びているため力の発揮は小さいこと
が分かります。従って、自身の最大スピードでラケットをスウィングすることができ
ないため、速いスマッシュを打つことができません。

主働筋:動作を遂行するために中心になって働く筋肉

◆腕を振る主働筋
スウィングする為の主働筋 

そこで、腕・ラケットを最大スピードでスウィングするためには、腕を振る主働筋で
ある大胸筋と広背筋が程よい長さの状態でスウィングする必要があります
。そうする
には、真っすぐ立って腕を右斜め45度前後位の角度でスウィングしましょう(右利き
選手)。そして、上半身を左側に傾斜することで打点が高くなります。

注:対戦相手が打った球や自身の体勢によって角度が異なります。角度の数字は目安
ですので、こだわり過ぎないようにしてください。

より理解を深めるために他のスポーツでの腕のスウングを見てみましょう!

◆各スポーツでも上半身を左側に傾斜してスウィングする
各スポーツ左側へ傾斜

図の左から野球のピッチャーでボールをリリースする瞬間、テニスのサービスでイン
パクトの瞬間、バレーボールのスパイクの瞬間を捉えたものです。
いずれも、腕を斜め45度前後でスウィングすると共に、上半身を左側に傾斜すること
で腕・ラケットをスウィングする主働筋である大胸筋と広背筋の筋肉の長さを程よい
長さに保って、スウィングスピードが最大になるようにしています。


次にハイバックを考えてみましょう。スマッシュと同じく腕を垂直に上げて高い打点
で打とうとすると腕・ラケットを最大スピードでスウィングすることができないこと
が分かります。腕を体の前45度前後位の角度でスウィングするようにするとハイバッ
クで速いショットを打つことができます。

「エピローグ」
あるセミナーで、父兄から質問がありました、うちの息子は、スマッシュを打つ際、
高い打点で打てと言って腕を耳に近づけて素振りをさせているのですが、実際にシャ
トルを打つ時に腕を斜め方向にスウィングします。どうしたら修正できますか?とい
うものです。
そこで、私は、「息子さんは、賢い! 速くスウィングできるフォームを自身で発見
しています。後は、上半身を左側へ傾斜して打てば完成です!」と伝えました。
指導より本能が勝っていたのですね!


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  1. 2017/09/20(水) 07:00:31|
  2. 技術
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ドライブを正確に速く打つ【動画と解説】

ダブルスの試合では、ドライブを頻繁に打ちます。選手は、正確で速いドライブを打
ちたいと考えています。どのように考えて打ったらいいのでしょうか?
今回もサマーキャンプ参加選手2名の動画を交えて解説します。

<どうしてドライブを打つのか?>
後衛でドライブを打ってもなかなか決まらない。だったら後衛からネット際に返球し
て上がっていた球をスマッシュで決めたいと考えることがあると思います。しかし、
後衛からいつもネット際へ返球していたら対戦相手の一人は、それを予測してネット
前に素早く着きます。ネット前に着かれた選手に、厳しいショットで攻撃される可能
性が高いことから、後衛の位置から常にネット際やネット前に返球することは危険で
す。対戦相手の一人がネット前に来ないようドライブを打ってけん制する必要。ドラ
イブを打ってけん制することでネット際やネット前に返球することが可能になります。

<速いドライブを打つには?>
選手は、速いドライブを打ちたいと考えています。どうしたら速いドライブを打つこ
とができるのでしょうか?
① 足を着地して運動エネルギーを腕に伝えて打つ
あるポジションから移動してドライブを打つと、移動することで運動エネルギー(ド
ライブを打つための動力源)が発生します。打つ直前に右足踵(右利き選手)から着
地して右足全体に体重をかけて打つとラケットを速くスウィングすることができます。
このことは、以下の例で説明することができます。

