バドミントン飯野佳孝イズム

選手を強くしたい指導者と強くなりたい選手のためのブログです。

スピード練習小・中学生ネット前&両サイド椅子タッチ【動画と解説】

2016年2月11日ブログ「スピード練習ネット前サイド椅子タッチ【動画と解説】でス
ピード練習を動画で解説しました。今回は、そのスピード練習の逆回りを動画で公開
します。
モデルは、仰木の里ジュニアチームの小学生と中学生です。

今回は、ホームポジション付近からスタートし①ネットバック前⇒②ネットフォア前
⇒③バックサイド⇒④フォアサイドと順番に移動してタイム測定を行います。

その際の注意点は、以下のとおりです。

・移動の際は、試合と同様にホームポジション付近を必ず経由すること

・ネットフォア前とフォアサイドのフットワークは、継足(シャセ)を実行すること

 継足(シャセ):右利きの選手は、フォアのネット前もしくはフォアサイドに移
       動する際、床を蹴った後、最初に右足を出します。次に左足を右足に近づけます。
       その後、右足を出してシャトルを打ちます。その際のフットワークを継足(つぎ
       あし、もしくはシャセ)と言います。


<練習の狙い>
コート内を速く移動するためには、足を細かく速く動かし最後の一歩を大きく出しま
す。さらに、打った後は、体勢の立て直しの速さ、方向転換の速さが求められます。
それらを総合的に向上するための練習です。

◆ネット前&両サイド椅子タッチスピード練習(小・中学生編)


<スピード練習の実施条件>
◎スピード練習で動く時間:10秒~20秒の間全速で動く
◎運動と休息の比率:1対3以上
◎セット数:1日当たり6セットまで
◎ノックやフットワークのスピード練習の週の実施頻度:2回まで
◎スピード練習は、疲れ切っていない時間帯に実施しましょう。


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◎指導を希望される選手やチームもしくは講習会開催、合宿指導の希望がありましたら、
   以下のメールアドレスに問い合わせして下さい。質問も⇒ iino@quartz.ocn.ne.jp 

◎ブログに掲載した動画は一部を除きYou Tubeから直接見ることができます。
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  1. 2016/04/14(木) 08:00:23|
  2. 練習方法
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ハイバッククリアを飛ばすための練習方法【動画と解説】

試合でハイバッククリアが、相手コート後方まで飛ばすことができれば、ラリー展開
が楽になりますね! 
今回は、前回の公開記事に続きハイバッククリアの練習方法を動画を使って解説しま
す。
ハイバッククリアもスマッシュと同様に利き腕の肘を後方に引き、ストロークを大き
くすることが重要です。

<練習方法>
バックハンドドライブを最初に打ちます。肘を後方に引き、ストロークを大きく
     することを強く意識して打ちましょう。
肘を後方に引き、ストロークを大きくして打てるようになったら、バックハンド
  ドライブとハイバッククリアを交互に打ちます。ハイバッククリアは、バックハ
     ンドドライブのストロークで打点を上げて打ちます。【動画参照】
フィーダーは、動画のようにシャトルを手投げします。しかし、速いスピードで
     シャトルを投げたり、近距離でシャトルを投げると、肘を後方に引く動作ができ
     なくなるため注意が必要です。

★動画モデルは、仰木の里ジュニアチームの小学3年生女子Y選手と中学3年生男子k選
   手、小学5年生女子M選手です。(学年は撮影当時)

◆ハイバッククリアを遠くへ飛ばすための練習方法


3名の選手共、右肘を後方に引いてストロークを大きくとっていますね!
とてもうまいです! 皆さんも是非トライしてみてください。

<ハイバックの基本的な考え方>
利き腕の肘を後方に引いくことにより、ストロークを大きくして打つ必要があり
     ます。そのことにより、ラケットヘッドが動く距離(軌道)が長くなり、インパ
     クト時に自身の最大加速度を得ることができるようになります。

バックハンドドライブとハイバッククリアの違いは、ラケット面の作り方です。
     両方共、インパクト時にリストを立てて打ちますが、ハイバッククリアはさらに、
     ラケットを立てて打ちましょう。ラケットを立てて打つことにより、ラケット面
     が上方向に向くことができ、高い放物線を描くクリアを打つことができます。

以下のことを実行すると、ラケットを速くスウィングすることが出来なくなりま
     す。
    a.打点を高くしようとして、インパクト前後に、上半身を伸ばして打つ。
    b.インパクト前後に、上半身を後ろに反らして打つ。
    c.インパクト前後に、上半身を前後もしくは左右に少しでも動かしながら打つ。
  d.右足(右利き選手)の着地と同時にインパクトする。

インパクト時は、右足(右利き選手)に体重をかけて打ちましょう!

