バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

個別性の原則

読者のFさんから以下の質問がありましたのでブログでも回答します。

<質問>
小学生を指導しています。前回のブログで「高校生の全日本研修合宿を指導していた時
は、最大スピードで二重とびを行うことを条件に1分実施して1分休みを10セット行っ
ていました。小学生は、実施時間やセット数を落として実施しましょう。」と記載され
ていましたが、小学生に対してもう少し具体的な実施回数とセット数の目安を教えてく
ださい。

<回答>
初めて縄跳びを行う選手は、縄跳びそのものが出来ないと思います。しかし、縄跳びに
慣れている選手は、高校生と同じように1分できるかもしれません。従って選手によっ
て異なり一律に決めることはできません。

仮にチーム全員で30秒実施して30秒休むを繰り返し5セット実施しようというメ
ニューがあった場合、途中でできなくなる選手、丁度よい負荷の選手、余力を残して終
わる選手が出てくると思います。
途中でできなくなった選手は、何とかごまかそうとしてやってる振りをします。縄跳び
がウォーミングアップではなく、バドミントン的なスタミナ向上を狙いとした場合は、
余力を残して終わった選手は、効果があまり無かったこととなります。
解決策は、選手の現在の能力に合わせて実施時間・回数とセット数を決めることです。
このことをトレーニングの原則の中の「個別性の原則」といいます。

しかし、チームで同じトレーニングを行う場合は、一人一人細かく決めることができな
いのでグループに分けて行ってみましょう。
例えば、実施時間20秒、休憩時間40秒、5セットのグループ
実実施時間30秒、休憩時間30秒、7セットのグループ
実施時間45秒、休憩時間45秒、10セットのグループの3グループに分けてみてく
ださい。
ある期間実施したら、慣れてきますので楽に出来るようになってきます。そうしたら実
施時間・回数、セット数を少し増やして行きましょう。併せてグループ分けを見直す必
要があると思います。
負荷を少しずつ増やしていくことを、トレーニングの原則の中の「過負荷の原則」とい
います。

これらのことは、縄跳びのトレーニングに限ったことではありません。お互いに打ち合
う総合練習や部分練習、ノックやフットワーク、筋力トレーニング(主に中学生以上で
実施)など個人の現在の能力に合わせて実施時間、回数、セット数を決めて行きましょう。

面倒かもしれませんが、指導者にとって必要なことですので理解し実施して下さい。
それによって選手は、トレーニングが苦痛ではなくなり目標を持って取り組んでくれる
と思います。そして、何よりもケガの発生のリスクを抑えることにもなります。


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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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