走っている車が急ブレーキをかけると座っていた人は前方に回転します。人も車も同
じ物体ですので同じ現象が起きます。打つ直前に右足踵で急ブレーキをかけて運動エ
ネルギーを腕に伝える
ことで、速いドライブを打つことができます。

◆前進運動を回転運動に変える原理
スライド4 

② ストロークを大きくとる,振り切る(フォアのドライブで右利き選手の場合)

速いドライブを打つためには、ストロークを大きくしてラケットを十分に加速させる
ことが必要です。ストロークを大きくするためには、利き腕の肘を後方に最大限引き、
引いた反動で肘を前方に出します
。肘を前方に出す際、手のひらが上になっている状
態から前腕を回内しスウィングスピードを増します。次にインパクト直前で曲げてい
た肘を伸ばしスウィングを加速します。その際、リストを立てて打つことを忘れない
で下さい。インパクト前後ではラケット面(打球面)が打ちたい方向ヘフラットで当
たるようにします。フォロースルーを十分とった後に前腕回内で振り切ります。ラケ
ットを最大スピードで振り切るとフォロースルーの一環でラケットが引き戻されます。

注)バックハンドドライブは、前腕回内ではなく前腕回外動作になります。前腕回内
・前腕回外動作は、肘の関節運動です。手首の運動ではありませんので表現に注意し
ましょう。グリップは、バックハンドグリップです。

フォアハンドドライブで、少し浮いてきた球で時間的に余裕がある場合、小さくジャ
ンプしてドライブを打つと速いショットが打てるし、コントロールもよくなります。
試してみてください。

◆リストを立ててラケットを加速する(リストスタンド:手関節の外転)
リストを立てる 

◆フォアハンドドライブ
スライド13 

◆バックハンドドライブ

スライド5 

対戦相手のショットが速い場合、肘を最大限引いて打とうとすると振り遅れてしまい
ます。その場合は、肘を引く距離を短くします。相手のショットのスピードを利用し、
タイミングよく打つことで速いドライブを打つことができます。
このように対戦相手のショットのスピードによって、テイクバックの長さが変わるこ
とを理解しましょう!


<やってはいけない動作>
インパクト時にしゃがんだり、上半身が前方へ突っ込みながら打つとスウィング
  が遅くなるし、コントロールも悪くなります。

インパクト前後に上半身を捻転して打つとコントロールに影響が出ます。

右肘を後方に最大限引き、そこで一旦止めてからスウィングすると、止めた地点
  からスウィングを開始したことになります。肘はゆっくりでも引く⇒出す、を連続
  して動かしましょう。

<どうして浮いてしまうのか?>
初心者やまだドライブの技術を習得していない選手は、シャトルが浮いてしまうこと
があります。インパクト時の打球音もいい音がしません。どんなに速いドライブでも
浮いた球は致命傷になります。
下の図を見てください。
下の図の上は、インパクト時にラケット面が打ちたい方向とは別にやや上方向に向い
ているためにシャトルが浮いています。インパクト直前に前腕回内(フォアハンドの
場合)するのでインパクト時のラケット面の角度にバラツキが出てくるため、このよ
うなことが起こります。インパクト直前ではなく、少し前からラケット面をフラット
な状態にして、その状態のまま並進運動でインパクトし、インパクト後も並進運動を
継続する感覚を持ちましょう。ストローク全体で見るとスウィングしながら前腕回内
をしますが、インパクト前後のラケット面の並進運動の割合を長くとるということで
す。
また、フォアハンドのドライブ時のグリップをウエスタングリップ寄りで握ることで
解決する場合もあります。

◆インパクト時のラケット面の向きでシャトルが打ち出される方向が変わる
ドライブインパクト時のラケット面角度

下の動画は、サマーキャンプに参加した小・中学生が後衛の位置からロングドライブ
を打っているものです。上述の内容を実施しているかどうか見てみましょう!


