バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

同じ練習を長い時間できる?【質問】

指導者のK氏から以下の質問がありましたので、ブログでも回答します。

K:小学生は、同じ練習を出来限り長く行ったほうがいいのでしょうか?

飯野:小学生の1回当たりの集中力の持続時間は、一般的には、15分~20分位と言わ
れています。大人は、50分程度と言われていますので、随分と短いと言えるでしょう。
例えば、1つの技術を習得するため3~4名でローテーションしながらその場で打つ練
習を行ったとしても、短時間で飽きてしまうことが目に浮かびますね。
集中力をできる限り長く持続できるようになるためには、練習の目的、試合のどの場
面で目的とする技術を使うのか? いいショットを打つと対戦相手からどのような返
球が想定されるかなどを説明して動機付けを行う必要があります。
しかし、小学生低学年になると、試合経験が少なく、バドミントンのラリーのイメー
ジが思い浮かびにくいため、動機付けが難しくなります。

K:短時間でいろいろなパターンを行った方がいいというわけですね!

飯野:その通りです。子供は集中力が切れると遊びだすため、無理に長い時間練習を
行って空振りとなってしまいます。
例えば、講習会で技術練習を行う際、①試合の場面を説明 ②相手が打ったショット
に対して、返球パターンを説明 ③返球するショットの1つを取り出し打ち方の詳細
を説明 ④デモンストレーション ⑤選手に出てきてもらい、実際に打ってもらい長
所、短所を解説し出来ていない部分を修正するというパターンで行っています。合計
で10分~15分位です。その後、各コートでその場で打つ技術練習を10分前後行い、最
後に動きを入れた技術練習を10分程度行います。1つの技術練習は、おおよそ30分~
40分単位で行います。長年の経験から、それ以上行っても成果が期待できないことが
感じられます。
各クラブで行う際は、技術の説明は済んでいると仮定すると、1つの技術練習に対し
て、3名前後を1グループとして動きを入れた練習を含め20分程度を目安にして練習す
ればいいと思います(1コート当たり6名の練習と考えてください)。終了したら、休
憩を適度に入れ別の技術練習を行い、それを繰り返す方法がいいと思います。

K:ノック練習(スタミナ向上)は、どの位を目安にすればいいですか?

飯野:レベルの高い高校生や社会人となると試合時間を想定して行います。選手の疲
労度合や体力にもよりますが、1選手当たり4~5種目計30分でオールアウトになるよ
うに行います。小学生となると体力レベルや競技レベルにもよりますが、10分~最長
20分程度と考えます。決して無理はしないようにしましょう!

K
:選手のレベルアップを図るために指導できる選手数はどの位がいいのでしょうか?

飯野:一人の指導者が何名の選手を指導できるかといいますと、4名位がベストで最
大6名までだと考えます。それ以上の選手数になると、指導が行き届かなくなります。
あるチームでは、定員を設けて入部できない選手は欠員を待っているケースもありま
す。指導者と選手がお互い満足するためのやり方だと思います。

K:選手に対する動機付け、打ち方の説明、ラリーのイメージ付けが難しいですね!

飯野:そうですね。指導者のレベルアップは不可欠ですね!


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  1. 2017/01/16(月) 08:00:52|
  2. 方針
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世界トップレベル選手になるには?【質問】

大学で指導されているD氏から質問がありましたので、ブログでも回答します。

Q:大学で男子選手の指導を行っています。現在、世界の男子トップ選手の中で日本選
手が割り込んでいくには、非常に大変だと感じています。特にシングルスは、ジャパ
ンオープンでも本選から出場できる選手がいません。世界トップレベルに近づくには、
どのような練習・トレーニングを実施して行けばいいのでしょうか?

飯野:世界トップレベル選手と日本選手の大きな違いは、瞬発力の差とその持続力で
す。瞬発力と言った方が,イメージ的に分かりやすいので使いましたが、今後「筋パ
ワー(きんぱわー)」という言葉で表現します。筋パワーとは、筋肉が素早い動きの
中でどれだけ強い力を発揮する能力があるかを表すものです。学術的には,「筋パワ
ー=筋力×スピード」と定義されており,力とスピードの両方の要素を含んでいます。
筋パワー不足とは具体的には、スマッシュのスピード、サイドへの飛びつきを含めた
ジャンプ力、コート内移動スピードに差があります。

Q日本の練習・トレーニングに問題があるのでしょうか?

