バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

小学生伸び悩み

ブログ読者の方から以下の質問がありましたので、ブログでも回答します。

<質問>
小学生の母親(Hさん)です。バドミントンをやっている子供が伸び悩んでいます。試
合でなかなか勝つことができません。どうしたらいいでしょうか?

<回答とやり取り>
小学生の段階は、心臓・肺・筋肉・精神などが十分に発育発達しておらず、年齢差、個
人差も大きいと言えるでしょう。
体が大きい子もいればまだまだ小さな子供もいます。
体が大きい子は、クリアを相手コートのバックバウンダリーラインまで飛ばすことがで
き、体が小さな子は、飛ばすことができません。これでは、勝敗は明らかですね!
また、同じような体格でもバドミントンの開始年齢や練習頻度などによっても競技のレ
ベル差が生じてきます。
従って、試合の勝ち負けで「伸び悩んでいる」と感じるのは違うのではないでしょうか!
小学生段階では、神経系の発達が著しいことから、練習・トレーニングの主眼は、
バドミントンのいろいろな技術を覚える。
フットワークなどで素早く動けるようになる。
バランス感覚を養う。
であり、試合によって対戦相手との相対的な評価を行うべきではありません。
1つの技術を覚えたら、うまくなった。
スピード練習のタイム測定で0.3秒速くなったら、速く動けるようになった。
と褒めるべきであり、このことを評価すべきです。
将来に備えてバドミントンの競技力の基盤となる「技術」を習得し、「コート内移動
スピード」を向上する練習・トレーニングを実施しましょう!

H:指導者でハイバックやクロスネットは高校生になってから覚えなさいという方がい
ますが・・・。
飯野:その指導者は、ハイバックやクロスネットを指導できないので触れないよいにし
ているかもしれません。国際大会でトップレベルの選手が使っている全ての技術を練習
しましょう。年齢が高くなるにつれて技術を習得するための時間が長くかかります。

H:うちのチームは、スピード練習を実施していません。
飯野:各地で開催する講習会でスピード練習を行うと、明らかに実施していない選手が
多いことが分かります。小学生の大きな練習目的でもあるスピード練習を行っていない
ことはとても残念です。そして、方向転換を素早くするアジリティトレーニングや動き
始めを速くするクイックネストレーニングも行っていない選手も多いですね!

H:小学生で体が大きく試合に勝つから、その子は将来性があるとは思わないのでしょ
うか?
飯野:思いません。私の小学生の評価基準は、技術があること、素早い身のこなしでフ
ットワークが速いことです。体の大きな子は、試合に勝つことで満足し、技術を習得す
ることや速く動こうとしないケースがあります。このままですと、その子は、中学や高
校で追い越されることが目に見えています。

H:選手はどのようにして強くなっていくのでしょうか?
飯野:中学生になるとスタミナが向上する年齢になります。この時期にノックやフット
ワーク、打ち合いの練習で呼吸循環機能の向上を図り、併せて筋持久力向上のトレーニ
ングを実施します。それによってバドミントンのスタミナが向上します。
それに、小学生時代に実施した練習・トレーニングの内容をプラスして行います。
高校生になると力強さが向上する年齢です。最大筋力向上や筋パワー向上のトレーニン
グを実施しましょう! プライオメトリックトレーニングと併用して実施すると、さら
に速く動けたり、高くジャンプすることが可能になります。
それに、中学生時代に実施した練習・トレーニングの内容をプラスして実施します。
練習・トレーニングの実施頻度、時間、回数などは個人によって考慮する必要があります。
その後、多くの試合経験を積み、完成された選手になって行きます。

小学生の段階は、試合の勝ち負けで浮かれたり、落ち込んだりする時期ではりません。
目的を明確にしてお子さんに伝え勇気づけましょう!!


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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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