◆ロングドライブの技術


<ドライブを戦法面で考えてみましょう>
後衛から速いドライブを浮かないで打つと対戦相手は、どのようなショットで返球さ
れるでしょうか? 
速いドライブを打つと、相手選手がシャトルを捉える位置は、一般的には肩関節から
上になります。従って返球は、自身のコート後方に高い放物線を描いたロビングは打
てないと考えます。ドライブもしくはコート中盤に緩い球で返球、ネット前に返球さ
れます。そうするとドライブを打った選手は、コート中盤もしくはネット前に素早く
移動する必要があります。
このようにドライブを打ったら、素早く前方へ移動することを強く意識して試合を組
み立てましょう!

<質問>
初心者でドライブが飛ばない選手がいるのですが、どうしたらいいでしょうか?
素振りでのストロークは問題ないように見えます。シャトルも当てることはできます。

<回答>
まず最初に上述の内容を確認してみてください。もし、そうでなければ、ストローク
が円運動で行っているのかもしれません。インパクト前後でシャトルを押し出すこと
を強調してみてください。


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  1. 2017/09/06(水) 07:00:48|
  2. 技術
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ドロップを効果的に打つ【動画と解説】

「より速く、より高く、より強く」は、オリンピックのモットーです。バドミントン
でも「より速く、より高く、より前で」と唱える指導者が多くいます。選手も、その
言葉が頭から離れないようです。しかし、このような固定観念にとらわれてプレーす
ると、技術のレパートリーが限られるし、対戦相手の足を止めて動き出しを遅らせる
ことが出来なくなる、などの弊害が生じます。
その代表的なものが「ドロップ」の技
術です。「高い打点で打て、前で打て!」と指導されているためドロップを効果的に
打てない選手が多くいます。

ドロップで必要な要素は、
クリア、カット、スマッシュなどの強打と見せかけてドロップを打つ 
打った後のシャトルの落下地点の目安が、サービスラインよりネット寄りになるよ
    うにコントロールする。ことです。


下図を見てください。コートを横から見た簡略図です。各ラケット面(打球面)とド
ロップを打った後のシャトルの軌道を示しています。
下図の①は、打点を高くして前で打った場合です。シャトルの軌道が直線的になって
いることが分かります。結果、シャトルの落下地点がサービスラインより先に落下す
ることが容易に理解できます。

一方は、打点を落としてインパクト時のラケット面(打球面)の角度を上方向にし
て打った場合のシャトルの軌道です。ネットの手前で山を作ることができるため、ネ
ット寄りにシャトルを落下することが可能になります。


◆打点の変化による落下地点の差異
ドロップのラケット面  

今回公開する動画は、サマーキャンプに参加した選手3名がストレート方向に打って
いるドロップです。インパクト時にシャトルをフラットに当てて打つドロップです。
インパクト時にラケット面が上向きに向いて打っています。確認するためにはイン
パクト後のシャトルが打ち出された角度を見てもらえれば分かると思います。

◆打点を落としフラットに当ててドロップを打つ


3名共、何回がキャンプに参加しているため技術的には高いレベルにあります。
非常に上手いですね!!

一般的に女性選手の方が、ドロップをマスターするのが早いようです。強打だけでは
通用しないという深層心理が働いているのでしょう。それに比べ男子選手は、強打に
頼るためマスターが遅いようです。男子選手にとってドロップは決める球ではないか
もしれませんが、対戦相手にとって選択肢を増やし反応時間を遅らせる効果がありま
す。ドロップを加えることでカットやスマッシュ、クリアの効果が増すと考えること
が必要です。

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  1. 2017/08/30(水) 07:00:57|
  2. 技術
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テイクバックを考える【コメントに対する回答】

You Tubeにスマッシュを打っている動画を何点か挙げていますが、その動画を見て幾
つかコメントがありました。
女性で利き腕の肘を下げてスウィングしているのでよくない。
肘を下げてストロークを開始して打っているので、そのまま飛びつてスマッシュを打
 つと振り遅れてしまう。などです。

