バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

スーパーサーキット

先日のジュニアキャンプのブログでスーパーサーキットを実施しましたと書いたところ、内容
を教えて欲しいという問合せがありましたので紹介します。

 

■トレーニングの目的

呼吸・循環機能を向上するトレーニングと筋力トレーニングを短い休憩を入れて交互に行
い繰り返し循環するトレーニングをスーパーサーキットトレーニング【
Super circuit training
といいます。

このトレーニングの目的は、バドミントンのスタミナの基盤となる総合的な持久力の向上です。

 

■呼吸・循環機能を向上する具体的な運動種目例は以下の通りです。

縄跳び、ダッシュ、階段上り下り、サイドジャンプ、もも上げ、スプリット(足を前後にに位置
し交互に前後の足を入れ替える運動)、踏み台昇降

 

■筋力トレーニングの具体的な運動種目例は以下の通りです。

スクワット、腹筋、背筋、カーフレイズ、腕立て伏せ、アームカール、ヒップリフト、サイドラ
ンジ、レッグランジ

 

■筋力トレーニングの負荷の設定

小学生と中学生は、自身の体重を負荷にして実施。

高校生以上は、ダンベル(鉄アレイ)などを持って負荷をかけて実施。

 

■やり方の例

縄跳び⇒次の種目への移動と休憩⇒腹筋⇒次の種目への移動と休憩 と循環してトレー
ニングします。

実施する12種目を設定しAさん縄跳び、Bさん腹筋、Cさんスクワット、Dさん背筋など12名
に対し最初に実施する種目を決めます。次の種目への移動は、AさんはBさんの種目、Bさ
んはCさんの種目を実施するなど、次の選手(目の前の選手)が実施していた種目を追い
かけて実施します。こうすると12名が種目を変えて同時に実施することができます。

 

■1種目のトレーニング時間:20秒~45秒

  

■次の種目への移動と休憩時間:15秒~20秒

 

■実施時間例

トレーニング初心者は、20秒トレーニング⇒20秒移動+休憩時間を繰り返す。

トレーニング中級者は、30秒トレーニング⇒15秒移動+休憩時間を繰り返す。

トレーニング上級者は、45秒トレーニング⇒15秒移動+休憩時間を繰り返す。

 

■セット数:10~12種目を設定し2~4セット

 

■実施時期

重要試合の1ケ月以上前の時期に実施しましょう。ランニングを30分行うならスーパーサ
ーキットを30分行った方がトレーニング効果は大きいと考えます。

 

 

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◎私の指導を希望される選手やチームがいましたら、以下のメールアドレスに問い合わせして下さい。

iino@quartz.ocn.ne.jp

指導対象:小学生・中学生・高校生・大学生・社会人及び指導者

指導メニュー:技術指導・技術分析・技術理論・戦法を達成するためのノック練習・シングルス総合練習&部分練習
・ダブルス総合練習&部分練習・フットワーク・戦法講義・練習計画作成・試合分析・ノック出し技術・バドミントン
競技力向上のための講義など

 

◎スポンサー募集

私のバドミントン普及活動に協力して頂くスポンサーを募集します。

協力意思のある方は、以下のメールアドレスに連絡をお願いします。

iino@quartz.ocn.ne.jp

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テーマ:バドミントン - ジャンル:スポーツ

  1. 2013/02/23(土) 00:00:00|
  2. 練習方法
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ジュニア選手の技術課題

栃木県ジュニアキャンプに参加した一部の選手に以下の課題がありましたので紹介します。
参加した選手全員にアドバイスしましたが、皆さんにも共通する部分があると思いますので
参考としてください。

1.ドライブ・プッシュをラケットの並進運動で打つ

ドライブとネット前プッシュを打つ際、前腕を捻ってからインパクトするのではなく、ラケットの
並進運動だけで打っている選手が比較的多くいます。ラケットを回転する運動がないため速
いショットを打つことが難しくなると共に、打つコースがわかりやすくなるという欠点があります。

ラケットの並進運動だけで打つことを、我が家では「猫パンチ」と命名しています。

猫パンチを卒業することを期待しています。

 

2.ドライブ(オーバーヘッド)をしゃがんで打つ

ウォーミングアップでドライブを打ち合っている時、オーバーヘッドで打ち合う選手が多くいま
す。ジュニア選手は身長が低いのでサイドでドライブを打つのではなくオーバーヘッドになる
のは理解できます。問題は、オーバーヘッドで必ず打とうとするため顔面もしくは、顔面より
下に来たシャトルに対して、しゃがみながら打つことです。これは人間が危険を回避する反
応なので通常の生活ではよいことなのですが、バドミントンでは絶対に避けるべき反応です。
しゃがんだり、避けたりしながらラケットをスウィングするとシャトルを瞬間、下から見たり横
から見るため感覚がズレてしまい上手くシャトルに当てることが出来なくなります。時速数
百kmでシャトルが飛んでくるわけですから当然といえば当然です。また、運よく当たったと
しても狙ったコースへ返球することもできなくなります。これは、ダブルスのスマッシュレシー
ブにも言えることです。レシーブでは、インパクト前後に顔を決して動かしてはいけません。