飯野:各世代で練習してきた蓄積の結果が、現在のレベル差になっているので一概に
大学の練習方法に問題があるとは言い切れません。筋パワーのトレーニング不足及び
それを継続して実施してこなかった結果だと考えます。筋パワーの基盤が筋力です。
最大筋力を向上させることで速筋繊維の肥大を図り、コート内を速く動けたり、大き
な力を発揮することが出来ます。それを基にしてスピードの要素を含めた筋パワート
レーニングを実施すべきです。筋パワーの代表的なトレーニング方法でイメージしや
すいのは、比較的負荷の軽いバーベルを担いで素早くジャンプを繰り返すものです。
また、ウェイトジャケットを着て、ジャンプを繰り返すのもいいでしょう。また、発
揮パワーを高めるプライオメトリックトレーニングも必要です。無負荷のジャンプト
レーニングや縄跳び(二重跳び)などが含まれます。
両方のトレーニング方法を紹介する雑誌は、一般に市販されていますので購入可能で
す。実施条件を守り行ってください。

Qスピード練習は、ようやく普及しつつありますが・・・。

飯野:いい方向に行っています。しかし、未だに根強いのが、ランニングです。(長
距離走)。バドミントンのスタミナ向上のためには、ランニングを行うのは当たり前
だという固定観念があります。非常に残念です。

Q:なぜ長距離走では、バドミントンのスタミナが向上しないのでしょうか?

飯野:バドミントンは、非日常的で複雑な動きをスピーディに行います。その動作を
繰り返し行うことでよりスムーズに、そして省エネで動くことができるようになりま
す。
ランニングのような単純な動作を繰り返す競技ではないのです。
それでは、ランニングとバドミントンの動作を比べてみましょう。
<動く方向>
バドミントン:前後、左右、斜め前斜め後ろと多方面に動きます。いずれもその後、
素早く立ち直って方向転換を行います。

ランニング:前方しか移動しません。

<移動時の足の運び方=フットワーク>
バドミントン:ツーステップ、サイドステップ、クロスステップ、継ぎ足(シャセ)
が中心です。

ランニング:左右の足を前方へ交互に出します。

<インパクト時の体の動き>
バドミントン:両サイド・斜め後方に飛びついて打つ、垂直方向へジャンプして打つ、
両足を空中で入れ替えて打つ、ネット前に飛びついてプッシュする。ネット前&サイ
ドで右足を出し両足を開いて固定して打つ(右利き選手)。

動作だけを見てもこんなに大きく違います。バドミントンの動作は複雑ですので、フ
ットワーク練習やノック練習、打ち合いの練習などを行い、動作の熟練度を向上しな
ければいけません。


Q:某専門誌で優勝したのは、ランニングを毎日実施していたからだ・・などと記載
された記事が過去ありました。それを読んだ父兄、指導者、選手は盲目のようにラン
ニングは必要なんだと思い込んでしまっています。

飯野:バドミントンとランニングの違いは、動作だけではなく運動強度が違います。
運動強度というとピンとこないと思いますが、「運動が激しい」「動くスピードが速
い」と解釈してもいいと思います。例えばランニングを30分走れる選手が、フット
ワーク練習を試合と同じスピードで30分行ってみてください。バドミントンのフッ
トワーク練習の方が、運動強度が高いため続けることは困難です。
レベルが高い選手と試合をするとラリー時間が長くなったり、いつもより速く動くた
め乳酸が大量に生成されます。それを繰り返すと動きを遅くするか、動きをストップ
するしかなくなります。これがスタミナ低下の大きな要因です。
速く動いて長く続けられ、シャトルなどを拾うなどの短い休み時間をはさみ、これを
繰り返し長く続けられる選手が、バドミントンのスタミナがあるといいます。
バドミントンのスタミナ向上の練習・トレーニング方法は、過去の私のブログ記事に
記載していますので、一読してください。
バドミントン競技のスタミナは、ランニングのような運動強度が低い動作を継続する
「有酸素運動の持久力」で養われるのではなく、高い運動強度で長く動き短い休憩を
はさみ、それを繰り返す「スピード・パワーの持久力」で養われる競技だと認識すべ
きです。このように認識することで、練習・トレーニングの方向性が明確になると思
います。
従いまして、ランニング(長距離走)は、バドミントン競技のスタミナ向上には直接
的にはつながらないと結論づけています。しかし、長期間運動していなかった選手は、
ランニングから開始して徐々に体を運動に慣らして行く必要があります。また、少し
スピードを落として走れば疲労回復の手段としては非常に有効です。

Q:世界のトップレベルの女子選手も同様でしょうか?