いろいろな意見があることは悪いことではないのですが、誤解したまま考え方が引き継
がれることは決してよくないと考えます。
そこで、スマッシュの打ち方を再度説明しますが、今回はスウィングの開始からラケッ
トがシャトルに当たるインパクトまでを説明します。このストロークの区間をテイクバ
ックといいますが、ラケット(打球面)を加速するための重要な区間です。
このテイクバックの区間が短いとラケットを十分に加速することができないため、自身
の最速のスマッシュや速いクリア、カットを打つことができません。

下の右図は、利き腕の肘を下げ、そこからダッシュするのと同じ腕の振りで肘を後方に
引いてストロークを開始しています。インパクトまでラケットが動く軌道を長くとり、
ラケットを十分に加速することができます。シャトルが落ちてくるまで十分な時間があ
り、自身の最速のスマッシュを打ちたい場合は、右図のようなテイクバックを取る必要
があります。肘を後方に引いた後、引いた肘を前方に出し、スウィングと共に折りたた
んでいた肘を伸ばします。肘を伸ばす際、前腕回外もしくは前腕回内運動で捻りの運動
を加えスウィングスピードを増します。最後にラケット面(打球面)が遅れて出てきて
シャトルを捉えます。

下の左図は、利き腕の肘をやや上方向へ上げてスウィングを開始することで、インパク
トまでの区間をコンパクトにしています。シャトルが落ちてくるまで余り時間がない場
合、例えば相手の低いクリアやロビングに対して飛びついてスマッシュやカットなどを
打つ場合は、左図のようにテイクバックをコンパクトにする必要があります。当然右図
に比べショットのスピードは遅くなります。

◆テイクバック動作の違い
スライド6 

もう一つ、ネット前のチャンス球をスマッシュで決める場合は、どうでしょうか?
肘を肩関節付近まで上げてから肘を少し後ろに引いて、テイクバック動作を非常にコン
パクトにしてスウィングします。上記の2パターンの比べショットのスピードは、遅く
なります。
このようにいろいろな状況によってテイクバック動作が変化することを理解しましょう!
ストロークは、決して画一的なものではありません。

ところで初心者は、どういった順番でマスターすればいいのでしょうか?
初心者は、まずシャトルに当てることを最優先するため、テイクバック動作をコンパク
トにしてスウィングしましょう! シャトルに当たったらそれで完成ではなく、最終的
には、右図のようなテイクバック動作で打てるようにしましょう! これが出来ればテ
イクバック動作をコンパクトにすることは容易です。

さて、女子選手は? ということですが、バドミントンの技術で、男性用、女性用、子
供向け、大人向けという区別はありません。

問題は女子選手でモデルになるであろう選手です。リオオリンピック女子シングルスで
優勝したマリン選手は、どうでしょうか? コート内移動スピード、スタミナ、パワー、
気迫があって素晴らしい選手です。しかし、残念ながら高い身体能力に比べスマッシュ、
カットなどのショットのスピードが見劣りします。ラケットを垂直に立てた状態から肘
を後方に引いてテイクバック動作を行っています。まるでネット前のチャンス球をスマ
ッシュするようなストロークです。ラケットが主に頭部から上でスウィングしているた
めラケットが動く軌道が短く、自身の最速のスマッシュ、クリア、カットを打つことが
できません。対戦相手が脅威に思うショットが半減していると言ってもいいでしょう! 
ああいう打ち方だからオリンピックチャンピオンになったのだ。と考えるのか? 
ストロークを改善して速いショットを打てればもっと楽に勝てるようになる。と考える
のか?! 
私は後者だと考えます。

次に選手自身の立場から考えてみましょう!
・自分はコントロール主体の選手だから、速いショットを打つよりコンパクトにスウィ
ングすることを心掛けている;;;。と理解し納得していればいいのかもしれません。

・テイクバック動作を考えたことがない。指導もされたこともない。
と言うかもしれません。残念です。

・最近指摘されたが、何年もこの打ち方で行っているため自動化されている。今更改善
は不可能だ。
初級段階でマスターしておけばよかったですね! しかし、諦めるのは早いのでは・・・。

<コメントに対する回答>
女性で利き腕の肘を下げてからスウィングしているのでよくない。
 ⇒逆です。goodです!

