バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

どうしたら速く動けるの?

今回は、前回に続いての理論編です。前回でバドミントン競技力の概念が理解できた
と思います。競技力を構成する大きな要因の1つがコート内を速く動けることです。
速く動けるように
なるには、どのような練習とトレーニングを行ったらよいのでしょうか?
下の図は、コート内を速く動くための練習とトレーニングの内容を示したものです。

◆コート内移動スピード向上
コート内移動スピード向上

図の中の下部分が、基礎練習です。ゲーム練習、コート全面でシャトルを打ち合う総
合練習、コートの半分や4分の3などを使って打ち合う部分練習、選手を強制的に動
かすノック練習、フットワーク練習、苦手なショットが打てるようになったり、ショ
ットのコントロールを向上するための技術練習から構成されています。
これらのうち、ノック練習とフットワーク練習がコート内を速く動くための専門練習
になります。正しいフットワークをベースにしてコートを速く動く練習を行います。
コートを速く動く練習の条件は以下のとおりです。

◆コートを速く動くためのノック練習・フットワーク練習の条件
◎選手は、コート内を全速で動く
◎動いている時間は、10秒~20秒
◎運動と休息の時間比は、1対3以上
◎セット数は、4~6セットまで
◎週の実施頻度は、2回まで(2日連続で実施してはいけない)
 例:週1回をスピードノック練習、週1回をスピードフットワーク練習
 スピードフットワーク練習の代表的な例が、ブログでも紹介しています4点椅子タ
 ッチタイム測定や椅子を2つ使用して前後に速く動くスピード練習です。

専門トレーニングは、最大筋力向上のトレーニング、アジリティトレーニング、プラ
イオメトリックトレーニングがあります。
速く動くためには、筋肉が速く収縮し、大きな力を発揮する必要があります。また、
シャトルをやっと触って返球する際に体勢が崩れますが、その状態から立ち直りを速
くする必要があります。それらを達成するために最大筋力向上のトレーニングを実施
します。このトレーニングは、高校生になってから本格的に実施しましょう。

動き始めを速くしたり、方向転換を速くしたりするためのトレーニングがアジリティ
トレーニング(クイックネストレーニングを含む)です。足を細かく速く動かし、一
定方向やいろいろな方向へ素早く動く練習です。ラダートレーニング、アトミックハ
ードル(低いハードル)を使用したミニハードルトレーニング、ステップトレーニン
グなどがあります。このトレーニングは、小学生から実施しましょう。

つま先立ちで床を強く蹴って速く移動したり、動き始めや方向転換時に爆発的な力を
発揮するためにプライオメトリックトレーニングが必要です。代表的なトレーニング
は、縄跳びやジャンプトレーニングです。小学生からトレーニングを開始しますが、
着地の衝撃が大きくなるようなジャンプは避けましょう。

これらの専門練習と専門トレーニングを総合的に実施することで、コート内の移動ス
ピードが向上します。


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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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