飯野:女子選手も同様です。練習・トレーニング方法は、男女差はありません。
リオオリンピックの女子シングルス決勝を見ると、コート内移動スピード、スタミナ、
技術共、男子トップ選手と大きな差はないように感じられました。女子選手もスピー
ド、パワーの時代に既に突入しています。

Q:ありがとうございました。これらを参考にして練習計画を見直します。


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  1. 2016/11/28(月) 08:00:02|
  2. 方針
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小学生伸び悩み

ブログ読者の方から以下の質問がありましたので、ブログでも回答します。

<質問>
小学生の母親(Hさん)です。バドミントンをやっている子供が伸び悩んでいます。試
合でなかなか勝つことができません。どうしたらいいでしょうか?

<回答とやり取り>
小学生の段階は、心臓・肺・筋肉・精神などが十分に発育発達しておらず、年齢差、個
人差も大きいと言えるでしょう。
体が大きい子もいればまだまだ小さな子供もいます。
体が大きい子は、クリアを相手コートのバックバウンダリーラインまで飛ばすことがで
き、体が小さな子は、飛ばすことができません。これでは、勝敗は明らかですね!
また、同じような体格でもバドミントンの開始年齢や練習頻度などによっても競技のレ
ベル差が生じてきます。
従って、試合の勝ち負けで「伸び悩んでいる」と感じるのは違うのではないでしょうか!
小学生段階では、神経系の発達が著しいことから、練習・トレーニングの主眼は、
バドミントンのいろいろな技術を覚える。
フットワークなどで素早く動けるようになる。
バランス感覚を養う。
であり、試合によって対戦相手との相対的な評価を行うべきではありません。
1つの技術を覚えたら、うまくなった。
スピード練習のタイム測定で0.3秒速くなったら、速く動けるようになった。
と褒めるべきであり、このことを評価すべきです。
将来に備えてバドミントンの競技力の基盤となる「技術」を習得し、「コート内移動
スピード」を向上する練習・トレーニングを実施しましょう!

H:指導者でハイバックやクロスネットは高校生になってから覚えなさいという方がい
ますが・・・。
飯野:その指導者は、ハイバックやクロスネットを指導できないので触れないよいにし
ているかもしれません。国際大会でトップレベルの選手が使っている全ての技術を練習
しましょう。年齢が高くなるにつれて技術を習得するための時間が長くかかります。

H:うちのチームは、スピード練習を実施していません。
飯野:各地で開催する講習会でスピード練習を行うと、明らかに実施していない選手が
多いことが分かります。小学生の大きな練習目的でもあるスピード練習を行っていない
ことはとても残念です。そして、方向転換を素早くするアジリティトレーニングや動き
始めを速くするクイックネストレーニングも行っていない選手も多いですね!

H:小学生で体が大きく試合に勝つから、その子は将来性があるとは思わないのでしょ
うか?
飯野:思いません。私の小学生の評価基準は、技術があること、素早い身のこなしでフ
ットワークが速いことです。体の大きな子は、試合に勝つことで満足し、技術を習得す
ることや速く動こうとしないケースがあります。このままですと、その子は、中学や高
校で追い越されることが目に見えています。

H:選手はどのようにして強くなっていくのでしょうか?
飯野:中学生になるとスタミナが向上する年齢になります。この時期にノックやフット
ワーク、打ち合いの練習で呼吸循環機能の向上を図り、併せて筋持久力向上のトレーニ
ングを実施します。それによってバドミントンのスタミナが向上します。
それに、小学生時代に実施した練習・トレーニングの内容をプラスして行います。
高校生になると力強さが向上する年齢です。最大筋力向上や筋パワー向上のトレーニン
グを実施しましょう! プライオメトリックトレーニングと併用して実施すると、さら
に速く動けたり、高くジャンプすることが可能になります。
それに、中学生時代に実施した練習・トレーニングの内容をプラスして実施します。
練習・トレーニングの実施頻度、時間、回数などは個人によって考慮する必要があります。
その後、多くの試合経験を積み、完成された選手になって行きます。

小学生の段階は、試合の勝ち負けで浮かれたり、落ち込んだりする時期ではりません。
目的を明確にしてお子さんに伝え勇気づけましょう!!