肘を下げてストロークを開始して打っているので、そのまま飛びつてスマッシュを打
 つと振り遅れてしまう。などです。
 ⇒状況によってテイクバック動作を変えて打ちましょう!

さて、ここでまだ疑問を持っておられる方は、ボール投げで上記3つのテイクバック動作
で投げ比べてみてください。
一番遠くに投げることができる投げ方は、どれでしょうか?

<飯野コメント>
自身の最速のスマッシュを打つためには、ストロークの完成だけでは達成できません。
運動連鎖をスムーズに行う。(下肢⇒体幹⇒上肢⇒ラケットへと運動エネルギーを増大
  し伝達するシステム)

運動連鎖の各部位の筋パワーを向上し、運動エネルギーの発生を増大する。
    が必要です。

★運動エネルギー=ラケットをスウィングするための動力源

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<サマーキャンプ参加者募集中>
開催日:8月18日(金)午後から19日(土)・20日(日)
会場:千葉工業大学 新習志野キャンパス
申込締日:8月10日 定員になり次第締め切ります。
★内容詳細は、6月6日公開のブログ記事をご覧ください。
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  1. 2017/07/03(月) 07:11:44|
  2. 技術
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ダブルス中盤&前衛バックハンドの技術練習【動画と解説】

レベルの高いダブルスの試合では、ラリーのテンポが非常に速くなってきています。
日々の練習でテンポの速いラリーに慣れておかないと試合でアッという間に終わって
しまいます。
そこでダブルスでテンポの速いショットがバック側に打たれたことを想定し、バック
ハンドで打ち分ける技術練習を動画で公開します。
特にバック側の頭部の高さ付近にきた球に対して、フォアハンドで打つと浮いた球に
なったり、ネットに引っ掛ける可能性が高くなります。その場合、バックハンドで返
球する必要があることは言うまでもありません。
選手は、動画の前半はコート中盤で打っており、後半はネット前(前衛の位置)で打
っています。コート中盤では、ドライブやハーフ、ネット前に打ち分ける。前衛では、
速いプッシュやネット前に打ち分ける技術練習です。

◆ダブルス中盤と前衛バックハンドの技術練習


◆プッシュはトルクを活用
前衛プッシュでは、腕は肘を曲げた状態から、肘を伸ばしてスウィングします。さらに
バックハンドグリップでハンドルに親指を立ててハンドルを強く押しながら捻る動作が
重要です。

バックハンドトルク 


問題は、球出しです。日々練習・練習・練習・練習です。

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<サマーキャンプ参加者募集中>
開催日:8月18日(金)午後から19日(土)・20日(日)の3日間
会場:千葉工業大学 新習志野キャンパス
★内容詳細は、6月6日公開のブログ記事をご覧ください。

<初心者を上手く指導するためのセミナー募集中>
開催日:7月15日(土)9時30分~オリエンテーション 18時00分終了予定
会場:千葉工業大学 新習志野キャンパス
★内容詳細は、5月28日公開のブログ記事をご覧ください。

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  1. 2017/06/12(月) 07:00:39|
  2. 技術
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フォア奥スライスドロップの技術【動画と解説】

