バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

第2回神奈川県小学生育成講習会終了

7月20日(月)神奈川県多摩スポーツセンター体育館で第2回小学生育成講習会が開催され
講師として参加しました。指導者25名、選手約40名の参加です。
当日は猛暑で選手・指導者が途中バテたらどうしようと心配していましたが、何と体育館は
冷房が効いており、予定どおり進行することが出来ました。
今回は2回目ということもあり、参加された指導者・選手は、どういった手順・内容で行うのか
理解しているため非常にやり易いと感じました。
講習内容は、動的ストレッチ、クイックネストレーニングの実践を最初に行い、コート内前後
のスピード練習を行いました。
各実施内容は写真で紹介しましょう!

◆バックハンドドライブの技術練習
バックハンドドライブを正しく打てるように肘を引く動き、前腕の動き、指の使い方、ラケットの
軌道を説明して、シャトルを手投げによる技術練習を実施(打っている選手は7歳男子)
ドライブの技術練習 

◆ハイバックの技術練習
バックハンドドライブの打ち方で打点を上げていくとハイバックになります。
上手く打てる選手が続出!
ハイバック技術練習 

◆各技術練習後は各コート担当指導者が総括
各指導者は非常に熱心に指導して頂きました。写真で熱気が伝わってきますね!
指導者が総括 
指導者が総括ー2 

◆クロスネットの技術練習
ラケットを立ててクロスネットを打つ技術練習を行い、次に3名~4名1組で動きを入れてクロ
スネットを打つ練習を実施
クロスネット技術練習 

◆ノック練習
手投げによる各種のノック練習実施
対角線スピードノック 

◆縄飛び
バドミントンのトレーニングに不可欠な縄跳び(二重飛び)を2名1組で30秒交替で10セット実
施。途中で出来なくなった選手はそこで終了。
縄跳 

他にカットの技術練習も行いました。
年内は残り3回を実施予定です。

<飯野コメント>
小学生の練習・トレーニングの中心的な狙いは、技術の習得と素早いフットワークでコート内を
速く動けることです。この中心的な狙いを計5回ある育成講習会で選手が獲得できるよう実施し
て行きます。そのためには日々の練習で指導している指導者の理解が不可欠です。
前回ラケットを立てた(上げた)状態から、オーバーヘッドストロークのスウィングを開始するので
すが、肘を後方に引かないためストロークが短くなっている選手が多くいました。そこで、改善を
お願いしておきましが、残念ながらまだ改善されていない選手がほとんどです。
次回までに改善するよう期待しています。
ラケットを上げた状態から利き腕の肘を後方に引き、スウィングを開始することでストロークを大
きくすればいいのですが、利き腕の肘を後方へ引く動作がありません。利き腕の肘を後方へ引く
ことを強く意識して練習してください。

ランニングを週2回実施していますが、スタミナ向上に有効ですか? との質問を受けました。
回答は、2013年4月27日公開ブログ記事「ランニング神話から目覚めよ!」をご覧ください。


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  1. 2015/07/29(水) 08:00:52|
  2. セミナー/講習会
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宇陀市誕生10周年記念指導者講習会終了

7月19日(日)奈良県宇陀市誕生10周年記念事業で指導者を対象としたノック出しの講習会
が開催され講師として参加しました。

主催者の宇陀市バドミントン協会 上田義夫様から講習会終了後、投稿頂きましたのでブロ
グで掲載させて頂きます。

「フィーダー講習会を終えて」
台風一過、快晴の中
今回のフィーダー講習会は、8月に開催する奈良県の宇陀市誕生10周年記念行事の一環で
あるバドミントン選手強化講習会に先立って飯野先生のご提案にて開催させていただきました。
奈良県はもとより、福井県・滋賀県・大阪府・三重県と県外からも多数の指導者・選手の方が
宇陀市に集まり指導者20名、選手41名が6コートに分かれの暑い暑い体育館で飯野先生の
熱い指導を受けました。