ハイバックの技術背景と動画は、以下の過去のブログ記事を参照してください。
2014年4月7日公開「見よ!カッキーのハイバッククリア」
2013年9月7日公開「ハイバック改善法」
2013年4月13日公開「見よ!小5のハイバック」

<小学生選手への注意点>
小学生は、理想的なフォームでハイバッククリアが打てても、相手コート後方までシ
ャトルを飛ばすことが出来ないことが多くあります。それは、体がまだ小さいこと、
筋力が不足していることが挙げられます。それではなぜ練習するのかというと、小学
生段階は神経系の発達が著しいため理想的なフォームをマスターしやすいからです。
ハイバッククリアは、試合では使えないかもしれませんが、将来に備えて理想的なフ
ォームをマスターしておくべきです。
これは、スマッシュにも言えます。理想的なフォームを身につけてもノータッチさせ
るような速いスマッシュを打つことは、まだできません。
これも将来に備えて準備しているのだと理解しましょう!



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  1. 2016/04/07(木) 08:00:26|
  2. 練習方法
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

速いスマッシュ&クリアを打つための練習方法【動画と解説】

クリアを遠くへ飛ばしたい,速いスマッシュを打ちたいと選手は願っています。しか
し、フォームが適切でないため、それができなくて悩んでいる選手が多くいます。
できない原因の一つが、利き腕の肘を後方に大きく引かないためストロークが小さく
なり、最大スピードでシャトルを打てないからです。

特に女子選手に多く見ることができます。
なぜ出来ないのでしょうか?

<原 因>
選手は、ボール投げができない。ボールを投げたことがない。
     練習でボール投げや、それに準じた練習を実施する必要があります。

世界トップレベルの女子選手数名は、ラケットを高く上げた状態から肘をあまり
  後方に引かずスウィングしているためストロークが小さい。 それを見た選手と指
  導者は、それが正しい打ち方だと誤解しているため。
     上記選手は体が大きく筋力トレーニングを十分実施しているので、クリアは並み
    に飛びます。しかし、体が大きい割には、スマッシュのシャトルスピードが遅い
    ことが分かります。

指導者が、ラケットを上げた状態からラケットのスウィング開始を指導しているため
     ラケットを高く上げて構えろ! という指導は止めましょう! シングルスのホー
        ムポジションでの構えは、リストを立てて(リストスタンドして)ラケットヘッド
        を胸や腹の前に置き、そこから利き腕の肘を後方に引きスウィングを開始しましょ
    う。
などが考えられます。

<改善するための練習方法>
フォアハンドドライブを最初に打ちます。肘を後方に引き、ストロークを大きくと
     ることを強く意識して打ちましょう。

出来るようになったら、フォアハンドドライブとスマッシュを交互に打ちます。ス
     マッシュは、フォアハンドドライブのストロークで打点を上げて打ちます。
   【動画参照】

フィーダーは、動画のようにテンポよくシャトルを手投げします。しかし、速いス
     ピードでシャトルを投げたり、近距離でシャトルを投げると、肘を後方に引く動作
     ができなくなるため注意が必要です。

★動画モデルは、仰木の里ジュニアチームの小学4年生男子O選手と小学5年生女子I選
   手です。(撮影時の学年)


◆速いスマッシュ&クリアを打つための練習方法


2名の選手共、ストロークが大きくなりショットのスピードが増していることが分か
りますね! 非常に素晴らしいです! 皆さんも是非実施してみてください。

<注意点>
練習では、肘を引いて打っているのですが、ラケットヘッドが体の前から頭上を通
     ってスウィングする選手がいます。ラケットヘッドが動画のような軌道になるよう
     修正しましょう!

