バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

手首を使う?

指導者のA氏と話をしていると「手首を使う」という言葉をよく聞きます。内容
をよく聞いてみると前腕の回内と回外のことを指していることに気がつきました。
手首を使う=前腕回内&回外で理解していたようです。しかし、前腕の回内と回
外運動は、正確には手関節(手首)の運動ではないので、これをそのまま選手に
伝えると選手は間違った解釈に陥り、いつまでたってもストロークが改善されま
せん。

 

そこで今回はストロークに関連が深い「手関節の運動」について少し掘り下げて
みましょう。

■手関節の運動は4つあります。

手関節の運動

1.手関節を手のひらのある側に曲げる運動を手関節の屈曲(掌屈:しょうくつ)
という。

    

2.手関節を手の甲のほうに曲げる運動を手関節の伸展(背屈:はいくつ)という。

手首を使うというと手関節の屈曲や伸展をイメージする方が多いと思います。
しかし、バドミントン競技のショットでは手関節の屈曲や伸展を使うことで
大きな運動エネルギーを得ることはできません。
(運動エネルギー:ラケットをスウィングする動力源)

 

3.手関節を親指の方向(橈骨側)に傾ける運動を手関節の外転(橈屈:とうくつ)
という。

  手関節の外転をおこない、その状態を保持するとリストスタンドになります。

    

4.手関節を子指の方向(尺骨側)に傾ける運動を手関節の内転(尺屈:しゃっくつ)
という。

ネット前正面でフォアとバックのスピンネットを打つ際、使用することがあ
ります。ネット前正面のスピンネットの多くは肩関節を支点にして腕をゆっ
くりスウィングして打ちますが、スウィング開始からインパクトまで時間が
ないときに手関節の内転を使って打ちます。(上記の肩関節を支点にして打
つ方法と連動するときもあります)

 

■前腕の回内と回外運動は「肘関節の運動」であり、上記の「手関節の運動」で
 はありません。

  前腕の回内と回外運動は、速いショットや飛距離を出すショットのときに使い
 ます。  
前腕回内回外  
   

本文を読み終わった後で手首を使うという表現だけでは、どう手首を動かすのか
具体性に欠けることが分かったと思います。どの方向へ動かすのか明確にして
会話するとストロークを理解しやすくなります。

 

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テーマ:バドミントン - ジャンル:スポーツ

  1. 2013/08/07(水) 09:00:00|
  2. 技術
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ダブルスのショートサービスは手首の動きでシャトルを送り出すのは正しいでしょうか。

いつも大変勉強になるブログ見させていただいています。今回の手首の話も分かりやすく、勉強になりました。
文中でスピンネットなど一部を除いて手首の運動を使うことはないと書かれているように受け取ったのですが、ダブルスのショートサービスはいかがでしょうか。
ダブルスのショートサービスは回外ではなく、手首の動きでシャトルを送り出すのだと思っていたのですが、まちがっていたら直したいと考えています。
ご指導いただければありがたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
  1. 2013/08/12(月) 09:20:42 |
  2. URL |
  3. おおかみパパ #cwVkW3nU
  4. [ 編集 ]

おおかみパパ様。飯野です。ショートサービスは手首の動きでシャトルを送り出すのでは?とのご質問ですが、質問の内容が若干不明です。以下の内容を教えてください。
1.ショートサービスとは、バックハンドでもサービスでしょうか?
2.手首の動きとは、屈曲、伸展、内転、外転のいずれを使う動きなのでしょうか?
明確に回答するためお聞かせください。
回答は、iino@quartz.ocn.ne.jpへお願いいたします。
  1. 2013/08/12(月) 13:14:14 |
  2. URL |
  3. 飯野 #-
  4. [ 編集 ]

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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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