私は、過去4回飯野先生の選手用の講習会に参加させていただいていますが、フィーダーの
技術が高い講習会は、選手の反応や動きもよく選手の技術習得が目に見えて上達するのを
感じられます。
そのような講習会を開催できる主催者・参加チームは、最初からそうではなかったと思います。

バドミントン未経験者で子供たちの指導をされている方やチームも多数あると思います。
また、バドミントン経験者が指導者であってもフィーダーとして正確に球出しが出来き、正確な
技術指導が出来ているとも限りません。
ひょっとしたら、多分、きっと経験者ほど間違った指導を子供たちにしているのが現状かもしれ
ません。

 今回のフィーダー講習会は、フィーダーの基礎技術から技術指導のポイント=選手の技術
ポイントまで盛り込まれた内容で、参加していただいたた指導者・選手ともに暑い中集中を切
らさず頑張れたと思います。
フィーダーとして参加いただいた指導者の中には、バドミントン未経験、ラケット握って半年余
りというお父さん方もおられましたが、子供たちに上手になってほしいという思いとわずかな休
憩時間も黙々と復習ノックをする姿は感動的でした。
出来る、出来ないではなく、やろうとする気持ちを持って講習会で勉強する。
指導者・選手に限らず、まさに「講習会」ということの原点だと思います。

講習会終了後のアンケートには、参加いただいた全指導者20名とご見学のご父兄11名の
方にご協力いただけましたので紹介します。
アンケートの項目にある 「クラブで講習内容を応用できますか?」では、
 ・出来る 45% ・練習すれば出来る42% と9割弱の方が 講習内容を持ち帰り活かす
とされています。嬉しいかぎりです。

主な講習内容のご意見は以下のとおりです。
・今まで考えていた事が間違っていることが多く非常に参考になった。
・感動した、解りやすかった
・無駄な時間がなく効率的に要点を教えて頂いた
・見ているだけで勉強になった(保護者)
・すぐに役立つ講習だった。
・目からウロコ状態、間違った指導をしていた。
・選手は暑いなか集中していた。
・初めて聞くことが多く勉強になった。この講習内容をクラブで活かす。

梅雨開けの8月8日・9日には選手の強化講習会が2日間にわたり開催されます。
今回参加の指導者の大半の方が再度集まる講習会です。きっと皆さんは、見違える様なノッ
クをされると思います。
私も皆さんに負けない様しっかり肘を引いてノックできるよう練習をしておきます。
これからも、「出来る出来ないではなく、やろうとするための講習会と日々の練習」に心掛け
ていきたいと思います。
飯野先生 次回も辛口コメントも交えたご指導よろしくお願いいたします。 
ありがとうございました。

◆参加された指導者&選手
宇陀市フィーダー講習会 

<飯野コメント>
台風がもたらした大雨が心配でしたが、無事開催することができて嬉しく思います。主催者の
上田様は、参加された指導者・選手の調整にご苦労されたと思います。感謝いたします。
一般の講習会で私が一番気になるのが、指導者の選手に対する球出しがしっかりできるか
どうかです。選手のことより、まず最初にチェックします。うまく球出しが出来ないと選手の技
術向上を望むことが難しくなります。今回は、8月の本番で選手の技術指導に集中できるよう
事前に指導者向けのノック出しの講習会を開催して頂きました。今回のノック出し講習会は、
ラケットでドライブ、クリア、ドロップ、スマッシュを打てるようになることがメインのカリキュラム
です。

フィーダーは、多くの事に注意が必要です。左手でインパクトまでシャトルを回転させずに運ぶ
こと。クリアやスマッシュを打つ際、利き腕の肘を後方へ引きストロークを大きくすること。ノッ
ク出しのタイミング。選手のポジションを瞬時に判断すること。球出しのシャトルのスピードな
どです。一つのことに注意が向くと他が疎かになります。
上級のフィーダーになるためには、瞬時にこれら全てを自動化できることです。
そのためには、ノック出しの考え方、やり方を理解し、練習で意識しながらノック出しを繰り返
すしか自己啓発の方法はありません。
今回は、ノック出しの考え方、やり方を講習しました。今後は、ノック出しの練習を繰り返し、
カリスマノッカー目指して頑張って頂きたいと考えます。
8月の宇陀市10周年記念強化講習会で、さらに上達した腕を見せて頂けることを期待してお
ります。
参加された指導者・選手の皆様、お疲れ様でした。

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  1. 2015/07/22(水) 08:00:00|
  2. セミナー/講習会
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エピソード~試合前の心理戦

<エピソード-1>
1976年第1回アジアバドミントン選手権大会がインド・ハイデラバードで開催された。
男子団体戦決勝は、中国とインドネシアである。中国は、準決勝のダブルスで相手と競って
くるとオーバーウエストぎみで対戦相手の頭の横付近に速いロングサービスを打ってポイン
トを重ねた。明らかにフォルトを取られるべき行為である。しかし、インドの審判団は、なぜか
フォルトを取らなかった。

次の日が決勝である。試合前に両チームがどんな練習をするのか興味があったので少し早
めに会場入りした。
インドネシアのダブルスチームは、前日中国選手が行っていた、オーバーウエストぎみで対
戦相手の頭の横付近に速いロングサービスを打ち、それをスマッシュする練習を繰り返し行
っていたのだ。それも対戦する中国選手が見ている前で。いや、その練習をわざと見せて
「そんなサービス通じないぞ」と逆にプレッシャーをかけていた。

試合前から心理戦が始まっていたのだ!

若かった私は、こんなやり方が想像できなかったため、驚いたのを通り越して感動したのを
覚えている。

<エピソード-2>
ある合宿の団欒でA高校のT元監督からインターハイ時の面白い話を伺った。A高校は過去
インターハイを数連覇し全国から一目置かれる存在であった。

団体戦の試合前、ネット前に監督、選手が整列し挨拶を行うが、T監督は対戦相手の監督に
「よくここまで勝ち上がってきたな~」と大きい声で言った。相手監督のほとんどは、「ありがと
うございます」と返事をする。問題はそれを聞いていた選手だ。監督が返したお礼の言葉で
「ここまで勝ち上がってきていいのだろうか?」と不安を抱いた。
インターハイを連覇している超有名高校が相手なのに、さらに上から目線で言われると萎縮
しない方がおかしい。

まんまとT監督の心理戦に掛かってしまった。
T監督は、発言の効果を十分理解して仕掛けているのだ! 

バドミントンに限らず、どのスポーツでも試合前の心理戦を避けることは出来ない。
心理戦を仕掛けられたら、どう対処するのか? 
事前に心理戦の中身を想定できるのか? 

いやいや、試合前の心理戦は、自身を成長させる鍛錬の場と捉えてみてもいいのでは
ないだろうか!


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  1. 2015/07/16(木) 08:00:30|
  2. メンタル
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動くスピードを抑えて練習する選手

読者で指導者のTさんから以下の質問がありましたので、ブログでも回答します。

<質問>
高校1年生男子のM選手は、県大会シングルスベスト32クラスで学年ではベスト8クラスです。
将来性はあると思うのですが、練習中速く動こうとしません。比較的ゆっくり動いて長くラリー
を続けようとします。同じようなレベルの選手には勝てるので、このままでいいと思っているよ
うです。技術と潜在的な動くスピードはある方だと思います。今まで通りの練習で強くなるの
でしょうか?

