バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

スピンネットの打ち方~正面

 今回はスピンネットの打ち方を動画を使って解説しましょう。
スピンネットは、今や小学生から練習するのが当たり前になっており、特別難しいショッ
トではありません。
スピンネットを打っているところをハイスピードカメラで撮影しましたので見てみましょ
う。最初はノーマルスピードで映し出された後、スローモーションに変わります。
モデルは、以前NHKスポーツ教室にも出演して頂いたO選手中学3年生です。O選手は
小学生の時からスピンネットの練習を開始しており今や完全にマスターしています。読者
の皆さんのイメージトレーニングになると考え本人、指導者の了解を得て掲載いたしまし
た。

◆フォアハンドスピンネット正面


◆バックハンドスピンネット正面


<スピンネット打ち方の解説>
◆スウィングはどこを動かすのか? 
  利き腕肩関節を支点にして腕とラケットを右から左方向へスウィングする。バックハン
  ドは左から右方向へスウィングする。 
 上記と連動して手関節の内転を使っても構わない。

◆スウィングのスピードは?
 ラケット面とシャトルのコルク部分の接触時間を出来る限り長くするとスピンがかかり
  やすくなり、シャトルのコントロールも向上する。従ってスウィングスピードは出来る限
  りゆっくりと行う。

◆ラケットスウィングを開始する地点は? 
  相手が打ったヘアピンをネット際で、尚且つ高い打点でスピンを打つ場合は、打点とな
  るであろう地点の最短距離からラケットスウィングを開始する。 

◆どちらの方向へ打つのか?
 フォアハンドは、インパクト後のシャトルの軌道を斜め左方向へ打つとスピンがかかり
  やすくなる。
 バックハンドは、斜め右方向へ打つとスピンがかかり易くなる。 

◆コントロールを向上するには? 
   シャトルがネットを越え、尚且つ出来る限り正確にコントロールするためにはフォロース
 ルーでラケットをネットの白線までゆっくり持っていくことが重要である。ラケットでシャトル
 をキャリー【carry:運ぶこと】する感覚を持つこととも言える。

 ◆飛距離を出すには?
 スピンネットを打つ時は、ラケット面が水平に向いているため、そのままの状態で打つと
   ネットを越えない場合がある。そこでインパクト前後で右足に体重をかけて体を前方へ
   押し出すことで飛距離を出す。

◎よくある悪い例
 講習会でフォアのスピンネットの練習を行うと20%近くの選手は、インパクト時にシャト
 ルを横から当てにいくのでスピンネットが打てません。ラケット面は、水平の状態から入
 りましょう。

 ★インパクト時の悪い例
スピンネットインパクト例 

<注意点>

動画は、その場で止まって打つ技術練習の模様を撮影したものです。試合や打ち合いの
練習では、ホームポジション付近やコート後方から移動した後、スピンネットを打ちます。
移動することでスウィングするための動力源である運動エネルギーが発生するため、動画
よりさらにテイクバックをコンパクトにし、スウィングスピードも遅くする必要があります。


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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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