バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

山梨県で2つのセミナー開催

過去開催して大好評であった「初心者を上手く指導するためのセミナー」と「フィー
ダースキルアップセミナー」を以下のとおり開催します。
今回は、会場を山梨県笛吹市に移しての開催です。山梨県の皆さま、近県の皆さま、
是非この機会にセミナーに参加して頂き、翌日からの指導にお役立てください。

◆開催日
    2017年11月25日(土)第2回初心者を上手く指導するためのセミナー
    2017年11月26日(日)第5回フィーダースキルアップセミナー
                 (ノック出し・球出しの技術向上)

◆会場
    笛吹市若彦路ふれあいスポーツ館
    住所:山梨県笛吹市八代町南457 TEL:055-265-4650

◆開催要項

 ◎初心者を上手く指導するためのセミナー

 ◎フィーダースキルアップセミナー


◆タイムスケジュール


◆参加申込書 

 ◎初心者を上手く指導するためのセミナー 
         ⇒エクセル版が必要な方はiino@quartz.ocn.ne.jp へ連絡願います

 ◎フィーダースキルアップセミナー 
         ⇒エクセル版が必要な方はiino@quartz.ocn.ne.jp へ連絡願います


◆宿泊を希望する場合は参加申込書に記載してください
 「ホテルうかい」を宿泊斡旋します。


◆参加申込締め日11月10日 但し、定員になり次第、締め切ります。


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◎指導を希望される選手やチームもしくは講習会開催、合宿指導の希望がありましたら、
   以下のメールアドレスに問い合わせして下さい。質問も⇒ iino@quartz.ocn.ne.jp 

◎ブログに掲載した動画は一部を除きYou Tubeから直接見ることができます。
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  1. 2017/09/26(火) 15:00:00|
  2. セミナー/講習会
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

スマッシュ・ハイバック打点を高く?【質問と回答】

 <質問>
中学生の指導者K氏から以下の質問がありましたので、回答します。
「前回のブログで、インパクト時に上半身を左側に傾斜して打つことで、腕・ラケッ
トを最大スピードでスウィングすることが出来ます。と記載されてありましたが、背
景を教えて下さい」

<回答>
下の図を見てください。生理学者A・ハックスレーが1966年に発表した「筋の長さと
張力発揮
」です。この内容は現在も支持されています。図の縦軸は筋肉の張力発揮の
大きさを表しています。張力とは物体を引っ張る力ですが、ここでは力の発揮と言っ
た方が分かりやすいと思います。横軸の左側は筋肉が短くなっている状態での力の発
揮の大きさ、右側は筋肉が伸びている状態での力の発揮の大きさを示しています。
筋肉は、短すぎても、長すぎても力の発揮が小さいことがわかります。その中間的な
長さの時に、大きな力を発揮します。

アクチンとミオシンは筋肉の最小単位で、正式にはアクチンフィラメントとミオシン
フィラメントと言います。

◆筋の長さと張力発揮
筋の長さと張力発揮 

横軸の右側寄りの状態が、スマッシュで利き腕を耳に近づけて振っている時の、腕を
スウィングする筋肉の力の発揮の大きさだと考えてください。腕・ラケットをスウィ
ングするための主働筋である大胸筋と広背筋が伸びているため力の発揮は小さいこと
が分かります。従って、自身の最大スピードでラケットをスウィングすることができ
ないため、速いスマッシュを打つことができません。

主働筋:動作を遂行するために中心になって働く筋肉

◆腕を振る主働筋
スウィングする為の主働筋 

そこで、腕・ラケットを最大スピードでスウィングするためには、腕を振る主働筋で
ある大胸筋と広背筋が程よい長さの状態でスウィングする必要があります
。そうする
には、真っすぐ立って腕を右斜め45度前後位の角度でスウィングしましょう(右利き
選手)。そして、上半身を左側に傾斜することで打点が高くなります。

注:対戦相手が打った球や自身の体勢によって角度が異なります。角度の数字は目安
ですので、こだわり過ぎないようにしてください。

より理解を深めるために他のスポーツでの腕のスウングを見てみましょう!

◆各スポーツでも上半身を左側に傾斜してスウィングする
各スポーツ左側へ傾斜

図の左から野球のピッチャーでボールをリリースする瞬間、テニスのサービスでイン
パクトの瞬間、バレーボールのスパイクの瞬間を捉えたものです。
いずれも、腕を斜め45度前後でスウィングすると共に、上半身を左側に傾斜すること
で腕・ラケットをスウィングする主働筋である大胸筋と広背筋の筋肉の長さを程よい
長さに保って、スウィングスピードが最大になるようにしています。


次にハイバックを考えてみましょう。スマッシュと同じく腕を垂直に上げて高い打点
で打とうとすると腕・ラケットを最大スピードでスウィングすることができないこと
が分かります。腕を体の前45度前後位の角度でスウィングするようにするとハイバッ
クで速いショットを打つことができます。

「エピローグ」
あるセミナーで、父兄から質問がありました、うちの息子は、スマッシュを打つ際、
高い打点で打てと言って腕を耳に近づけて素振りをさせているのですが、実際にシャ
トルを打つ時に腕を斜め方向にスウィングします。どうしたら修正できますか?とい
うものです。
そこで、私は、「息子さんは、賢い! 速くスウィングできるフォームを自身で発見
しています。後は、上半身を左側へ傾斜して打てば完成です!」と伝えました。
指導より本能が勝っていたのですね!