もう一つも問題は、ドライブの練習なのにオーバーヘッドで打つということです。試合に
なればドライブを打つ場面が必ずあります。ウォーミングアップでドライブを打たなくともいい
のですが、他でドライブを打つ技術練習を行なう必要があります。

 

3.ロングドライブが打てない

ダブルスのトップ&バックのドライブの打ち合いの練習で、センター付近もしくは後方からド
ライブを正確に打つことができません。正確に打てないと一番簡単な選択として、相手コ
ート後方まで上げるようになります。対戦相手のスマッシュが速いとノータッチになったり、
強いプレッシャーを与えられるので、むやみに上げずにラリーを展開することがダブルス
には求められます。そのためには、ドライブの技術を向上する必要があります。ショート
ドライブは練習すれば、直ぐ上手くなりますが、自陣コート後方付近から相手コート後方
付近まで打つロングドライブは、高い技術を要します。むやみに上げずにラリーを展開
するためには、ロングドライブの技術練習は必須です。

 

4.左手を高く保ち、そこからシャトルを落下して打つ

ロングハイサービスの時、左手を高く保ち、そこからシャトルを落下して打つ選手が比較
的多くいます。そうやってロングハイサービスを打つと、その都度打点がマチマチになり
やすくシャトルのコントロールが不安定になります。とても難しいことを実施しているわ
けです。本番の試合では非常に緊張するため、更に難易度が増します。

また、左手を高く保ち、そこからシャトルを落下してショートサービスを打つことは難しい
ため、相手はロングハイサービスだけを予測することができます。

左手のシャトルを持つ位置は、ショートサービスを打てる位置で保持し、ショートサービ
スとロングハイサービスの両方を打てるようにしましょう。

 
◎ホットコーナー
ジュニアキャンプの主催者であり指導者の方から、キャンプ初日の夜に以下の報告があ
りました。
ジュニアキャンプで私が選手に技術を指導しましたが、その時は、あるショットの技術がで
きなかったそうです。しかし、数ケ月後に練習でキャンプで出来なかった技術を打ってい
たので選手に聞いたところ、ジュニアキャンプで教えてもらった技術を意識して練習を繰り
返していたらできるようになったそうです。
その報告をされた指導者は、非常に嬉しそうでしたが、当然私自身も嬉しさが込み上げて
きました。
ジュニアキャンプで技術を教えますが、その時にできる選手、できない選手が当然いるわ
けです。しかし、技術の考え方、体・腕・指の使い方、ラケットの軌道の取り方などを教える
と、いつかできるようになるのです。1ケ月後かもしれません。半年後かもしれません。
全く知識がないといつまでたってもできませんが、知識があればいつかできるようになるの
です。
そのことを再認識させられた日でした。

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  1. 2013/02/17(日) 00:00:00|
  2. 技術
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ジュニアキャンプ

栃木県で小学生県選抜30名と中学生県選抜30名が集まって行う講習会(平成24年度栃木
県ジュニアキャンプ)に指導へ行ってきました。栃木県はご存じの通りジュニアのレベルが高く
毎年全国大会で優勝もしくはトップクラスに入るジュニア優秀県です。また、県内ではトップレ
ベルの選手層が厚く、全国大会へ出場するのが大変な県でもあります。

 

■ジュニアキャンプパンフレット イラストは栃木県のマスコットキャラクター「とちまるくん」です。

IMG_0003.jpg

 

私はこのキャンプの指導を初回から行っており、今回で11回目(11年目)になります。

キャンプは2日間行います。

今までは、以下の指導を行ってきました。

    試合で使う各技術の理論説明と実践

    スピードやスタミナ向上を目的としたノック練習

    フットワーク練習

    アジリティートレーニングやサーキットトレーニングの実践などです。

 

今回の練習オーダーは、極力打ち合いの練習を多く入れて欲しいというものです。

そこで、キャンプ初日はシングルス1対1や2対1の総合練習、総合練習を構成する技術練習、
トレーニングでスーパーサーキットを実施しました。

 

初日の夜は、栃木県の指導者数名と語り合いました。今回の題材は、指導者は選手のやる気
を出させる存在であることからモチベーターとなるための手法、ジュニアチームの運営方法など
です。明確な答えは出にくい題材でしたが、非常に有意義な時間でした。

 

2日目午前中はダブルスの総合練習(2対2のトップ&バックドライブ、アタック&レシーブ)、ス
マッシュレシーブ練習、ドライブの技術練習です。

私は午前中でお役ご免となり、午後は選手間で試合を中心に行います。

 

■2日目ダブルスの総合練習の風景

キャンプ風景

 

