バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

スマッシュをもっと速くしたい【質問】

男子高校生(以下S選手とする)です。もっとスマッシュを速くしたいと考えていま
す。スマッシュフォームは、飯野さんのブログに書かれていることを忠実に守ってお
り、ほぼ出来ていると思います。さらに、スマッシュを速くする方法があれば教えて
ください。という内容の質問がありました。そこで、ブログで回答します。

<回答>
S選手は、私のブログを読んでいるのでスマッシュを速くするためのフォームづくり
や運動連鎖については理解していると思います。今回は、この部分は割愛しますので、
ご了承願います。

1.筋パワーを向上する
フォームや運動連鎖が出来たら、各部位で発生する運動エネルギーを増大するトレー
ニングを行いましょう! 
*運動エネルギー:ラケットをスウィングするための動力源
運動エネルギーは、筋パワーを向上することで増大が可能となります。筋パワーとは、
筋肉が素早い動きの中でどれくらい強い力を発揮する能力があるかを表すものです。
バドミントン競技では、非常に重要な能力の1つです。
定義は、「筋パワー=筋力×スピード」です。

筋パワーを向上するためには、最大筋力の30%~40%の負荷で最大スピードでバーベ
ルやダンベルを上げ下げします。しかし、トレーニング種目によっては簡単に最大筋
力を測定することができないので、最大スピードで8回~12回やっと反復できる負荷
を設定して行いましょう。セット数は、3~5セット、セット間の休息は、3~5分が原
則です。

しかし、筋パワーのトレーニングをいきなり実施しても怪我をする可能性があります。
筋パワーのベースになる筋力を、最初に向上する必要があります。体の前後、左右を
バランスよくトレーニングしましょう!
最大筋力向上のトレーニングと筋パワートレーニングは、高校生になってから実施す
ることができます。
*最大筋力:1回しか上げることができない重量

2.左足の反動動作を利用する
もう一つの方法は、スマッシュを打つ際、両足を空中で入れ替える動作で運動エネル
ギーの発生が最大になるようにします。
具体的には、右利き選手は、左足の反動動作を利用します。

下の写真を見てください。スマッシュを打つ直前を撮影したものです、右足に体重を
乗せて踏み切り、両足を空中で入れ替え骨盤を捻り運動エネルギーを発生させようと
しています。

◆スマッシュを打つ直前(運動連鎖開始直前)
左足の反動動作 

そこで、右足で踏み切る前に、左足のつま先を素早く上方向に蹴り上げ、その反動で
左足を勢いよく振り下ろしてください。(
左足のつま先を上方向にキックして、その
反動で左足を素早く引き戻すという表現が適切かもしれません)
このように左足の反
動動作で勢いをつけ、両足を力強く空中で入れ替えます。

*反動動作の例
:ジャンプする際、ジャンプする方向とは逆方向にしゃがみ、その反
動を利用して大きくジャンプすることができます。ボクシングのパンチも打つ方向と
は逆方向に腕を引き、その反動を利用して速いパンチを打ちます。このようにスポー
ツ動作では、反動動作をうまく利用する場面を多く見ることができます。

左足の反動動作を利用する際は、シャトルの下に入りシャトルが落下するまで十分な
時間がないと行うことができません。
理解しておきましょう!

この左足の反動動作を無意識に実行している選手は、多いと思います。もしかしたら
S選手も実行しているかもしれません。無意識で実行している動作は、調子が悪くなっ
たり、しばらく練習を中断すると出来なくなる可能性があります。左足の反動動作に
限らず、各部位の動かし方を理解しておくことは、重要だと考えます。

上述の2つの向上因子を実行してみてください。きっとスマッシュが速くなります。

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  1. 2016/07/18(月) 11:33:50|
  2. 技術
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