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  1. 2017/09/20(水) 07:00:31|
  2. 技術
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  4. | コメント:2

バックサイドへの跳びつき手投げノック【動画と解説】

ダブルスでは、対戦相手が打った低いロビングに対して、サイドヘ跳びついて攻撃す
る場面が多くみられます。跳びつけないと守備的なラリーに終始してしまいます。
今回は、バックサイドヘ跳びついてスマッシュなどで攻撃するノック練習を動画を交
えて解説します。

サイドへ移動する距離によってフットワークが変わります。(右利き選手の場合)
1.フットワーク
短い距離の移動
バックサイドへの短い距離で移動する場合は、左足を一歩出し、その左足で強く蹴っ
て左サイドへ跳びついて攻撃的なショットを打ちます。

長い距離の移動
バックサイドへ長い距離を移動する場合は、左サイドへ2回タッピングしながら移動
して、左足で強く蹴って跳びつき攻撃的なショットを打ちます。

足の着地
着地は、左足を最初に着いた方が、戻りが速くなります。脚力のこともあるので両足
着地でも問題ありません。

2.ストローク
低い軌道できたロビングなどを跳びついて打つショットのため、テイクバックを十分
にとることができません。テイクバック動作をコンパクトにして打ちましょう!

3.上半身の動作
インパクト時に上半身を左側に傾斜して打つことで、腕・ラケットを最大スピードで
スウィングすることが出来ます。この動作は、跳びついて打つ時だけでなく、十分な
体勢でスマッシュを打つ時も必要な動作です。

◆上半身を左側へ傾斜して打つ
上半身を左側へ傾斜

腕・ラケットを最大スピードでスウィングするためには、腕を振る主働筋である大胸
筋と広背筋が程よい長さの状態でスウィングする必要があります。腕を耳に近づけて
スウィングすると大胸筋を広背筋が伸びた状態になるため大きな力が入らずスウィン
グが遅くなります。真っすぐ立って腕を右斜め45度前後位の角度でスウィングしま
しょう。上半身を傾斜することで打点が高くなります。
注:対戦相手が打った球や自身の体勢によって角度が異なります。数字は目安ですの
で、こだわり過ぎないようにしてください。

◆腕・ラケットをスウィングする主働筋
スマッシュの主働筋

今回もサマーキャンプに参加した小学生がモデルです。動画は、30秒過ぎからスロー
モーションになりますので、じっくり見てください。

◆バックサイドヘの跳びつき~タッピング(小学生)


★モデル選手の非常に素晴らしい点★
左サイドへのタッピング動作

左足で蹴って跳びつき左足から着地する動作

スウィング時は上半身を左側へ傾斜してスウィング(右腕を耳に近づけていない)

左腕は右腕が最大スピードでスウィング出来るように、その都度逆方向へ動かして
 います

フィーダーは、ラケットで出してもいいですが、正確に出せない場合は、手投げで行
いましょう。コートの外から出すと打ちづらいので動画と同じくコート内から手投げ
で出しましょう! フィーダーは、右腕を後方に引いてから出すことで腕の軌道が長
くなりコントロールがよくなります。


さあ、皆さんも練習しましょう!

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  1. 2017/09/13(水) 07:00:35|
  2. フットワーク
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  4. | コメント:0

ドライブを正確に速く打つ【動画と解説】

ダブルスの試合では、ドライブを頻繁に打ちます。選手は、正確で速いドライブを打
ちたいと考えています。どのように考えて打ったらいいのでしょうか?
今回もサマーキャンプ参加選手2名の動画を交えて解説します。

<どうしてドライブを打つのか?>
後衛でドライブを打ってもなかなか決まらない。だったら後衛からネット際に返球し
て上がっていた球をスマッシュで決めたいと考えることがあると思います。しかし、
後衛からいつもネット際へ返球していたら対戦相手の一人は、それを予測してネット
前に素早く着きます。ネット前に着かれた選手に、厳しいショットで攻撃される可能
性が高いことから、後衛の位置から常にネット際やネット前に返球することは危険で
す。対戦相手の一人がネット前に来ないようドライブを打ってけん制する必要。ドラ
イブを打ってけん制することでネット際やネット前に返球することが可能になります。

<速いドライブを打つには?>
選手は、速いドライブを打ちたいと考えています。どうしたら速いドライブを打つこ
とができるのでしょうか?
① 足を着地して運動エネルギーを腕に伝えて打つ
あるポジションから移動してドライブを打つと、移動することで運動エネルギー(ド
ライブを打つための動力源)が発生します。打つ直前に右足踵(右利き選手)から着
地して右足全体に体重をかけて打つとラケットを速くスウィングすることができます。
このことは、以下の例で説明することができます。