この動画の練習は、ストロークだけの練習です。このストロークが自動化したら足
     と上半身の動きを加えスマッシュを打つ練習をしましょう!

動画の練習が出来ても、実際にシャトルを打つと、元に戻っている場合が多くあり
     ます。まだ、自動化されていないからです。定期的に動画の練習をしましょう!

スマッシュやクリアを打つ際は、スウィングする腕を耳に近づけないようにしまし
    ょう。耳に近づけてスウィングすると、ラケットを速くスウィングすることが出来な
    くなリます。

<ストロークの基本的な考え方>
フォアハンドドライブで、肘を後方に十分引いてストロークを大きくできる場合は、
     相手が打った球があまり速くない場合です。相手が打った球のスピードが速くなる
     に従い、肘を引く距離が短くなり、テイクバックからインパクトまでのストローク
     が短くなります。

スマッシュも同様です。相手がネット前から打ったロビングが高く、インパクトま
     で十分な時間があり、速いスマッシュやカット、ドリブンクリアを打ちたい場合は、
     肘を大きく後方に引きストロークを大きくして打ちます。しかし、相手がドリブン
     クリアや低いロビングを打ってきたら、テイクバックからインパクトまでのストロ
     ークが短くならざるを得ません。
     このようにストロークは、対戦相手のショットの種類やスピードと自身が何を打ち
     たいかによって変化します。


肘を後方に引きストロークを大きくしてドライブやスマッシュ、ドリブンクリア、
     カットが打てることが重要です。それができるようになればストロークを短くし、
     コンパクトにスウィングすることが容易にできるようになります。

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  1. 2016/03/31(木) 08:00:52|
  2. 練習方法
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  4. | コメント:0

スピード練習ネット前サイド椅子タッチ【動画と解説】

コート内を速く動くためのスピード練習の動画は、2015年4月30日公開記事「スピー
ド練習でシャトル置き」、2015年2月9日公開記事「スピード練習【動画と解説】」、
2013年11月25日公開記事「スピード練習の動画とデータ公開」で2つの方法を紹介
および解説をしました。今回は、3つ目のスピード練習の方法を紹介します。

左右ネット前と左右サイドへの移動スピードを向上する練習です。

<練習の狙い>
コート内を速く移動するためには、足を細かく速く動かし最後の一歩を大きく出しま
す。さらに、打った後の体勢の立て直しの速さ、方向転換の速さが求められます。
それらを総合的に向上するための練習です。

<方法>
ホームポジション付近からスタートして、フォア前⇒ホームポジション付近に戻り⇒
バック前⇒ホームポジション付近に戻りフォアサイド⇒ホームポジション付近を経由し
てバックサイド⇒ホームポジション付近に戻る。を繰り返し椅子をタッチして行きます。
計16タッチしてタイム測定します。これを3セット
次に上記のまわり方とは逆のバック前⇒フォア前⇒バックサイド⇒フォアサイドで3セ
ット行います。

◆ネット前サイド椅子タッチスピード練習


<注意点>
フォア前とフォアサイドのフットワークは、右足(右利き選手)を出し、左足を右足
近くまで引きつけ、次に右足を出してシャトルに触ります(打ちます)。この動作を
継足とかシャセといいます。コート内を速く移動するためには、必要なフットワーク
です!

<スピード練習の実施条件>
◎スピード練習で動く時間:10秒~20秒の間全速で動く
◎運動と休息の比率:1対3以上
◎セット数:6セットまで
◎ノックやフットワークのスピード練習の週の実施頻度:2回まで
◎スピード練習は、疲れ切っていない時間帯に実施しましょう。

<スタミナをつけるにいは!>
さて、動画のスピード練習で椅子を30タッチ~40タッチしたらどうなるでしょうか?
選手2名1組でオールアウトまで交互に実施したらスタミナの練習になります。
スタミナの練習でも選手は、全速で動く意識が必要です。(実際は若干スピードが低
下します)。また、タイムの上限を決めて実施することもいいでしょう!
このように動く方法は同じですが、動く時間、休息の時間、セット数などを変えると
スピード練習になったりスタミナ練習になることが多くあります。

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  1. 2016/02/11(木) 08:10:30|
  2. 練習方法
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

初心者が空振りする

読者のHさんから質問がありましたので、ブログでも回答します。

 

H:小学生初心者の母親です。クラブに入って半年ですが、クリアを打つ練習では空振
    りばかりします。どうしたらいいのでしょうか?