<回答>
M選手が、県トップレベルの選手(仮にA選手とする)と戦うことをイメージして試合のシミュレ
ーションをしてみましょう。
競技レベルに大きな開きがあるのでしたら、ラリーは余り続かず負けてしまうでしょう。技術と
動くスピードがあるということでしたらラリーは、ある程度続くと思います。

A選手は、コート内を速く動くことができ、スタミナもある選手です。そうすると、A選手は、シャ
トルのタッチが速く、返球までの時間が短くなります。速いテンポで攻撃されます。M選手は、
それに対応するために練習時よりギアを上げて速く動かなければなりません。ラリーも全体的
に長くなるでしょう。

A選手のショットは多彩で攻撃力があるため、ショットとコースの予測が困難です。時には、予
測の逆を突かれることもあります。
そうするとM選手は、今まで以上に床を強く蹴り、速く動き始めることが必要になります。予測
の逆を突かれたら下肢や体幹(腹筋群・背筋群)の筋力や筋パワーを最大限に発揮して、体
勢を立て直さなければなりません。

以上のような状況が続き試合の後半になってきたら、M選手は、乳酸が今まで以上に大量に
生成されるなどして動くスピードを落とさなければならなくなります。呼吸は非常に苦しくなり集
中力が低下します。
そして、ラリーを長く続けることが出来なくなり単発勝負に出てくるでしょう。
試合結果は分かり切っていますね。
県トップレベルの選手と試合をしたら、このような試合展開が予想されます。

:レベルの高い選手と試合をしたら、普段の練習時より速く動かなければならなくなり、ラリ
ーも長くなる。そして大きな筋力を発揮する場面が多くなる。結果、スタミナが低下して足が
止まってくるということですね!

飯野:そうです。スタミナという観点からすると、打ち合いの練習では、レベルの高い試合と
同程度の運動強度、もしくはそれ以上の運動強度で実施しなくてはいけません。
ゆっくり動いて長く続けることは訓練で獲得しやすいのですが、速く動いて長く続ける、シャト
ルを拾うなどの休憩をはさんでそれを繰り返す能力は、獲得が容易ではありません。

:どのような練習・トレーニングを行なえばいいのでしょうか?

飯野:スタミナ向上を狙った練習の例を紹介します。打ち合いの練習でシングルス2対1の1
が攻撃する練習があります。1が攻撃2がサイドバイサイドで守ります。1がクリアを打ってき
たら2はクリアで返球します。必然的に1が攻撃を行うことになります。他のラリーはフリーで
す。M選手は、コート内を速く動いてスマッシュ、カット、ドロップなどで攻撃を継続するように
しないと意味がありません。時々クリアを打っても構いません。
シャトルを2~3個持ってエラーしたら手持ちのシャトルを直ぐに出して下さい。全てのシャト
ルを使い切ったらシャトルを拾いに行きます。その時に休んで下さい。結果、ラリーが長くな
り、相対的に休憩時間が短くなります。運動強度が普段の練習より上がります。
オールアウトもしくはオールアウト近くになったら終了します。

また、スタミナ向上を狙いとしたノック練習では、30秒~1分30秒間厳しい球を出して速く動か
します。運動時間と休息時間は1対1でオールアウトまで実施します。もしくはフットワーク練
習でもいいです。実施条件は同じです。

オールアウトになる練習は、週2回程度がいいでしょう!
しかし、実施時間(回数)やセット数は、少ない回数やセット数から徐々に増やしていく必要が
あります。

:他に必要なトレーニングは?

飯野:ノックやフットワークによるスピード練習も必要です。
代表的なトレーニングが、最大筋力向上のトレーニングと筋パワートレーニング、クイックネス
&アジリティトレーニング、縄跳び(2重飛び)やジャンプトレーニングなどのプライオメトリック
トレーニングです。

:練習時間や器具などの問題がありますね!

飯野:出来るものから実施して行きましょう! また、選手が強くなりたいという気持ちがない
と長続きしません。非常にハードな練習・トレーニングになりますから・・・。

:本人の意思を確認します。

飯野:一度トップレベルの選手と試合を行ってもらい、どうような試合展開になるか様子を見て
みるのもいいでしょう。シミュレーション通りになれば動機付けになりますね!

