バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

ハイバックの打ち方ーその2

2013年1月20日ブログ公開の「ハイバックの打ち方」1~4の続編です。

5.肘の反動動作
肘関節を曲げ、肘を落とした状態から肘の位置を体の前面に沿って外側から内側へ向かって
動かす。動かした反動で逆方向へ押し出す。
肘を外側から内側に向かって動かした後、そこで一旦肘を止めてから逆方向へ押し出すとス
ウィングスピードが遅くなるので注意が必要である。肘を一旦止めることによって蓄積してい
た運動エネルギーがゼロになり、そこから再度スウィングを開始するわけであるから当然で
ある。肘はゆっくりでも動きを止めてはならない。
体全体を使い、力んでハイバックを打とうとする選手は、肘を上記のように上手く動かしてい
ない場合が多い。肘の反動動作を上手く使うことがハイバック上達の秘訣を言えよう。

6.ストローク
肘の反動動作の後に、肘を曲げた状態から伸ばし、肘から先の主に前腕と手を加速させる。
その際、前腕を回外し、その後、ラケットが遅れて出てきてインパクト(ラケット面とシャトルが
当たる瞬間)する。
ここで言う前腕回外とは、自分が自分の利き腕を見たときに、手の甲から手の平に前腕を回
転することを指す(ストロークの全体の中で前腕回外を行う。インパクトの瞬間に前腕回外を
行うのではないので注意が必要である)。
但し、ハイバックのクリアーとスマッシュは、インパクトの短い時間の間、ラケットの並進運動
を行い、飛距離を出す。
ハイバックのクリアー、スマッシュ、ワイパーショットでは、インパクト前後でハンドルを握って
いる親指を中心にハンドルを捻ることでさらにラケットを加速させる。親指を捻らないストロ
ークは、スライスショットである。
ハンドル:器具(ラケット)などの手で操作するときに握る部分

7.フォロースルー
インパクトの後をフォロースルーと言う。インパクトの直後にラケットを止めてはならない。イン
パクトの直後にラケットを止めようとするとインパクトの時点ですでに減速が始まっている可
能性が高い。

8.肘を押し出す角度
肘を押し出す角度は、シャトルの位置と最適な打点との関係で決まる。無理に打点を高くしよ
うとして上半身を伸ばして打ってはならない。上半身を伸ばして打つとスウィングスピードが遅
くなり、結果飛距離が出なくなる。

9.上半身は反らさない・動かさない
上半身は後ろに反ってはならない。後ろに反ることでラケットを速くスウィングすることが出来
なくなる。また、ストロークの動作に入ったら上半身は前後左右に少しでも動かしてはならない。
少しでも動かすことでスウィングスピードが遅くなり、結果飛距離が出なくなるばかりかャトル
のコントロールも失う。

10.打ち終わった直後にシャトルの軌道を目で追わない
インパクトの直後にシャトルの軌道を目で追いかけると利き腕の肩関節の位置が少し動く。
肩関節が動くということは、末端のラケットのコントロールに大きく影響を及ぼす。シャトルを
打ち終わった直後に~ と表現しているがインパクトとほぼ同時に肩関節が動いている可
能性が高いためだ。

11.背中を見せて打つ?
ハイバックは背中を見せて打つとも言われている。シャトルを捕らえる体勢によって背中を
全部といっていいほど相手に見せて打つ場合があるし、一部分だけ見せて打つ場合があ
る。

12.利き腕の逆の手
ラケットをスウィングする利き腕の逆の手は、力まずリラックスすることを心がける。

選手と指導者は以上のことをチェックして練習を行ないましょう。


にほんブログ村バドミントンランキング参戦中 
←クリック
スポンサーサイト

テーマ:バドミントン - ジャンル:スポーツ

  1. 2013/01/26(土) 18:00:00|
  2. 技術
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ジュニア指導に行ってきました | ホーム | 卓球界に学ぶ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://iinoism.blog.fc2.com/tb.php/43-9aeb6955
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

最新記事

カテゴリ

未分類 (16)
技術 (59)
セミナー/講習会 (91)
フットワーク (8)
愛用品 (10)
練習会 (6)
戦法 (9)
メンタル (2)
方針 (16)
練習方法 (38)
講義 (2)
トレーニング (11)
ウォーミングアップ (2)
ノック技術 (10)
練習計画 (7)
理論 (9)

月別アーカイブ

アクセスカウンター

最新コメント

コメントフォーム(質問・依頼は別途) 

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア

にほんブログ村 その他スポーツブログ バドミントンへ
にほんブログ村

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR