バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

固定観念

固定観念:いつも頭から離れないで、その人の思考を拘束するような考え。

 

高校3年生のA君は県大会を勝ち抜きインターハイに出場することが決まった。高校生レベル
では全国の上位に入れるほどの選手である。

A君のお母さんはA君を愛情いっぱいに育て大会には必ず応援に行く熱心さであった。A君の
ライバルとなる選手のチェックは念入りにしており、専門誌は欠かさず読んでいる。当然インタ
ーハイでは
A君が上位に進出することを期待している。

 

インターハイ個人戦シングルス1回戦でA君は優勝候補のM選手と対戦することが決まった。

その後、お母さんは、事ある毎にだれかれともなくA君の前でM選手の実力の高さを述べ、A
が試合でどうやっても
M選手に勝てそうもないことを発言する日々が続いた。

インターハイの試合結果は想像がつくと思うが、A君の惨敗に終わった。2人の間の実力に大き
な差はなかったが、実力以上の大差であった。

 

A君は、A君が最も信頼していたお母さんがM選手を高く評価しているのを何度も聞き、M選手に
どうやっても勝てないのだという先入観が固まったのだ。

お母さんは、A君に奮起を促したのだろうか?

M選手をほめる専門誌の記事を読むことでM選手はA君より強いという固定観念が出来上がり、
A君が負けてもいいように前もって負ける言い訳を周囲の人達に話したのだろうか? 

 

実力が拮抗していただけに悲しい話である。

その後、A君は敗戦にもめげず立ち直り、名門大学へ進学して活躍したのが救いであった。


この話から教訓になることは、
試合前に対戦相手の情報は必要であるが、対戦相手が応援する選手より強いという固定観念
を応援する選手とその関係者に懐かしてはならない。と言える。

また、試合前はナーバスになっているので更に注意が必要である。

 

私達は試合前、対戦する相手と自分の強弱を比較して考えることが多い。自分より強いと思い
込んで対戦するとそうでもないことがあり、また、簡単に勝てると思って試合をすると苦戦するこ
とも多い。自分の実力を発揮するということだけを試合に求めるなら対戦相手の強弱に関する
固定観念はないほうがいいのだろう!


対戦相手のプレーの特徴を把握し、場面毎の対処法をイメージして試合に臨みたい。

 

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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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