バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

リーダー論

一般的に競技スポーツを経験してきた人の良いところは、挨拶がしっかりできて礼儀正しい、
命令されたことは忠実に実行しようとすることが評価されています。その反面、社会人の場合、
会社の上司の指示を待つ、自分の意見を発言しない(できない)などの傾向があるようです。

現代の社会に出た場合、指示待ちや自分の意見を発言できないことは見方によっては致命傷
と言えるかもしれません。どうしてこのようなことになったのでしょうか?

恐らく日本の競技スポーツの指導のあり方に問題があるのではないでしょうか?

指導者や上級生からの命令が絶対的であったり、選手自らが意見を述べる機会が与えられず、
指導者や選手間で会話をしたことがない等が長年に渡り継続されてきた結果かもしれません。

このような環境では、世界に通用する選手を育成することは不可能に近いでしょう!

 

私は、最近インターネットでサッカーの記事を読むことが日課になっています。とりわけレアル・
マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督の試合前後のコメントに注目しています。

世界有数のビッグクラブの監督であり常に勝利が義務付けなられている中、ファン、マスコミ、
対戦相手から想像を超えるプレッシャーを与えられている。その中で勝ち続けるにはどのよう
な思考と手段で対応しているのだろうか? と日頃疑問に感じています。

そこで先日「モウリーニョのリーダー論」世界最強チームの束ね方という本を購入していたので、
本日読むことができた。

 

その中で特に注目すべき内容を紹介しましょう。

「リーダーとは何か。私にとって、それは命令を下すことではない。ガイドすることだ」

とモウリーニョ監督は述べています。選手達の頂点に立って命令を出す、判断するのではなく、
選手の輪の中心にいて選手と対話しながらチームが一丸となり、勝利のための戦略を立て練
習方法を計画し遂行する。

以前モウリーニョ監督に指導された選手は、「モウリ-ニョ監督は、我々選手の意見を吸い上
げるのが好きでした。だからといって自分の考えてを見失うことはありませんでした。」選手に
質問を投げかけ、参加を促し、多様な意見が出てくることを期待し、最後に全員参加でチーム
の改善・向上を目指し、実現する。選手に質問するときは圧力を感じさせることなく、選手たち
自身がどのようにプレーしたいのか聞き出す。この手法で選手たちの信頼を勝ち取り、互いに
会話でき、違う意見を出せる雰囲気づくりも可能としました。

 

さて、冒頭の日本のスポーツ界の課題に戻りましょう。

なにやら、日本のスポーツ界の典型的な指導者とモウリーニョ監督のやり方は真逆にあるよう
です。

モウリーニョ監督のやり方は、言うのは簡単ですが、指導者の立場になったら非常に難しいと
思います。選手からのバドミントンの多様な意見(技術・トレーニング方法・練習方法・練習計
画・栄養など)に指導者は回答もしくは方向性を示せるのか? 何回かやってみて、まともな
回答ができなければ指導者に対する信頼が揺らいだり、反発さえ受ける可能性があります。

選手から意見を聞いているつもりが、選手に試される場でもあるのです。

そういったリスクを回避するため、選手との会話を自然と避けているのかもしれません。

 

指導者の皆さんは、どんな思考と手段でチームを運営し選手を指導されていますか?

一度、この本を読んでみると新しい発見があるかもしれません。

         ↓

「モウリーニョのリーダー論」

 

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  1. 2013/01/07(月) 08:00:00|
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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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