飯野:クリアの練習では、どんな方法で行っていますか?

H:5名前後の選手がコート後方に列をつくり、コーチの方が高く投げるシャトルを1
    球クリアを打って次の選手に交替します。5名がローテーションして練習すること
    を中心に行っています。

飯野:選手の人数が多いから、このような練習を行っているのですか?

H:たぶんそうだと思います。

飯野:ほとんどの選手は、クリアを打てるのですか?

H:多くの選手は空振りばかりしています。

飯野:初心者の選手にとって、垂直近く落下するシャトルを打つことは至難の業と言え
    るでしょう。また、ストロークやフォームが確立していないのに自由に打たせてい
    ると適切でないストロークが身につく恐れがあります。

H:シャトルを打たない素振りから始める必要があるということですね?

飯野:そうです。しかし、シャトルを打たない期間が長すぎると飽きてしまうので、シ
    ャトルを打つことと並行して行う必要があります。最初は、素振りが中心ですが、
    徐々にシャトルを打つ練習の割合を増やして行けばいいと思います。

H:シャトルを打つ練習では、どのショットから練習すればいいのでしょうか?

飯野:初心者に限らずバドミントンの練習は、簡単な練習から徐々に複雑な練習に移行
    するのが原則です。バックハンドのドライブやロビングから練習しましょう。次に
    ハイバックです。高い打点で打つのはなく、バックハンドドライブの延長線上で自
    身の頭の少し上くらいを打点として打たせましょう。バックハンドの練習を最初に
    行い、グリップを徹底させます。

    次にフォアハンドのドライブとロビングです。最後に一番難しいクリアやスマッシ
    ュなどのオーバーヘッドストロークです。その際、一番の注意点は、選手がスウィ
    ングすればシャトルが当たるであろうエリアにシャトルを正確に投げることです。
    ラケットでシャトルを出すと多少コントロールが乱れるため、シャトルを手で投げ
    た方が狙ったエリアに球出しができると思います。

H;シャトルを投げる人と選手の距離は?

飯野:ドライブやオーバーヘッドストロークの練習では、至近距離過ぎてはテイクバッ
    ク動作が出来ないので、ある程度距離が必要です。1.5メートル~2メートル位離れ
    て投げてみてください。

H;初心者とシャトルを打ち合う練習は論外といっていいのですね!?

飯野:何が練習の目的かを考えましょう! 初心者でもシャトルを打ち返せる選手なら
  いいかもしれませんが・・。

H:冒頭の当チームがローテーションで練習する件はどうでしょうか?

飯野:選手がストロークやインパクトの感覚を身につけるには、できる限り続けて多く
  のシャトルを打つ必要があります。
1球を空振りして交替では、感覚が身につきま
  せん。

H:具体的な本数は?

飯野:選手の疲労や集中力との兼ね合いで本数が決まります。レベルの高い選手のコン
  トロール練習では、1回の単位が5分~10位行います。スピンネットやクロスネット
  などあまり疲れない技術練習は、1つのショットに15分ほど続けて行う場合もありま
  す。
初心者は、一般的には10本~15本連続して打つことから初めて見てください。

H:選手にシャトルを投げるコーチが多くないと練習できないですね?

飯野:そうです。それが問題です。練習に付き添ってきている父兄の方の協力を仰いで
  は如何でしょうか?

H:私は手伝います。

飯野:それと、ある程度正確に飛ぶシャトルの数が必要です。どれくらいのスウィング
  スピードで打てばいいのか? ラケットの角度は? など
感覚を研ぎ澄ますには、
  ある程度正確に飛ぶシャトルを使用することが不可欠です。

H:わかりました。別件ですが、選手がドライブを打つ技術練習で、フィーダーが選手
  のすぐ真横から手で球出しを行うのを見たのですが、いい練習になりますか?