フィーダースキルアップセミナー終了

7月10日(日)木更津高校でフィーダースキルアップセミナーが開催され無事終了し
ました。今回、木更津で初めての開催です、関東地区の指導者や選手の皆さんが大
勢参加されましたが、他にもはるばる石川県と京都からの参加もありました。
ありがとうございました。
暑い中参加された皆さんお疲れさまでした。

◆セミナーでスキルアップされた皆さん&スタッフ
フィーダーの皆さん 

◆フィーダーの球を受けて頂いた皆さん
ノックを受けた選手 

◆終了時アンケート内容(主な指導者からのご意見)
・理論的な裏付けのある納得のいく指導でした。

・非常にためになる企画です。今後も同じような企画があれば是非参加したい。

・コートに分かれて練習してもスタッフに指導していただいたし、技術指導も行って
   もらい参考になりました。

・セミナーをとても楽しみにしていました。分かり易く的確な指導は、非常に参考に
   なりました。

・詳しい説明と実践で練習ができて勉強になりました。

・講習のスタート時に講習会で使用する用語の説明があったので、分かり易かった。

<飯野コメント>
手でシャトルを投げて選手のスピンネットやクロスネットの技術練習を行いますが、
何割かの指導者は下の写真のようにコルク部分を頭にしてシャトル全体をもって投げる
方がいます。そうするとシャトルが揺れたり、回転してネットを越すので選手は打ちづ
らいのです。シャトルを手投げする方は、投げやすいかもしれませんが、選手は打ちづ
らいと感じています。是非直してもらいたいと思います。
手投げ悪い例

選手が技術練習する時、ノックでスピード練習、スタミナ練習時に球出し、ノック出
しは必要不可欠です。選手の競技力向上の生命線ですので、皆さんも是非スキルアッ
プを図ってください。

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  1. 2016/07/11(月) 11:54:45|
  2. セミナー/講習会
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  4. | コメント:0

タメを作る?【質問】

以下の質問が読者のHさんからありましたのでブログで回答します。

<質問>
先日、BSフジのテレビ番組「アキレアの橋~2020遥かなる東京へ~」を見ました。
リオオリンピック女子シングルスに出場する奥原選手と山口選手を取り上げ、強さの
秘密を探るという内容でした。その中で小椋さんと柔道の野村さんが対談した内容で、
小椋さんは、一般的な女子選手は、スマッシュを打つ際、ワン・ツー?で打つが、山
口選手は、「タメを作って打つので相手はレシーブしづらい」というような話があり
ました。正確な表現は少し忘れてしまいましたが・・・。抽象的な説明だったのでよ
くわかりませんでした。娘がバドミントンをしているので気になっています。どうい
ったことでしょうか?

<回答>
殆どの女子選手は、両足を入れ替えると同時にスウィングして打ちます。決して最適
な打ち方とは言えません。ところが、山口選手は、運動連鎖をうまく使い最大スピー
ドでラケットをスウィングしています。運動連鎖の目的は、ラケットをスウィングす
るための動力源である運動エネルギーを足で発生させて上半身⇒腕⇒ラケットへと増
大させて伝え最大スピードでスウィングできるようにすることです。従って足で運動
エネルギーを発生させてからインパクトまで、時間がかかります。1~2秒前後かも
しれませんが、これを「タメを作る」という言葉で表現したのでしょう。

運動連鎖に関するブログ記事は、2013年3月30日公開「見よ!小1のスマッシュ」
2014年4月7日公開「見よ!カッキーのハイバッククリア」に記載しています。

冒頭に戻りますが、一般の女子選手は、空中で足の入れ替えと同時にスウィングする
ため、運動エネルギーを増大する前にシャトルを打ってしまいます。結果、自身の最
大スピードでラケットをスウィングすることが出来ていないのです。

山口選手は、スマッシュやクリアなどでスウィングを開始する時のラケットと肘の位
置、肘の後方への引き方、ストロークも参考になります。You Tubeなどで確認してみ
ましょう!


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  1. 2016/07/04(月) 08:00:01|
  2. 理論
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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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