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  1. 2015/10/15(木) 08:00:18|
  2. 方針
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部費

放たれたシャトルが少しでもラインの中に入っていたら「イン」、少しでも外にずれ
たら「アウト」になる競技がバドミントンです。正確なショットが要求される繊細な
競技とも言えるでしょう! 

シャトルを正確に打つためには、正しいフォーム・ストロークで何千回何万回と打ち
込んで体に染み込ませないと身につくことはありません。例えばドロップを打つにし
ても強打と見せかけて打つ為のフォームづくり、ストローク、インパクト時のラケッ
ト面の角度、スウィングスピードなど注意することがたくさんあります。
さらに打点は、相手のショットと自身の予測・移動スピードなどの関係で決まります。
従って、打点はその都度、高低と奥行きがあり自身の都合のよい打点ばかりで打てる
とは限りません。いろいろな打点でストレートとクロスに打ち分けるわけですから正
確に打てるようになるためには膨大な時間が必要です。1つの技術を取り上げても大
変なのにバドミントンのショットは他にも数多くあります。

正しいフォーム・ストロークで何千回何万回と打ち込んで体に染み込ませるためには、
ある程度正確に飛ぶシャトルを使って練習する必要があります。ある程度正確に飛ぶ
シャトルで練習すればインパクトでどのようなラケット面の角度で、どのようなスウ
ィングスピードで打てば正確なショットが打てるのか等、感覚が研ぎ澄まされ試合で
も正確にシャトルをコントロールできるようになります。

ところが各ジュニアチームでは、ゲーム練習は新品のシャトルを使用して、ノック練
習や技術練習などは羽根がかろうじて付いているシャトルを使用しているチームが殆
どのようです。正確に飛ばないシャトルで多くの時間練習してもストロークの感覚を
身に着けることは、難しいと言えるでしょう。
そこで、ひと月の部費を聞くと体育館使用料は別にして1選手当たり500円から多く
て1,500円程度が相場です。

部費をもっと多く徴収し、正確に飛ぶシャトルを使って効果のある練習を行っては如
何でしょうか?

一方、ジュニアで人気の水泳(スイミングスクール)のスクール代を見てみると1ケ月、
週2回の練習で8,000前後と高額です。錦織選手の大活躍で最近人気のテニススクール
の料金は、週1回のレッスンで月8,000円前後が相場のようです。両スポーツ共、施設
の維持費、減価償却費やスタッフの給料で高額になっているのは分かりますが、バド
ミントンと比べると随分と高額なようです。

バドミントンの部費が、1選手当たり月8,000円だったら、正確に飛ぶシャトルを思う存
分打つことができ、早くショットの感覚を身に着けることができると思いませんか?
そして、技術練習やノック練習で使用できるシャトルが多くあると、選手は、シャトル
を集めることに注意をあまり向けなくてもよくなり、本来の練習に集中することができ
ます。

しかし、バドミントンはラケット、ストリング、シューズと消耗品を多く使うため、一
概に他のスポーツと経費の比較ができないのは事実です。

さあ、どうしますか?
まずは、現在の部費を倍にしてみては如何でしょうか?

----------------------------------------------------------------------------------
『北海道限定告知』放映日程変更になりました。

今年の第16回全国小学生ABC大会のBグループ(34年生)男子の部シングルスで準優勝
した北海道釧路市在住の阿部学斗選手のTV放映があります。

★以下のとおり変更になりました★
日時:928()朝7:45~8:00  「おはよう北海道」 特集コーナーで4分ほどの放映予定
         10月2日(金)18101900 
NHK北海道「ほっとニュース北海道」
   のスポーツコーナーで放映予定

ただし、大きな事件事故などによって放送日がずれる可能性がありますので、ご承知お
きくださ
い。

学斗選手は、小学1年生からコーチングセミナー「小・中学生のためのスプリングキャ
ンプ」に参加している選手です。


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  1. 2015/09/24(木) 08:00:21|
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打てないから教えられない?