飯野:練習はできる限り試合に近い方がいいわけです。試合でシャトルが真横から出て
  くることはありません。従ってこの練習の目的は、私には理解できません。

H;練習の目的が分からない場合は、止めたほうがいいですね。

これらのことをチームの指導者と話しをしてみます。ありがとうございました。

 

 

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  1. 2015/12/10(木) 08:00:09|
  2. 練習方法
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

第2回フィーダースキルアップセミナー終了

10月17日(土)千葉工大でノック出しの技術向上を目的とした第2回フィーダースキ
ルアップセミナーを開催しました。ノック出し受講者43名、選手26名の参加でした。

当初のカリキュラムに追加して冒頭で「ノックの狙い」のタイトルで講義を行いまし
た。
複数の参加者から
・バドミントン教本は読んでいたが、実際の講義を聞き競技力向上のイメージが明確
 になった。
・講義内容をクラブの選手に伝えたい。
・今まで実施していた練習・トレーニング内容が間違っていたことが分かった。
などの感想がありました。

◆講義風景
第2回 セミナー写真①

セミナーでデモを行った内容の一部を動画で公開します。
◆シングルス対角線ノック(動画)


シングルスは、対戦相手にコート内で一番長い距離がある対角線を攻められることが
多くあります。例えばバック奥とフォア前、フォア奥とバック前の対角線です。
バック奥とフォア前の対角線を動くノックですと、フィーダーはバック奥へクリアを
打ち、フォア前はドロップを打って選手を動かします。選手のレベルが高ければラン
ダムで対角線に球出しを行います。レベルがまだ低い選手や小学生などは、順番に球
出しを行ったり、動く範囲を若干狭めて練習しましょう。
このノックは、スタミナ向上を狙いにしているので、動く時間は30秒~1分30秒で乳
酸を大量に生成させるようにしています。2名1組で実施し、動く時間と休む時間を
1対1にします。スタミナ向上を狙う場合は、複数の種目をプラスしてオールアウトま
で実施しましょう。
小学生は動く時間を短く、休む時間を少し長くとります。3名1組で実施してもいいで
しょう。またオールアウトまで実施する必要はありませんが、少し追い込む必要があ
ります。

さて、この対角線ノックに指導者と選手が慣れてきたら少しノック出しのレベルを上
げましょう。クリアは高いクリアとドリブンクリアを混ぜましょう。ネット前は、ド
ロップの他にカットやスマッシュを混ぜて試合と同じように球出しを行います。
また、フィーダーは、椅子や台の上に乗って球出しを行うと、より厳しいショットを
打つことができます。

<ラケットで打つノック出しのポイント>
フィーダーの練習でドライブを打つ際、右利きの選手は、左手でインパクトまでシャ
トルを運びますが、左手が左の腹からスタートして体の正面付近でシャトルを放して
している方が多くいます。そうするとシャトルを上方向に放っているためシャトルが
回転して、打つ方向が定まりません。一方、左手を自身の口や顎付近に置き、右側真
横にシャトルを放ってみてください。そうするとシャトルは回転せず正確に打つこと
ができます。空中では、シャトルを回転させないよう左手でシャトルを持っていた状
態を維持させるようにします。
クリアやスマッシュを打つ時は、左手の位置を額や目付近に置き、右側真横にシャト
ルを放って打ちましょう!
インパクトでは、ラケット面がコルクの側面、もしくはコルクの側面+羽根の側面を
同時に当てるようにしましょう。
ポイントはシャトルを持った左手のスタートの位置です。そしてシャトルを真横に放
しましょう



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  1. 2015/10/22(木) 08:00:45|
  2. 練習方法
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第3回神奈川県小学生育成講習会終了

第3回神奈川県小学生育成講習会が9月21日(月)開催され講師として参加しました。
選手約50名、指導者約25名の参加です。
3回目ともなると選手及び指導者は講習会の流れを把握してきており、さらに、技術
指導ポイントの理解力が高まってきています。講習会の成果が目に見えて分かるよう
になってきました。
「継続は力」とは、正にこのことですね!

今回は講習内容の一部を動画で公開します。
<ラケットを立ててクロスネットを打つ技術練習>(動画)




◎状況設定と注意点は以下のとおりです
試合で対戦コートのサイドライン際へストレートスマッシュを打ち、対戦相手の腕が
伸びているのでストレート系へ返球されることを予測してネット前に詰めます。相手
のレシーブショットが長めに返球されたので、ラケット面を立てて(打点やネットと
の距離によってラケット面を立てる角度は異なります)クロスネットを打つ技術練習で
す。
① 選手はコート後方でストレートにスマッシュを打つ素振りを行います。

② ネット前でラケットを立ててクロスネットを打ちます。
左利き選手は、左足かかとから着地します。左足の着地と同時にスウィングしないよ
うにしましょう。左足かかとを着地してからスウィングします。
インパクト時は、体が少しでも前に突っ込みながら打ったり、前傾しながら打つとエ
ラーしたり、シャトルを正確にコントロールすることができなくなります。
動きながら打っている選手がいるかどうか動画内の選手をチェックしてみてください。
ラケットは、反動動作を行わずインパクト直前からストロークを開始します。反動動
作を使うとサイドアウトになってしまいます。
この練習で重要な点は、フィーダーがシャトルを手で投げてスマッシュレシーブのシ
ョットを再現することです。動画のフィーダーは非常に上手く行っているのが分かり
ます。

③ クロスネットを打ち、対戦相手はやっとシャトルに触りネット前に返球しました。
相手は後方に返球されることを予測して立ち直りを速くしてホームポジション付近へ
戻ろうとしたところをネット際にスピンネットを打ちます。

選手4名を1グループとして1分前後行い、別の4名1組のグループに交替し、これを繰
り返しました。そのあと、逆面でバックハンドのクロスネットの技術練習です。
この練習をする前にネット前で、その場で止まって打つクロスネットの技術練習を行
いました。

次回の育成講習会は、11月に2日連続で第4回目と5回目を行います。

今までの3回の育成講習会で、各指導者からいろいろな質問がありました。
なぜスピード練習(4点椅子タッチ)は、13タッチなのか?
スタミナ向上のノックはなぜ本数が多いのか? なぜ2名1組で行うのか?
小学生に必要な練習・トレーニングは?
などです。それに答えるため10月に指導者講習会を開催することになりました。
パワーポイントを使ってバドミントンの運動特性、年齢段階において実施すべき練習・
トレーニングなどの講義です、その後、今回選手10名のスマッシュをハイスピードカ
メラで撮影したのでフォームの解説と評価を行います。午後は、ラケットを使ったノ
ック出しの練習を行います。


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  1. 2015/10/01(木) 08:00:18|
  2. 練習方法
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  4. | コメント:0

動くスピードを抑えて練習する選手

読者で指導者のTさんから以下の質問がありましたので、ブログでも回答します。

<質問>
高校1年生男子のM選手は、県大会シングルスベスト32クラスで学年ではベスト8クラスです。
将来性はあると思うのですが、練習中速く動こうとしません。比較的ゆっくり動いて長くラリー
を続けようとします。同じようなレベルの選手には勝てるので、このままでいいと思っているよ
うです。技術と潜在的な動くスピードはある方だと思います。今まで通りの練習で強くなるの
でしょうか?

<回答>
M選手が、県トップレベルの選手(仮にA選手とする)と戦うことをイメージして試合のシミュレ
ーションをしてみましょう。
競技レベルに大きな開きがあるのでしたら、ラリーは余り続かず負けてしまうでしょう。技術と
動くスピードがあるということでしたらラリーは、ある程度続くと思います。

A選手は、コート内を速く動くことができ、スタミナもある選手です。そうすると、A選手は、シャ
トルのタッチが速く、返球までの時間が短くなります。速いテンポで攻撃されます。M選手は、
それに対応するために練習時よりギアを上げて速く動かなければなりません。ラリーも全体的
に長くなるでしょう。

A選手のショットは多彩で攻撃力があるため、ショットとコースの予測が困難です。時には、予
測の逆を突かれることもあります。
そうするとM選手は、今まで以上に床を強く蹴り、速く動き始めることが必要になります。予測
の逆を突かれたら下肢や体幹(腹筋群・背筋群)の筋力や筋パワーを最大限に発揮して、体
勢を立て直さなければなりません。

以上のような状況が続き試合の後半になってきたら、M選手は、乳酸が今まで以上に大量に
生成されるなどして動くスピードを落とさなければならなくなります。呼吸は非常に苦しくなり集
中力が低下します。
そして、ラリーを長く続けることが出来なくなり単発勝負に出てくるでしょう。
試合結果は分かり切っていますね。
県トップレベルの選手と試合をしたら、このような試合展開が予想されます。

:レベルの高い選手と試合をしたら、普段の練習時より速く動かなければならなくなり、ラリ
ーも長くなる。そして大きな筋力を発揮する場面が多くなる。結果、スタミナが低下して足が
止まってくるということですね!

