バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

神奈川県小学生育成講習会終了

5月3日(日)川崎市で神奈川県小学生連盟主催の第1回小学生育成講習会が開催され、
講師として参加しました。
県内18チームの選手約50名、指導者約30名の参加です。
この育成講習会は、年5回の開催を予定しています。

◆選手・指導者集合
選手・指導者挨拶 

◆スマッシュの技術練習風景
スマッシュ練習 

◆フットワーク練習風景
フットワーク練習 

講習会で指導者から質問があった内容をブログでも説明します。

<質問>
ある指導者は、スマッシュやクリアを打った後、ラケットを止めろと指導していますが、どう
でしょうか? その方はラケットの性能が向上しているし、インパクト時点でシャトルは既に
ラケットから放たれているから、打った直後にラケットを止めても問題ないのだ! と言いま
す。

<回答>
選手は、速いスマッシュを打ちたいし、クリアをバックバウンダリーラインまで飛ばしたいと
考えています。速いスマッシュを打つためには、インパクト時点でラケットを最大スピードで
スウィングする必要があります。インパクト直後にラケットを止めようとするならばインパクト
時点では、ラケットを減速していなければなりません。
「車は急に止まれない」という交通安全の標語と一緒です。
減速するからインパクト直後にラケットを止めることができます。
インパクト直後にラケットを止めるということは、インパクト時点でラケットを最大スピードで
スウィングしていないと推測することができます。
結論としては、自身の最大スピードのスマッシュを打ちたい場合は、インパクト後もラケット
を振り切ることが必要です。


<質問>
講習会の冒頭の練習で、スマッシュの運動連鎖を部位毎に練習し、その後、総合的に連
結して練習しました。その時に素振りをした際、理想的な打ち方になったのですが、いざ
シャトルを打つと元に戻ってしまいました。どうしてでしょうか?

<回答>
人間の情報処理は、1チャンネルということを理解しておきましょう。電話で相手と話しなが
ら料理をすることはできません。人間は、1つのものに注意・情報処理した後に、別のもの
に注意・情報処理をしなければなりません。素振りをしたときは、自身のフォームに意識を
向け注意・情報処理を行っているから出来るようになりました。
次にシャトルを打つと、ラケットをシャトルに当てることに注意・情報処理されて、自身の
フォームは二の次になってしまっているからです。さきほどできたフォームはまだ自動化
されていないのです。
スマッシュの理想的なフォームを身に着けようとするならば、まず体の部位毎の動かし方
を練習し自動化します。次に体全体を動かす練習で自動化する必要があります
。その時
は、シャトルを打ちません。
ウォーミングアップがてらに素振りや、運動連鎖を意識したフォームで素振りを行ってみて
はどうでしょうか?

◎講習会のコメント
2015年4月6日公開記事、負のスパイラル【ストロークが短い】でラケットを垂直に立てた状
態からスウィングを開始するためストロークが短い(ラケットの軌道が短い)と解説しました。
それが神奈川県でも残念ながら例外ではありませんでした。
多くの選手が、ラケットを垂直に立てた状態からインパクトまで最短距離でスウィングして
います。
原因を考えてみると指導者が選手に指導する時に「ラケットを上げて構えろ」「ラケットを体
の前で立てて構えろ」と言っているからではないでしょうか?
ホームポジション付近の構え方は、下の写真のようにリストを立てておくだけでいいのです。
決してラケットを垂直に立てて構える必要はありません。

◆ホームポジション付近の構え
リスト立てて構える

「ラケットを上げて構えろ」「ラケットを体の前で立てて構えろ」は死語にしましょう!

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  1. 2015/05/07(木) 08:09:04|
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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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