今回も滋賀県仰木の里ジュニアチームの講習会で行った技術練習を動画で解説します。
フォア奥のスライスドロップの技術です。

◆フォア奥スライスドロップの技術


<解 説>
フォア奥で対戦相手が高いロビングやロングハイサービスを打ってきた際に、速いショ
ットを打ちたい場合は、ジャンプして打ったり、両足を空中で入れ替えて打ちます。
また、低めのロビングなどに対して攻撃的なショットを打ちたいと思ったら飛びついて
打ちます。
今回は、フォア奥へ追い込まれて上記の2つのフットワークが出来ない時に打つショッ
トのうちの1つです。フットワークは、継足(シャセ)もしくは、クロスステップで移
動します。
5月8日にハイバックスライスドロップの技術を動画と解説で公開しましたが、そのフォ
ア版になります。

・右足の着地は、右足踵から着地しましょう。着地と同時にインパクトしてはいけませ
   ん。土台である下半身を安定させてから打ちます。着地後にインパクトすると、移動
   して発生させた運動エネルギー(スウィングするための動力源)と、右足踵から着地
   して得た床の反力を利用してスウィングできるので、クリアやドライブを打つ時にス
   ウィングスピードが増します。これは、ハイバッククリア・スマッシュ、バックハン
   ドドライブなどを打つ時にも言えることです。

・利き腕の右肘を曲げて後方に引きストロークを大きくします。これは、相手にクリア
   やドライブなどを打つと見せかける効果もあります。

・引いた肘を前方に出して、インパクト直前に曲げていた肘を伸ばしながらラケット面
   をスライスしてスウィングします。

・スライスによるラケットの軌道は、ストロークの長い距離の中で三日月形になるよう
   にしましょう。

・リストを立てることでラケットを立ててスウィングしましょう。ラケットを立てて打
   つことで①クリア ②ドロップ ③カット ④速いドライブを打つことができます。

Q12-1.jpg  

・打ち終わってからのフォロースルーを十分にとることで飛距離を出し、シャトルのコ
   ントロールを向上させます。

・相手コートネット際にシャトルを落下させたい場合は、スウィングスピードを落とし、
   シャトルの軌道はネットの手前で小さな山を作るようにしましょう! この時もスウィ
 ングの途中でラケットを止めず、ゆっくりスウィングしながらフォロースルーを十分に
 とります。

・グリップと親指の位置は、下の写真のとおりです。意外と思う方もいるかと思いますが、
   バックハンドグリップです。フォアハンドグリップで打つとラケット面(打球面)の角
 度が相手コートのサイドラインより少し外側に向くため、そのままで打つとサイドアウ
 トになる可能性が高くなります。

バックハンドグリップ (2)  

・右利きの選手は、右足に体重を乗せて打ちます。

・利き腕以外の左の腕と体全体は動かさないようにします。

・クロス方向に打つ場合は、インパクト時にラケット面をクロス方向に向けて打ちます。
   その際、打ちながらクロス方向を見ると両肩が動くためシャトルのコントロールが不安
   定になります。シャトルの行方を見たい場合は、フォロースルー後に見るようにしまし
   ょう。

モデルの選手は中学2年生です。素晴らしいですね!
この技術は、特にシングルスで頻繁に使います。皆さんもマスターしましょう!

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<You Yube 視聴回数100万回超え>
ブログとリンクしている私のYou Tube動画がお蔭様で視聴回数100万回を超えました。
チャンネル登録者数1,476人 掲載動画数94本というものです。
当初はここまで行くとは思っていませんでした。今後も皆さまの役に立つ動画を掲載して
行きたいと思います。
ご要望などございましたら、ご連絡を御願いします。⇒iino@quartz.ocn.ne.jp
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  1. 2017/05/22(月) 07:00:10|
  2. 技術
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ハイバックスライスドロップの技術【動画と解説】

5月3日・4日と滋賀県仰木の里ジュニアチームの講習会が開催され講師として参加し
ました。当日は、技術練習をたくさん行いましたが、その中のハイバックスライス
ドロップの技術を動画で解説します。

◆ハイバックスライスドロップの技術(小学生)


<解説>
バック奥でハイバックで取らざるを得ない状況でストレートにドロップを打つ技術で
す。
・利き腕の右肘を曲げて後方に引きストロークを大きくします。右肘を一旦上に大き
   く上げてから下げる選手がいますが、肘は下げた状態で体に沿って後方に引きまし
   ょう。