ある講習会でジュニア選手に技術指導している際、指導者のAさんから「自分がこのショット
を打てないので指導できない」という発言がありました。この時は、時間がなかったので会話
はできませんでしたが、読者も共通した考えをお
持ちの方がいらっしゃると思い、ブログで私
見を述べます。

指導者が試合で使うべき全てのショットが打てて、適切な見本を見せられる人は、ごく僅か
だと思います。
Aさんのような考えの指導者は、打てないショットがあると、選手が行う技術練習では、この
ショットの練習を避けるのでしょう。いくつかのショットの技術練習は行わないとなると、選手
の技術の幅は広がりません。そうすると選手は、試合で窮地に追いやられます。試合で負け
る原因の半分以上は、打てないショットがある、ショットの精度が低い、エラーが多いなど技
術レベルに問題があるわけですから・・・。

選手は、指導者の器(指導力)の範囲内でしか競技レベルが向上しないと言えるでしょう!

Aさんの心理を推測してみましょう!
指導者は、ショットの見本を見せることで、指導者としての威厳を保ちたい。集団をまとめるた
めに優位に立ちたい。従って苦手な部分は避けたいと考えているのかもしれません。
このように考えている指導者は、淘汰されていくでしょう!
それとも、打てるから指導できるんだという完璧主義者なのでしょうか?
指導者は、選手の可能性を広げる、競技レベルが向上するための道標を示し実践する。こ
とが求められています。

見本をみせられない場合は、どうすればいいのでしょうか?
ショットの見本は、レベルの高い選手が練習に来て、見本を見せられる技術があったら、指導
している選手に「この選手のこの技術を見なさい」と注目させる。
もう一つの方法は、現代はYou Tubeで国際大会を簡単に見ることができます。この選手のこ
の技術を見なさい、真似しなさい。と提言することも出来ます。

ショットの見本を見せれば技術を教える指導者として合格なのでしょうか?
見本を見せても出来ない選手は多いですね! 見本を見て直ぐに出来る選手は、ごく僅かで
す。
見本を見せても出来ない選手には、どうしたらいいのでしょうか?

選手に技術練習を行わせて、選手の横で言葉や身振り手振りで指導し、出来るようになれ
ばいいですね!
例え見本を見せられなくとも、こちらの方が素晴らしいと思います。

しかし、バドミントン界の最大の課題は、技術を適切な言葉で指導できる指導者が非常に少な
いということです。
バドミントン経験者であっても、技術は見て覚えた選手がほとんどです。
言葉で指導されていないから言葉で指導することが難しいのです。
また、言葉で指導されていても間違っていることも多くあります。

バドミントンと同じような球技スポーツとして、テニス、卓球などありますが、これらと比べると技
術の数は多岐に渡ります。
バドミントンは空間を利用し立体的であリ、スマッシュなどの速いショットから、ドロップやロビン
グなどゆっくり落下するショトまで緩急の差が大きな競技です。
アンダー、サイド、オーバーヘッドとストローク数が多く、ネットへ返球する、ネットからいろいろ
なショットを打つ、更にフォアハンド、バックハンドもあり他の球技では比較にならないほど技
術の要素が強い競技です。
これらの全ての技術を理解し指導できるようになるには、並大抵ではありません。

今回は、技術だけを視点にしましたが、指導者は、他にトレーニング方法・練習方法の知識と
実践、ノック技術の習得、練習計画作成、チームマネジメントなどの能力が必要です。
指導者は、指導している期間中は、自己開発のための勉強が継続して必要だと言えるでしょう!