飯野:そうです。スタミナという観点からすると、打ち合いの練習では、レベルの高い試合と
同程度の運動強度、もしくはそれ以上の運動強度で実施しなくてはいけません。
ゆっくり動いて長く続けることは訓練で獲得しやすいのですが、速く動いて長く続ける、シャト
ルを拾うなどの休憩をはさんでそれを繰り返す能力は、獲得が容易ではありません。

:どのような練習・トレーニングを行なえばいいのでしょうか?

飯野:スタミナ向上を狙った練習の例を紹介します。打ち合いの練習でシングルス2対1の1
が攻撃する練習があります。1が攻撃2がサイドバイサイドで守ります。1がクリアを打ってき
たら2はクリアで返球します。必然的に1が攻撃を行うことになります。他のラリーはフリーで
す。M選手は、コート内を速く動いてスマッシュ、カット、ドロップなどで攻撃を継続するように
しないと意味がありません。時々クリアを打っても構いません。
シャトルを2~3個持ってエラーしたら手持ちのシャトルを直ぐに出して下さい。全てのシャト
ルを使い切ったらシャトルを拾いに行きます。その時に休んで下さい。結果、ラリーが長くな
り、相対的に休憩時間が短くなります。運動強度が普段の練習より上がります。
オールアウトもしくはオールアウト近くになったら終了します。

また、スタミナ向上を狙いとしたノック練習では、30秒~1分30秒間厳しい球を出して速く動か
します。運動時間と休息時間は1対1でオールアウトまで実施します。もしくはフットワーク練
習でもいいです。実施条件は同じです。

オールアウトになる練習は、週2回程度がいいでしょう!
しかし、実施時間(回数)やセット数は、少ない回数やセット数から徐々に増やしていく必要が
あります。

:他に必要なトレーニングは?

飯野:ノックやフットワークによるスピード練習も必要です。
代表的なトレーニングが、最大筋力向上のトレーニングと筋パワートレーニング、クイックネス
&アジリティトレーニング、縄跳び(2重飛び)やジャンプトレーニングなどのプライオメトリック
トレーニングです。

:練習時間や器具などの問題がありますね!

飯野:出来るものから実施して行きましょう! また、選手が強くなりたいという気持ちがない
と長続きしません。非常にハードな練習・トレーニングになりますから・・・。

:本人の意思を確認します。

飯野:一度トップレベルの選手と試合を行ってもらい、どうような試合展開になるか様子を見て
みるのもいいでしょう。シミュレーション通りになれば動機付けになりますね!

:ありがとうございました。

<注>文中の練習・トレーニング内容は、高校生向けですので注意してください。

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   以下のメールアドレスに問い合わせして下さい。質問も⇒ iino@quartz.ocn.ne.jp 

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  1. 2015/07/09(木) 08:10:51|
  2. 練習方法
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プロフィール

Author:飯野佳孝
●主な著書&DVD制作
バドミントン教本「基本編」
バドミントン教本「応用編」
バドミントン教本「Q&A」
DVD見てうまくなるバドミントン教本
目でみるバドミントンの技術とトレーニング
「ナイスショット勇羽」原作者 他
●NHKスポーツ教室 企画・解説・指導
2001年・'02年・'03年・'05年
・'06年・'07年・'09年・'10年
●コーチングセミナー専任講師
●全日本ジュニア研修合宿指導委員長
1992年~2007年
●選手としての主な成績
デンマークオープンダブルス優勝 1979年
全英選手権ダブルス3位 1979年
カナダオープンダブルス優勝 1977年
 ペアは全て土田証雄氏

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