・引いた肘を前方に出して、インパクト直前に曲げていた肘を伸ばしながらラケット
   面をスライスしてスウィングします。

・スライスによるラケットの軌道は、ストロークの長い距離の中で三日月形になるよ
   うにしましょう。

・リストを立てることでラケットを立ててスウィングしましょう。

 スライスドロップ

・打ち終わってからのフォロースルーを十分にとることで飛距離を出し、シャトルの
   コントロールを向上させます。フォロースルーを実行するためには、右肘を振り下
   ろすことを強く意識しましょう。

・グリップと親指の位置は、下の右側の図です。

バックハンドグルップ  

・右利きの選手は、右足に体重を乗せて打ちます。

・インパクト前後では、利き腕以外の左の腕や体全体は動かさないようにします。

・クロス方向に打つ場合は、インパクト時にラケット面をクロス方向に向けて打ちま
   す。その際、打ちながらクロス方向を見ると両肩が動くためシャトルのコントロー
   ルが不安定になります。シャトルの行方を見たい場合は、フォロースルー後に見る
   ようにしましょう。

2名の小学生選手の技術は、素晴らしいですね!
この技術は、特にシングルスで頻繁に使います。皆さんもマスターしましょう!


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  1. 2017/05/08(月) 07:01:07|
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ボディー周辺のレシーブ技術【動画と解説】

今年度第5回目の「野の花クラブ・ハート」主催講習会が3月5日(日)開催され無事
終了しました。今回はダブルスの技術練習とノック練習、スピード練習、プライオメ
トリクストレーニングとして縄跳び(二重跳び)を行いました。
年間を通じて選手のレベルアップを直に感じとることができました。選手&指導者の
皆さまお疲れ様でした。

今回は練習の1つとしては、ダブルスでサイドバイサイドの守備の陣形から、相手が
打ったスマッシュをネット前に返球してトップアンドバックに素早く移行し攻撃する
練習を行いました。
そのためにボディー周辺にきたスマッシュをネット前に返球する技術練習を行いまし
たので動画と解説でおおくりします。

◆ボディー周辺にきたスマッシュをネット前に返球


<ストロークと注意点>
ボディー周辺にきたスマッシュのレシーブは、バックハンドで返球します。
    フォアハンドでレシーブすると利き腕の肘が体側(からだの側面)に当たりラケッ
    トを操作できなくなります。

グリップはバックハンドグリップです。27 ハンドルに付ける親指の位置は、
    下の右側の図の方が打ちやすいでしょう。

リストを立てて構えましょう。

テイクバック動作は行いません。
  インパクト直前に曲げていた肘を伸ばしてスウィングします。

ラケットの軌道は、ネットに向かって三日月形の半円を描くように押し出します。
    そうすることで、相手が打ったスマッシュのスピードを減速させネット前に返球す
    ることができます。
    フォロースルーを十分とりましょう。またスウィングスピードの調整も必要です。

インパクト時のラケット面の角度によって減速しすぎて高く上がったり、低すぎて
    ネットに引っ掛けたりします。練習を重ねて、打点や相手のスマッシュスピードの
    変化に対して最適なラケット面の角度とスウィングスピードを感覚で覚えて行きま
    しょう!

この技術は、シングルスで相手のスマッシュがボディー周辺にきたときも使うこと
    ができます。

<飯野コメント>
動画の2名の選手の技術は如何でしたか? うまく返球していましたね!
この技術は、動作が単純なためすぐにできる技術と思っていましたが、選手にとって
結構難しい技術のようです。すぐにできない理由は、練習していなかったからです。
半面で2名の選手がスマッシュ交互の練習を行うときに、レシーブでこの技術を使って
ください。すぐに習得できるようになるでしょう!


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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
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目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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