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  1. 2015/07/02(木) 08:00:49|
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選手を褒めない指導者

ある日、練習を行ったら、隣で小学生4名があるスポーツの個人練習を行っていました。
選手は1名毎に演技を行っていますが、指導者は、「何やっているの!」「そこは違うで
しょう!」と甲高い声でひっきりなしで怒鳴っています。終いには選手1名を読んで大声
で説教を始めました。「あなたは人より能力が低いんだから何倍も練習しないといけな
いの!」「前に私の言ったことが出来ていない、何をしていたの?」「このままでは低学
年に抜かれてしまう」などなど・・。
選手は、「はい」「はい」と蚊の鳴くような声で答えるだけです。
練習中1度も選手を褒めません。ヒステリックに怒鳴っているだけです。

別の日も一緒の時間帯に練習になりました。練習開始1時間30分間選手は自主練習
のようです。案の定、選手は、やってる振りしてサボっています。指導者は、その間パ
ソコンやメールを見ているようです。ようやく選手1名1名の演技が始まりましたが、ま
たしても選手の失敗をヒステリックに怒鳴っているだけです。選手は指導者の顔色ば
かり窺っています。
怒るならその前に具体的な演技指導をしたらどうか? 選手は楽しいのかな? など
と考えてしまいます。

果たしてこのような練習で選手は強くなるのでしょうか? 
指導者は、選手を褒められないのでしょうか?

1964年米国の教育心理学者ロバート・ローゼンタールは、「人間は期待された通り
の成果を出す傾向にある」という「ピグマリオン効果」を提唱しました。
ロバート・ローゼンタールは、児童を無作為に分け、学級担当に1つのグループを任
せ、今後数か月で成績が上がる子供達だと伝えました。その後、学級担当は、子供
達の成績がよくなると期待を込めて接し、子供達も期待されていると意識しました。
結果、数か月後、確かにこのグループの成績は他のグループに比べ向上したと言い
ます。(実験の方法については論議もあるようです)

「ピグマリオンとはギリシア神話に登場する王の名前で、ピグマリオン王が作らせた
女性の彫像があまりにも美しく、その彫像に恋焦がれるあまり、衰弱していく王に同
情した神は、王の願いに応え、彫像を人間に変えたという神話から、ローゼンタール
が名づけたものです」

さて、元に戻しましょう。
このピグマリオン効果に従えば、バドミントンの指導現場では、指導者は選手に対
して期待している旨の言動を心掛けることが必要です。
「ここが出来ればあの選手のショットを返球できる」「ショットが正確になった」「動くス
ピードが速くなった」「セット数が増えてスタミナが向上した」など少しの変化も見逃
さずに褒めることが必要です。弱点を指摘する時は。「ここがよくなった。しかし、こ
こを改善するともっとよくなるよ」など最初に褒めて、次に弱点を指摘するといいで
しょう。
そして、最大限努力すれば達成できる大会成績も選手に示す必要があります。

反対に、期待されないで「お前はダメだ」と言われ続けていると、その言葉通りに成
績が下がったり、能力が落ちてしまうことがあります。これを「ゴーレム効果」と言い
ます。

怒ったり叱ったりするときは、チームのルールやマナーを守らないときや、体調に問
題がないのに一生懸命練習しないときです。

日本人は、人を褒めることが苦手な人種かもしれません。
最初は、理想的な指導者像をイメージして演技することから始めましょう


<お知らせ>
① フィーダースキルアップセミナー参加者募集中!
    基礎編:2015年1月17日(土)10時00分~17時00分
    応用編:2015年2月21日(土)10時00分~17時00分
    申込み締日:2015年1月4日
    内容詳細は、2014年12月12日公開のブログ記事をご覧ください。

② 鳥取市選手強化練習会(講習会)に県外選手と指導者の参加申込み受け付中!
    日時:2015年2月14日(土)・15日(日) 申込み締日:2015年1月20日
    内容詳細は、2014年11月22日公開のブログ記事をご覧ください。


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  1. 2014/12/19(金) 08:42:25|
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表現力・人間力

先週は、全米オープンテニスの錦織選手準優勝の話題で持ち切りであり、私もTVや新聞に
くぎ付けの日々であった。
特に日本の若いテニス選手が準決勝をTVで見終わった時の目の輝きが印象的であった。
テニス人生の未来に向かって一筋の光が差し込んだ瞬間である。

テニス素人の私からみた錦織選手のプレーの特徴は、①サービスのスピードは特に速くな
い ②コート内を動くスピードがある ③バックハンドの両手打ちから両サイドへ返球するショ
ットのコントロールが優れてる ④外国選手に比べ体格で劣っているが、動き続けられるス
タミナがあり長時間の試合になると優位に立つ。