走っている車が急ブレーキをかけると座っていた人は前方に回転します。人も車も同
じ物体ですので同じ現象が起きます。打つ直前に右足踵で急ブレーキをかけて運動エ
ネルギーを腕に伝える
ことで、速いドライブを打つことができます。

◆前進運動を回転運動に変える原理
スライド4 

② ストロークを大きくとる,振り切る(フォアのドライブで右利き選手の場合)

速いドライブを打つためには、ストロークを大きくしてラケットを十分に加速させる
ことが必要です。ストロークを大きくするためには、利き腕の肘を後方に最大限引き、
引いた反動で肘を前方に出します
。肘を前方に出す際、手のひらが上になっている状
態から前腕を回内しスウィングスピードを増します。次にインパクト直前で曲げてい
た肘を伸ばしスウィングを加速します。その際、リストを立てて打つことを忘れない
で下さい。インパクト前後ではラケット面(打球面)が打ちたい方向ヘフラットで当
たるようにします。フォロースルーを十分とった後に前腕回内で振り切ります。ラケ
ットを最大スピードで振り切るとフォロースルーの一環でラケットが引き戻されます。

注)バックハンドドライブは、前腕回内ではなく前腕回外動作になります。前腕回内
・前腕回外動作は、肘の関節運動です。手首の運動ではありませんので表現に注意し
ましょう。グリップは、バックハンドグリップです。

フォアハンドドライブで、少し浮いてきた球で時間的に余裕がある場合、小さくジャ
ンプしてドライブを打つと速いショットが打てるし、コントロールもよくなります。
試してみてください。

◆リストを立ててラケットを加速する(リストスタンド:手関節の外転)
リストを立てる 

◆フォアハンドドライブ
スライド13 

◆バックハンドドライブ

スライド5 

対戦相手のショットが速い場合、肘を最大限引いて打とうとすると振り遅れてしまい
ます。その場合は、肘を引く距離を短くします。相手のショットのスピードを利用し、
タイミングよく打つことで速いドライブを打つことができます。
このように対戦相手のショットのスピードによって、テイクバックの長さが変わるこ
とを理解しましょう!


<やってはいけない動作>
インパクト時にしゃがんだり、上半身が前方へ突っ込みながら打つとスウィング
  が遅くなるし、コントロールも悪くなります。

インパクト前後に上半身を捻転して打つとコントロールに影響が出ます。

右肘を後方に最大限引き、そこで一旦止めてからスウィングすると、止めた地点
  からスウィングを開始したことになります。肘はゆっくりでも引く⇒出す、を連続
  して動かしましょう。

<どうして浮いてしまうのか?>
初心者やまだドライブの技術を習得していない選手は、シャトルが浮いてしまうこと
があります。インパクト時の打球音もいい音がしません。どんなに速いドライブでも
浮いた球は致命傷になります。
下の図を見てください。
下の図の上は、インパクト時にラケット面が打ちたい方向とは別にやや上方向に向い
ているためにシャトルが浮いています。インパクト直前に前腕回内(フォアハンドの
場合)するのでインパクト時のラケット面の角度にバラツキが出てくるため、このよ
うなことが起こります。インパクト直前ではなく、少し前からラケット面をフラット
な状態にして、その状態のまま並進運動でインパクトし、インパクト後も並進運動を
継続する感覚を持ちましょう。ストローク全体で見るとスウィングしながら前腕回内
をしますが、インパクト前後のラケット面の並進運動の割合を長くとるということで
す。
また、フォアハンドのドライブ時のグリップをウエスタングリップ寄りで握ることで
解決する場合もあります。

◆インパクト時のラケット面の向きでシャトルが打ち出される方向が変わる
ドライブインパクト時のラケット面角度

下の動画は、サマーキャンプに参加した小・中学生が後衛の位置からロングドライブ
を打っているものです。上述の内容を実施しているかどうか見てみましょう!


◆ロングドライブの技術


<ドライブを戦法面で考えてみましょう>
後衛から速いドライブを浮かないで打つと対戦相手は、どのようなショットで返球さ
れるでしょうか? 
速いドライブを打つと、相手選手がシャトルを捉える位置は、一般的には肩関節から
上になります。従って返球は、自身のコート後方に高い放物線を描いたロビングは打
てないと考えます。ドライブもしくはコート中盤に緩い球で返球、ネット前に返球さ
れます。そうするとドライブを打った選手は、コート中盤もしくはネット前に素早く
移動する必要があります。
このようにドライブを打ったら、素早く前方へ移動することを強く意識して試合を組
み立てましょう!

<質問>
初心者でドライブが飛ばない選手がいるのですが、どうしたらいいでしょうか?
素振りでのストロークは問題ないように見えます。シャトルも当てることはできます。

<回答>
まず最初に上述の内容を確認してみてください。もし、そうでなければ、ストローク
が円運動で行っているのかもしれません。インパクト前後でシャトルを押し出すこと
を強調してみてください。


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  1. 2017/09/06(水) 07:00:48|
  2. 技術
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  4. | コメント:0

プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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