:ありがとうございました。

<注>文中の練習・トレーニング内容は、高校生向けですので注意してください。

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  1. 2015/07/09(木) 08:10:51|
  2. 練習方法
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打てないから教えられない?

ある講習会でジュニア選手に技術指導している際、指導者のAさんから「自分がこのショット
を打てないので指導できない」という発言がありました。この時は、時間がなかったので会話
はできませんでしたが、読者も共通した考えをお
持ちの方がいらっしゃると思い、ブログで私
見を述べます。

指導者が試合で使うべき全てのショットが打てて、適切な見本を見せられる人は、ごく僅か
だと思います。
Aさんのような考えの指導者は、打てないショットがあると、選手が行う技術練習では、この
ショットの練習を避けるのでしょう。いくつかのショットの技術練習は行わないとなると、選手
の技術の幅は広がりません。そうすると選手は、試合で窮地に追いやられます。試合で負け
る原因の半分以上は、打てないショットがある、ショットの精度が低い、エラーが多いなど技
術レベルに問題があるわけですから・・・。

選手は、指導者の器(指導力)の範囲内でしか競技レベルが向上しないと言えるでしょう!

Aさんの心理を推測してみましょう!
指導者は、ショットの見本を見せることで、指導者としての威厳を保ちたい。集団をまとめるた
めに優位に立ちたい。従って苦手な部分は避けたいと考えているのかもしれません。
このように考えている指導者は、淘汰されていくでしょう!
それとも、打てるから指導できるんだという完璧主義者なのでしょうか?
指導者は、選手の可能性を広げる、競技レベルが向上するための道標を示し実践する。こ
とが求められています。

見本をみせられない場合は、どうすればいいのでしょうか?
ショットの見本は、レベルの高い選手が練習に来て、見本を見せられる技術があったら、指導
している選手に「この選手のこの技術を見なさい」と注目させる。
もう一つの方法は、現代はYou Tubeで国際大会を簡単に見ることができます。この選手のこ
の技術を見なさい、真似しなさい。と提言することも出来ます。

ショットの見本を見せれば技術を教える指導者として合格なのでしょうか?
見本を見せても出来ない選手は多いですね! 見本を見て直ぐに出来る選手は、ごく僅かで
す。
見本を見せても出来ない選手には、どうしたらいいのでしょうか?

選手に技術練習を行わせて、選手の横で言葉や身振り手振りで指導し、出来るようになれ
ばいいですね!
例え見本を見せられなくとも、こちらの方が素晴らしいと思います。

しかし、バドミントン界の最大の課題は、技術を適切な言葉で指導できる指導者が非常に少な
いということです。
バドミントン経験者であっても、技術は見て覚えた選手がほとんどです。
言葉で指導されていないから言葉で指導することが難しいのです。
また、言葉で指導されていても間違っていることも多くあります。

バドミントンと同じような球技スポーツとして、テニス、卓球などありますが、これらと比べると技
術の数は多岐に渡ります。
バドミントンは空間を利用し立体的であリ、スマッシュなどの速いショットから、ドロップやロビン
グなどゆっくり落下するショトまで緩急の差が大きな競技です。
アンダー、サイド、オーバーヘッドとストローク数が多く、ネットへ返球する、ネットからいろいろ
なショットを打つ、更にフォアハンド、バックハンドもあり他の球技では比較にならないほど技
術の要素が強い競技です。
これらの全ての技術を理解し指導できるようになるには、並大抵ではありません。

今回は、技術だけを視点にしましたが、指導者は、他にトレーニング方法・練習方法の知識と
実践、ノック技術の習得、練習計画作成、チームマネジメントなどの能力が必要です。
指導者は、指導している期間中は、自己開発のための勉強が継続して必要だと言えるでしょう!


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  1. 2015/07/02(木) 08:00:49|
  2. 方針
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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