打ち合いの総合練習やノック練習は必ず練習の目的と条件、練習のポイントを説明してコート
インしてもらいます。技術練習は、体の使い方、腕や指の使い方など細かい部分も教えます。
実施しているときは、フットワークに注意することも必要です。

 

ジュニアキャンプで指導を手伝って頂いている指導者は、全員と言っていいほどオリジナルの
ノック出し器を持っています。技術練習やノック練習を行う際は必需品となるため各自で作った
のでしょう。指導者の意識の高さと熱心さが栃木県のジュニアの高いレベルを支えています。


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  1. 2013/02/11(月) 11:46:37|
  2. セミナー/講習会
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小・中学生のためのセミナーと交流会募集開始

昨年10月に小・中学生のためのセミナーの仮申込受付を行ったところ、多くの選手、指導者、
父兄の方の申込がありました。ありがとうございます。

そこで、今回は要項とタイムスケジュール、参加申込用紙が完成しましたので正式な募集を
開始いたします。

■セミナー3月23日(土)・24日(日)

■交流会3月25日(月)・26日(火)

■会場:千葉工業大学 (千葉県習志野市)

■申込締日:3月10日

 

開催要項


タイムスケジュール


セミナー参加申込用紙


交流会参加申込用紙


会場案内図



<コメント>

1.キャンプ3日目夜に「ナイスショット勇羽に見るバドミントン上達法」の講義を廣田名誉教授
  が講師となって行います。セミナースタッフが木村コーチや勇羽の声優を担当し盛り上げます
  ので乞うご期待下さい。
  スプリングキャンプに参加される選手、指導者、父兄の方は「ナイスショット勇羽」を事前に読
  んでおいて頂くと理解がさらに深まると思います。

  
ナイスショット勇羽
 


2.スプリングキャンプでは、講師とスタッフ計10名以上で指導に当たります。シャトルをたくさん
  打って正しい技術とトレーニング方法をマスターしてください。


3.今回は、諸事情で宿泊施設の斡旋ができません。申し訳ありませんが、各自で事前に宿泊先
  を確保しておいて下さい。


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  1. 2013/02/03(日) 09:00:00|
  2. セミナー/講習会
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ジュニア指導に行ってきました

私は新潟県に生まれ高校まで住んでいました。子供のころは雪が積もった道路から2階の窓
へ降りて出入りした記憶があります。電柱にも腰掛けていました。バドミントンの練習中は短
パン、半袖で行い寒さ知らずのようでしたが・・・。それからウン十年経った今、寒いところは
大の苦手になってしまいました。

 

先日、○○市のジュニアチームから指導依頼があり、積雪と寒波の中行ってきました。

行く途中、電車から外を見ると横殴りの雪が降っています。しばらくして、到着。恐る恐る駅に
降りるといい天気で思ったより暖かいのでホッとしました。

しかし、途中で急に寒くなる可能性があることから、寒さ対策としてスポーツインナーを着て
腹・背中・両ふくらはぎにホッカイロを貼り完全防備を施し望みました。

 
雪の日指導

私は指導の依頼があったら、事前に以下の内容を確認、実施します。

①指導するチームや選手の競技レベルと課題を聞く 

②講習内容の希望を聞く

③講習の1週間前までに当日実施するカリキュラムを作成し送付。指導先の指導者と選手
 に回覧をお願いし練習内容の共通認識を持ってもらう。

 

事前準備として依頼する内容

    講習は、技術練習やノック練習になることが多いので中古のシャトルを出来る限り大量
に準備してもらうようお願いをしています。多くのシャトルがあればあるほど打つ時間が
多くなり練習がはかどるためです。

    私の他にノック出しが出来る人を数名お願いする。出来る限り多くのフィーダーがいた
方が練習の効率がよくなるからです。

 

この日はダブルスの練習のオーダーをもらい、目的は以下の内容です。

①ダブルスの攻撃のスピードアップ

②ダブルスの決め球の精度向上

③ダブルスでレシーブから攻撃にうつる練習

練習の目的や条件を説明して実施します。

 

寒さが厳しくならない17時に予定通り終了しました。


練習で気がついた点は、中学生の選手は、筋力トレーニングを実施しておらず筋力不足が
顕著です。スピードの練習(コート内を速く動く練習)を実施すると筋肉や関節のケガの発生
が多くなりやすく、その予防のために筋力トレーニングは不可欠です。また、筋力が不足す
るとスピード練習しても直ぐにスピードが頭打ちになります。

そこで、練習の最後に器具がなくともできるスロートレーニングを指導しました。

指導者と選手の皆さん御疲れ様でした。

 

約5時間30分の指導が終わり、帰りの電車に乗っていると突然アナウンスがありました
「反対車線で鹿と電車が衝突したので一時停車します」

おっと、乗り継ぎの時間がなくなる・・・。 無事自宅まで帰れるか?


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テーマ:バドミントン - ジャンル:スポーツ

  1. 2013/02/01(金) 00:00:15|
  2. 練習会
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  4. | コメント:2

プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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