プレーも然ることながら、決勝後のスピーチが特に感心させられた。
「今日は全力を出し切ったが、相手に及ばなかった。勝ったチリッチ選手を祝福したい。自分
自身、初めて決勝に進むことができた。自分を支えてくれたチームに感謝したい。優勝トロ
フィーを獲得することは出来なかったが、今大会の2週間は本当に楽しかった。スポンサー、
チーム関係者に本当に感謝したい」
試合に負けた直後であるが対戦相手のチリッチ選手の優勝を祝福し、自分を支えてくれたチ
ーム、スポンサーに感謝する。24歳とは思えない心配りのある内容である。

錦織選手は、日本テニス協会のテニス基金によって、13歳で米フロリダにあるIMGニックボロ
テリー・テニスアカデミーに留学した。IMGアカデミーは、プロテニス選手を養成する完全寄宿
舎制の国際テニス選手養成学校で、90ケ国を超える同世代の選手が同じ屋根の下で寝食を
共にする。初めて来たときは、言葉の壁、食生活、勉強、練習方法、習慣など日本と全く異な
るため慣れるまで大変だったと想像できる。さらにライバルの選手らとの競争は、熾烈だった
であろう。試合の成績が悪いと退学を迫られることがあるそうだ。
しかし、これらを乗り越えて現在の活躍がある。

日本と違い多民族が集まる国や集団では、自己主張をしていかなければ生きて行けない。
黙っていても、いろいろな人が配慮してくれる日本とは大違いだ! 
こういう環境下で現在のインタビュー内容にある表現力が磨かれたのであろう。

錦織選手のプレーや試合後のインタビューを聞いているとファンにならざるを得ない。
テニススクールに入ってテニスがしたい。使用してるラケットを買いたい。錦織選手の試合を
見に行きたい。と思うようになる。その根本には「錦織選手への憧れ」があるからだ。

人を引き付ける高度なプレーと心配りのある表現力。これらを総合した人間力が錦織選手
の魅力なのだ。


試合に勝つことだけがゴールではないことを再認識させられた全米テニス大会であった。

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◎指導を希望される選手やチームもしくは講習会開催、合宿指導の希望がありましたら、
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  1. 2014/09/15(月) 08:00:00|
  2. 方針
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共通理解

講習会に行くと「DVD見てうまくなるバドミントン教本」を見ています。「NHKスポーツ教
室」を見ました。「バドミントン教本」全て購入しています。などと指導者から声を掛けら
れることが多くあります。
しかし、実際に選手を指導すると技術のイメージがないためかラケット操作を最初から
指導することになります。
ここが課題です。

指導者だけイメージや知識があっても選手と共通理解しておかないと技術の習得に長
い時間を費やすことになります。技術だけに限らずノックの方法やトレーニング方法も
同様です。
指導者が100%理解して、それを伝えられればいいのでしょうが、実際は中々難しいと
思います。

ある地方のチームは、練習する体育館にパソコンを持ってきて練習前に「DVD見てうま
くなるバドミントン教本」の一部を見て、見た技術の練習やノック練習を行っています。
選手は見ることから多くの情報を得るため習得が非常に早いという報告を受けていま
す。
「DVD見てうまくなるバドミントン教本」は、指導者だけが見るためのものではありませ
ん。当然、選手見ることも意識して作りました。
体育館でDVDを見てから練習する。この方法を真似ては如何でしょうか?
指導者が技術の見本を見せることも必要なくなります。
体育館で一緒にみることができなければ回覧しましょう!

NHKスポーツ教室もダビングしていたら選手に回覧しましょう!
バドミントン教本も中学生以上なら理解できると思います。これも回覧しましょう!
また、市販されている専門誌やDVDがあり、有用と判断したなら購入して回覧しては
如何でしょうか?

おっと、忘れていました。このブログの有用と思われる部分をコピーして選手に回覧し
ている指導者がたくさんいます。これも指導者と選手の知識の共有化につながります
ので非常にいいことだと思います。

選手と指導者間で知識やイメージを共通理解することは非常に重要です。
選手を強くしたいということであれば是非実行してください。


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  1. 2014/01/13(月) 09:00:00|
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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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